『八重の桜』#41 覚馬の娘

要するにこの回の話ってまず増税の理由が「西南戦争で金を使いすぎた」ということで、その負担を全国に分配しようとしたら、すでにそこには県議会が存在しており、という流れですよね。県令は中央政府からの任命なので、押さえ込もうと思ったら押さえ込めるけれど、というのが多分全土的に展開していたんじゃないでしょうか。

例えば京都府議会に内戦をするための費用を負担しろ、というのならば、そもそものその前の段階、西南戦争をするかどうか、という決定から口を出せるようにしていないと不当なんですよね。県令の槙村さんが内訳出せって覚馬さんに言われて、出さずに突っぱねているというのもそこのところはわかっているからですよね、結局。

ものすごく正直に申し上げれば、戦争の前に全国の県議会に戦争をするかしないか、という議題を争わせるというのは、あんまり現実的でもないというか、時間が掛かりすぎて勝てるものも勝てない! というところまでは気持ちがわからないでもないんだ。

(あんまり考えたことなかったんですが、税金に種類があるのもその流れでしょうね。)

だからってまあ、国会なんて冗談じゃないってのも、なんかが違うよなぁ、と。

戦争のために国が存在してるわけでもないし、大雑把に一般行政と軍事を別に扱う必要があるってだけの話だと思うんですけどね、このあとの時代にもだけど、軍事目的の遂行のために一般行政を掌握する、というよくわからん展開になるんだよね…。

 

ついに10年後の約束で国会を作るという公約になるのですが、もう覚馬さんvs槙村さんのような顔見知り同士の、という話ではなくなるんだろうね。

まあ、それもこれも新しい時代の流れなんでしょうか。

覚馬さんの娘さんの婿は熊本バンドかー、新島さん家って強い婿さん多いよねw