『探検バクモン』東京銭湯パラダイス 神業の湯

極めて個人的には銭湯というのは、昔東海にいた頃はわりと純粋な娯楽で、東京に出てきてから生活の一部としている人がいるみたいだなー、と感じることがあったんですが、大田区ほどではないんでしょうが、私の住む渋谷区の一角にも結構銭湯残ってるんですよね、この辺にそこそこ数残ってる古い建物と連動しているのかなぁ、という気もするのですが。

大田区などは関東大震災ののち、工場が移転した土地で、工場勤務の関係で今に至るまである程度銭湯が数を残した、というのをどこか別の特集で聞いた覚えもあるなぁ。

 

で、この番組見るまであんまり深く考えたことはなかったんですが、そういや上下水道、少なくとも上水がない限り銭湯ってちょっと難しい気はするね? 温泉ならともかく。

この回に出てきていた明神湯さんも、正確な時期は忘れてしまったんですが確か近代以降の開業で、もちろん作りなどは江戸の頃とは全く違うんですが、庭に飾ってあった富士山の岩ってあれ時々お寺などにある富士塚などと同じ習慣ですよね、なんとなく微妙につながっているというか、あれも案外どこかから移したものだったりするのかなぁ。

『テルマエ・ロマエ』という古代ローマと銭湯をテーマにした漫画家さんが(的確な自己紹介ですw)、古代ローマ側の習慣から語ってらしたんですが、なんか正直よく似てる。ローマでは奴隷が服の見張りをするところが番台だったり、まあ日本が混浴だったり(ただ一緒に入ってる女性は花街の方だったみたいですね、絵に残ってる人物の髪形がそれらしいのだとか)、微妙に違うのだけれども裸になってしまえばあんまり身分の差異などは気にされなかったとか、そもそも公衆浴場自体がある文化がそんな数ないよねぇ。

江戸の頃の銭湯とか、明治の銭湯って多分一度建物の作りなどは軽い断絶をしたと思うんですがいつぐらいにどうして作られるようになったんだろうね、不思議な存在だよね。