『物質・材料工学と社会’11』#9 情報機器2:ディスプレイ材料

毎回技術の推移、というよりはその技術そのものを理解するのに時間が掛かるのですが、ディスプレイで面白かったのが「光る、もしくは隠す」という部分でしょうか、要するに光の三原色を光らすか、もともと存在してる部分を隠すかっていう2つの系統があるみたいです、さらに白黒テレビだとあれですよね、オンオフだけってことでいいのかなぁ。

ブラウン管が白黒テレビで、蛍光灯に例えられていたPDP(プラズマ)。あの3色が光る私たちに馴染みのでいいのかなぁ、細かく赤と青と緑が並んでるので昔よく虫眼鏡で見たりしたねぇ。

LCB(液晶)が隠すタイプ、まず物質に「結晶/液晶/液体/気体」という段階がありまして、結晶と液体の間、不透明で流動性がある段階が液晶。これは外部からの刺激で形状が変わりやすいのだそうです(というかそうコントロール出来るものを使ってるのね)。

分子が長細い/ネマテック、位置の規則性がない/コレステリック、螺旋階段状となっている/スメクチック、層状となっている(固体に近い)などの複数の種類がありまして、性能差が結構あるから多分ここの組み合わせが違うんだろうね。

 

で、今一番新しいのがLEDに例えられていていた有機ELディスプレイ。

結構勘違いしてることが多いんですけど(当然私もです)、LEDもあくまでも大括りの構造のことを指すのであって、材料が違ったり、細かい構造が違ったりしてるみたいなんですよね、この辺は赤色LEDと青色LEDが違うみたいに捉えたらいいのかしら。

これは光るタイプですよね、あ、そっかLEDだから電力消費が少ないのか。

あと、電子ペーパーはトナー型と「コレステリック液晶とカラー構造」に分類されるって光るかこれも隠すかの違い、でいいのかな? 表示する時のみ電気が必要って機能ですね。