『社会と銀行’10』#2 金融システムにおける銀行の役割

とりあえず経済関係については若干なりと素地があるのでメモを取らずに漠然と見ている状態なんですが、見ていて感じることが「銀行働け!」でしょうか、本来一つっていうか二つの機能「預かって/貸す」というのがあるだけだと思うんですが、この銀行、しばしばっていうか定期的に貸さなくなることが、あれですね、それ自体を批判するつもりはないんですが、日本の場合特に預金比率がそこまで減ることはないんだ。

ただ、景気が悪くなると必要以上にっていうか、本来の景気よりも過敏に行動しがちな銀行っていうか、これも実経験によるから仕方ないんでしょうが。

バブル期に過剰な施設投資を勧めておいてあとから貸し剥がすって構造は叩かれていたからなぁ、というのも一旦置いておくとして。

単なる事実として、一つの状況、特定の相手に「のみ」資金の提供を行うという機関が次から次へと林立され、時に政府が自分で出てかなくてはならなかった、というのはさすがにあれだよなー、素直に銀行働けって思いますよね、どんだけさぼってんだよ。

 

実際に主に語られていたのは銀行に預け、銀行がそれを運用する“間接金融”と、一個人やまあ法人なども含めてですが公開株式を購入するような“直接金融”、証券投資はあんまり日本では浸透しないんだよねー、というのもまた別の角度からの「働け銀行」なんですが、痛い目見た話以外本気で聞いたことないですわ、真面目に。

(実際には極端な手数料の高さがネックのようです、手っ取り早く稼ぎたいらしく。)

と、様々な金融機関や金融商品の話だったんですが、その多彩ささを見ているとどうしてもこう、上のようなことを、共済ローンとか農協とか、あれって結局歴史の中でじわじわと増えてったようなもんなんですね…。