『環境工学’13』#5 水生生物・生態系の保全と再生

正直この回の講義で出てきた「貧酸素水塊」というのがいわゆる青潮赤潮のことを指しているのか、それとはまた別の部分をさしているのか、全く別物ってわけではないとは思うんですがなんとも微妙なところでした。

今まで疾病関係と地震関係の講義だと、いわゆる日常生活で聞きなれた俗称のようなものにも触れていたり、違いの説明をしてくれていたりしたんですが、環境問題に関してだと言葉が変わる可能性があって間違えのもとになりかねないってことなのかなぁ。

水中の酸素濃度は「底層DO(溶存酸素濃度)」という指標で表されるようです。

で、この酸素濃度が下がると生きていける生物が減り、全ての生き物が死に絶える低濃度、というのも存在するようなのですが、ああまあ、なんとなく薄っすらイメージ出来るな。

 

他に指標となるのが透明度、透明度が低くても生き物にとっては直接の影響はなく、むしろ滋養という点ではプラスではあるものの、プランクトンなどの植物光合成の妨げになる、と聞いて、納得しました。うっわー、忘れてました、そうだよね!

で、藻場や干潟などは一度破壊されるともう戻ることはない、という話(今の技術では)。

保存と保全の違い、これ気になっていたんですが「保存」って環境そのものからの人間の排除のこと指してたんだね、そりゃ我々の生活に関わる部分は「保全」にもなるわ。

で、「再生」、破壊と劣化された状態の改善ではあるものの、正直以前の生態が正確に残っていることが少ないため、近隣の自然生態系を目指すなんてことにもなるようで。

その再生に関しても生態系の機能と構造を段階によって、目的によって再建、回復、復原、代替などそれぞれのやり方があるようです(全く別物でもないんだろうけどね)。

生態工学の汚濁防止技術、に関しては次かな? まあ壊れる前に防ぐのが楽だよなぁ。