『探検バクモン』奇々怪々?ろう人形の館

マダム・タッソーの蝋人形館が引き合いに出されてましたがろう人形作家・松崎覚という人物の蝋プロというアトリエ(自宅でもあるのか、あそこに住んでるのかww)がテーマで、この方、一般の受注も受け付けててアトリエ公開はされてないみたいなんで、それで潜入して欲しいっていうリクエストが行ったんでしょうか、すごかったです。すごかった。

正直、マダム・タッソーなんかで見てる蝋人形は形は完璧だと思うものの、血が通ってる気はしないというか、死体をそのまま固めてるっていうジョークがたまに出てくるんですが、多分それ、形の完璧さと血の通ってなさを反映してると思うんだよね。

ここの蝋人形は「あれは実際の死体を」と言われたら死体じゃあんなふうにならないよ! と反論したくなるくらいに生きてるような雰囲気でした。一人だけ動いてるって言われてたんだけど、生身の人間と比べるほうがしっくり来るんだよね本当に。

おかげでちょっと感情移入しやすい私としては、後半の作業工程を見ながら「いやーっ、痛いーっ!!」とか半泣きになりながら見てました、痛くない痛くない…疲れた。

 

で、挙げ句の果てにコンセプトとしては作家の蝋人形を作る時は通りいっぺんは作品を読んでどんな人物だったか想像するんですよね、とか、故人を作れって言われると想像出来なくて大変なんですよね、とか、技能的にはわかるんだけど魔術師みたいな言動だなw

ここの人形だけが唇も別拵え、目も別に作って爪はあとから固め、毛は一本ずつ埋め込む、という恐ろしい作り方をしてました。他は彩色だそうです、ああうん、違いの理由がよくわかりました、そしてこの技術が日本っぽいと言われるとそんな気もする。

ところで一体二体、動き出したりしないんですか? と田中さんだったか聞いてたんですが、動いても別に違和感ないな。仕方ないと思うんだあれだと。