「関東大震災と鉄道」内田宗治

関東大震災はその名前そのものはわりと知られているものの、私の世代ならともかく10も下だともう発生日知らないような子もいまして(9月1日の防災訓練をなんで?? と不思議がってました、教養の問題じゃなくて単純に親世代から聞いてないんだろうなと)。

で、まあ、鉄道関係の本を読み始めてしばらくになりますが、関東大震災絡みで触れてるところってあんまり見たことないんだよね、私の沿線の京王線が一応そのあとで無料運転やったとか隣の玉電に電気送ったとか、車両の融通やったよんとか記録残ってるけど、近隣でどうも一番マシな状態だったっぽいしなぁ。

東京市電はよくわからなかったんですが被害額桁違いだなー…こりゃ立ち直れないわ。

千葉で総武線が一時無賃運転を、というのは話だけ聞いていたんですが、あまりに詰め掛けてっていうか線路に座り込みされて4本にて終了、て記録残ってなくてもあんまり不思議はないな。東京駅の周囲は壊れたものの東京駅は死守され、省線の中枢である東京鉄道局が残ったために基本的に組織だった行動が取れていたようです。

ていうか少し前から聞いてたけど震度としては小田原のが強かったのね。

東京は地震よりも下町の火事が主、神奈川は横浜がほとんどですね、倒壊件数なんかは結構東京より多いです、燃えてるからあんまり意味ないかもだけど。あと今の横浜駅付近で石油タンクが2社ほど燃えました、恐ろしい状態になったっぽい。

横浜市電の復活自体は東京市電より早かったものの車両なし、無蓋車作ったり、車両貰ったり。東京市電のほうは馬鹿にしてたバスを手の平を返したように開始。

 

被害としては駅ごと海に消えた駅が最強なのかなぁ、電車区汽車区と当時は疎らだったんですが、人的車両被害は少なめ、線路や電気系統は寸断って感じ、なんか運良い感じ。