「首都圏鉄道完全ガイド 主要私鉄編」双葉社スーパームック

 

第1章が新宿系、2章が池袋、3章が渋谷で、残りの私鉄は東京東部・南武という具合にまとめられていたんですが(なので東武東上線西武新宿線などのサブ系統が独立して語られている体裁でした、というか、首都圏の本なのでむしろ東武スカイツリーライン伊勢崎線はちょっと控えめな扱い方)、沿線の駅それぞれの乗降数なんてのはともかく、地価の比較グラフなんてのはあんまり見ないですよね。
なんとなく認識してる通り、やっぱり都心側から順々に安くなって行くんですが、急行の止まる駅だと高かったり、特定の地点に行くまではほとんど下がらなかったり、と路線ごとで地味に傾向があったりするんですよね。
スタバ・マクドナルド率や沿線自治体の事業者数や人口の県内順位なんかもそうなんですが、微妙にどういう人が読むのかはわからなかったです。私にはすごく面白かったけどw

 

沿線の人間なんかだと京王線が結構端のほうまで人口があまり減らない(というか乗り換えとか急行の有無でそんなに変化しないんですよね、乗降客数はまた別として、人口は)ってのはなんとなく知ってるんですが、データとして示されると誰にでもわかるなーこれ。
だいたいの路線は優秀なところで都心から3分の2くらいから半分くらいのところで地価ががらっと変わる地点があったり、小田急の場合は実際の距離よりも急行などに左右されてる傾向があったり。乗降客数そのものが減ってるのが京成くらいかな。
ところで乗降客数が増えてるのに混雑率が減ってる東武スカイツリーラインは…観光需要かなやっぱり。スカイツリー様々ですよね、ホント。
西武がメトロ線への乗り入れで混雑率を減らしていたり、東急田園都市線が混雑率対策をやってもやっても追いつかない状態とか、知ってたけどデータで見ると面白いよね。