「京王の電車・バス100年のあゆみ」NekoMook

京王の電車・バス100年のあゆみ (NEKO MOOK)

京王の電車・バス100年のあゆみ (NEKO MOOK)

 

 

京王線の沿線に傘下の書店があって、そこに行ったらある日腰くらいの高さに4段くらいあちこちに平積みされていて、まあ、他の地域よりはるかに興味を持つ人は多いのだろうけども、最近関連書籍が年数冊ペースで出ているので鉄道マニアと沿線住民の合わせ技でもない限り難しいんじゃないかな、と思いながら3冊くらいは加担しました。
こ、これで勘弁して下さい鉄道本って特にフルカラーだと高いんだ…。

 

京王線は大正2年、ついでに井の頭線の前身の帝都電鉄は昭和8年、バスは諸事情にて目的地点に到達しなかったので2年ほど走らせていまして、いつどの京王由来の資料を見てもだいたい略してないのがちょっと特徴的じゃないかと思います。
あと、小さい駅の記録は一度資産の確認をした戦後3年目(東急離脱後ですね)のものが主になってるんじゃないでしょうか。新宿駅や渋谷駅のかなり大きな工事記録がない理由はよくわからないんですが、他の会社だとあんまり略さない気はするw
調布の地下化はさすがに一番最近で、ちょっとですがマスコミも入ったので画像も残っていたんですが、一面に埋め尽くされた作業員の数が、すごいww 終電から翌日の数時間に食い込む大工事だったので、多分作業人数でカバーしようとしたんだろうな、としみじみ。わりとこう、大抵のことにシンプルな発想で対峙する会社らしくて微笑ましかったです。
なにぶん鉄道マニアに足を突っ込んでいるのでさすがにほとんどの資料は見たことがあるんですが、沿線地図は京王閣を真ん中にぼーんと描いたほうはよく見るんですが、その何年か前の全く内容が違う地図はこのサイズで見たの初めてだなぁ。
地味に今の東急世田谷線が計画線だったり、王子電車(今の都電荒川線)の計画線なんてのもあるわ。写真や絵は見る人が見ると結構面白いんじゃないかしら。