『八重の桜』#32 兄の見取り図

ものすごーく正直に言ってしまうと、男だからしょうがないって言うつもりはないんですが、さすがにこの覚馬さんの身体の状態だと「女が主導しないと無理だよなぁ」と感じてしまうというか、維新前だとそもそも身分的に愛人としても認められないんじゃないのかなぁ、と考えてしまうんですよね。うんまあ、心酔はしてるんだとは思うし(立場が強くなってから付いてきた女性では全くないし)、大河の演出意図としてはともかく、史実で考えると若干引っ掛かるんですよね、八重さん家がそんなこと考えるはずもないんだろうけど。

というか、相変わらず一言も言い訳しないのな、覚馬さん。

 

そしてこの回では個人的に、長州、長州どうにかしろ?! と正直節々で思ってました、でも良く考えたら悪い人らってわけでもない、というか、今年の大河は長州に恨みでもあるのか! と思ったら、そうですね、会津寄り視点だから仕方ないか!

会津攻めでいいところ持ってくのはなんか“赤ジャクジの人”だったし(調べたら土佐)、薩摩って明らかにフォローされてますよね、まあ、この後の西郷隆盛を考えるとけして違和感があるわけでもないんですが、それにしても長州が酷いww

商人たちが詰め掛けて来た時も馬鹿にしきって相手にもしないんだけど(そこまではいい)、ただ、ご当人に特に知恵がないからね、という描写とセットなのは辛い。覚馬さんとわかりやすく対比するためなのかなぁ、ううん、まあでも、当時の政府の全体方針とどこが主導権握ってたかって考えるとこの評価も仕方ないか。

京都にて博覧会を行い、ウィーンでの万博に参加して欧米に自国産業の売り込みを、というのは確かに納得の説明ですね。意外とこの視点では聞いたことなかった。

てか、この時期の女子教育ってどうなったんだっけ…結構面倒なことになりそうだな。