『東京人』2007年08月号「東京の橋100選」

まあ100個も選んじゃうと仕方ないような気もしないでもないんですが、全部写真ないんかよ! というのが正直なところなんですが、どっちかというと川や周辺の土地や来歴なんかに興味がある側の人間なので(でも『東京人』を手に取る人はどっちかというとそっち寄りじゃない?)、ちょっと多かったんじゃないかなぁ、と思えないでもないのですが。
現在はあれですね、勝鬨橋は跳ね上げ式の橋だったんだよーん、とか、かつてのように上げられる橋にしようぜとかちまちまとは聞くんですけど進展してない、のかな?
あと日本橋のほうは高速道路どうにかなるって聞いたんですが、こちらはあれですかね、三井の力ですかね、さすがにあの橋の美しさは誰でもわかるので妥当だと思います。
というかあれ作った時点でさすがにどうかしてたよなぁ…。
特集でゴムボートで川下り? 上ってるのかあれは、してたのは神田川でかつての神田上水、よく見かけるのはあれです、中央・総武線の御茶ノ水辺りにある堀ですね、人工物だよ、と言われたら納得する人のが多いんじゃないでしょうか。
ただ、存在感自体があの辺りにしかないのは高速道路が「蓋」になってるからだろうなぁ、と思わないでもなく。


この本自体はどっちかというと橋の構造や建築された時代の技術的な違いに焦点が当たっていたのですが(どの橋がどの程度残ってるよ、とか関東大震災後の橋の建築とか地名への影響とかは面白い話でしたw)、私が気になるのは機能や歴史の話、とはいえ、そっちをメインにすると確かに今そこまで存在感のある橋少ない気もするしなぁ。
川から見上げる機会が極端に減った今だとそれも仕方ないんでしょうか。
昔は橋って生活の中心らしかったんですけどねぇ、水運もうちょっと戻らないかしら。