『現代日本の政治’11』#8 官僚制と政治

大雑把に前半で日本の官僚支配は本当のことだとか、後半は公務員の(まあ官僚って言ってましたが公務員叩きだよなぁ)もっとも目立つ弊害であるところの天下りに関しての話だったんですが、個人的には前半は非常に納得なんですが、後半は、なんだろう、上手く言える気がしないんですが「そもそも天下りは組織構成のために必要な手段で」という部分ではなくて、その次の段階でちょっと違和感があったというか…。

年金や賃金に関しても同じ部分、要するに民間よりも安い賃金にすると優秀な人材が入ってこない、優秀でない人間が外に出て行かないって言ってるんだと思うんですが。

正直、ここの講義で語ってた方たちにはものすごく明確な基準があるんだとは思います、思いますが私には全く共感が出来ない、もちろん一般人である私の目に触れる段階で、かなり特異な存在しか見てないんですが(要は事件関係者)、人として壊れてるだろこれ…、というのが大事な大事なエース様として扱われてるのはフィクションじゃなかったよなぁ。

というかそもそも、現在は官僚の主導じゃないんだから、そんなに明確な能力者もいらない気もするし、まず能力の有無をわかるようには説明して欲しい気はします。

 

前半は普通に面白かったんですが、もともと日本は辻清明の「官僚主導論」が主流で官僚が強い、と言われていたんですが1970年代には「政治主導論」村松岐夫によって否定され族議員などの存在がクローズアップされ。

その間にチャルマーズ・ジョンソンなどの「通産省と日本の奇跡」によって産業政策の再評価が、という変遷も経ていたんですが、最終的な結論としては戦後は官僚主導ではあった、だからこそ政治家の言うことを聞かずに緊縮財政で全体的に利益があったってw

その後この体制が崩れてしまうんですが、個人的にはこの時代の官僚なら優遇したいww