「日本の私鉄8 東急」カラーブックス・第1シリーズ、宮田道一

東急って確か最近の本(いつくらいからなのかは正直正確なところはわからないんですが)では“年間乗降客数日本一”の私鉄として紹介されているように思うのですが、1981年の本だと特にそんな記述はなかったかな? この頃はまだそういう感覚があんまりないのか、それとも当時は違ったのかはわかんないんですけどね。

そういやなにしろ、一時乗車率でトップクラスの悪名を誇ってた田園都市線もまだ新玉川線と名前別れてるしなー、一回だけ「田玉線」って書かれてたんですが、本当に呼ばれてたのかな、ちょっと名前が可哀想な気がするんですがw

 

この本は1981年のカラーブックスの日本の私鉄シリーズの第1弾。

近いうちに1989年版の東急の本も読むつもりなので、その間にどのくらい変わったのかちょっと楽しみです、そもそも、最近の路線図でここまで大規模に変わってるのって少なくとも関東だと東急くらいしかないしね(支線増えたところはあるけど、東急の場合は東横線以外がほとんど変わってるしやっぱり違うよな)。

んで、つくづくと感じたんですが、このシリーズって本当は車両中心なんですよね、車両の数が少なかったり、支線数がやたらと多かったり歴史が複雑だったりするとどうしてもそれ以外の部分が語られたりするんですが。

正直、歴史の複雑さとか支線の数は多いものの、さすがにステンレスカーに最初に挑んだ東急なので、そっち重視するのも当然だしな、この点については全く妥当だよね。

とはいえ、そのテイストなら技術の進歩語りが聞きたいんですが、どうも鉄道マニアの人の趣味とは微妙に違うようで、ちょっと残念。

あと以外と初期の経営が簡略だけどわかりやすい、東横ヤバいなやっぱりw