『物質・材料工学と社会’11』#1 現代社会と物質、材料工学

技術が科学に裏打ちされるようになったのはつい最近、19世紀くらいからの話、ということはつまり産業革命の辺りってことかな?

まず「技術」というものを考えるとそもそも人類の歴史は材料によって区分されてきた。

人類最古の職人は金属職人だ、という説もあるらしいです。

翻って「科学」というものは非常に新しく、一つの起源としては紀元前6世紀のギリシャ・アテナにあると言われている。とはいえ、当時の職人と科学者との地位の違いは明白だったそうで、なかなか複雑な関係と言えるのね。

科学と技術が結びついたのは近代の天文学の発展によるのではないか、ただ、それもまだ完全に融合したとは言えないのではないか。次の発展は産業革命の時代。

(しかしこの流れは正直全体的に西欧中心だなぁ、西洋よりもっと狭いよw)

1882年にエジソンが本格的な発電所を作ったってよー、エジソンは小学校すら出てなかったんだけどいろいろ発展してくると科学者を雇う必要が生じたよ、ということはこれも技術と科学の融合って流れの話なのか。

1856年、パーキンのモーヴ染料(本当は薬を作ろうとしてたんだってww)。

結構な分岐点になったというのはなんとなく想像が付くね、そして科学技術者=工学者が誕生したそうですよ、今も職人も科学者もいますけどね、とのこと。

 

1945年に米大統領に向けV・ブッシュ氏が報告書(科学-果てしなきフロンティア)を提出、科学技術を戦後の時代にどう活用しましょうか、という問いかけをしたそうです。

この授業では現実の生活や物質から材料を語る、という本来の材料工学とは別のルートを辿るそうなのですが、正直な話、そっちのが説明は困難だけどそのほうが現実的だよなぁ。