『社会と銀行’10』#4 信託ビジネスとは

この回のコンセプトは多分「意外と信託って身近な存在なんだよ」ということではないかと思うんですがなんでも平成16年に“改正信託業法”ってのが施行されまして、それ以前よりも信託で取扱えるものが増えたんだよー、という流れの中で出てきたのが不動産信託とかなのかなぁ? どっからが昔から扱えててどっからが新しいのかちょっと微妙。

ええと、著作権や排出権信託は新しく増えたところですよね、あと、今後の展開として農地信託、船の信託、牛の信託などの可能性も、ということを口にされていたんですが、そういうのもまず銀行なり金融機関が先導してってことになるのか、責任重大ですね。

(それこそ農家とか船舶事業とか農牧なんかの未来の一旦を担ってるってことだよね。)

不動産信託がなにかよくわからなかったんですが、あ、これ森ビルだわ、六本木ヒルズとか表参道ヒルズとか、実際地権者の方が住んでる区域とかありますよね。巨大ショッピングセンターとか再開発って多分こういう方式多いんだろうな。

あと、金銭債権? というのがちょっと謎だったんですが、講義の中ではこの表現を避けていたものの、要するに“サブプライムローン”かこれ。要するにローンを商品化して銀行から切り離し、リスクを分散する(利益もリスクもそっちに行きます、証券商品てそういうこと)という機能はあるものの、どうしても危険が購入者に伝わらなかったりとか。

銀行にはリスクがないために安易な投資を行うようになる、と、ああ、うん…。

 

前回と前々回の講義でもそう主張していたような気もするのですが、日本の銀行は海外に出なきゃ駄目だよ、というのがどうもこの講義のメインの人の主張なのかなぁ。

どっちかというと国際化というか、もうちょっと明文化しては欲しいですかも。

てか農地牛船舶の信託は進んで欲しいですねw 排出権より得意だと思う。