「バスの文化史」中川浩一

バスってのはもともと乗合馬車のオムニバスが縮まったものでね、というところから本は始まりまして、その起源はフランスのパリ、続いてイギリスのロンドンに渡り、という辺りからわりとあとはわーっと広がったのかな? という気もするんですが。

それからスイスのアルプス付近の話(日本人が多分最初に乗ったのがこの辺のはずなんだけど、という意味で始まってるんだけど、わりと諸説あるっぽくてあと土地の事情を延々と語ってるのでちょっと眠くはありましたw)。

 

で、日本になると広島が計画瞬殺、愛知と京都で開業後にあっさりダウン。

最初に定期運行されたのがどうも京王らしいって言うんですが、あの私鉄の京王です、初期路線が新宿まで届かなかったからバスで代行してたんだって、極めて当然ながらコストが半端なかったので赤字って当たり前だろう?!

なんか日本で2番目ってわりには1番目に触れてる様子がなかったんですが、どれをカウントしててしてないのかがよくわからないよ。数ヶ月続いたっていう京都かなぁ。

あと関東自動車という、ええと、東武に鼻であしらわれてたバス会社と(東武以外ともつかみ合いの喧嘩してたらしいです、よく生き残ったなおい)。

東京だとええと、東京市街自動車、かな? 青バスってほうが有名かと。

今の都バスの前身としても普通に数えられてます、戦時統制された時に市バスと一緒になったんよね。大阪って都市交通基本的に市の手で始めてた気がしたけどさすがにバスだけは負けましたって言われてたんですが初めて知った、そうだったのか。

あと箱根の話がわりとまとまってたんですが、あれ、戦前からごたごた揉めてたんだね、戦後の話もちまっと載ってます。土地の事情もあるのか、へー。