『週刊 ダイヤモンド』2014年1月18日号「富裕層は何を買っているか」

週刊 ダイヤモンド 2014年 1/18号 [雑誌]
 

 そもそも日本に富裕層っているのかな、ということからピンと来なかったんですが、米国に続いて第2位の492万人が1億円以上の財産を持つ富裕層と超富裕層として存在、増加率が85%、てのはどこからの変化かなぁ、2013~2018年が一つの区切りになるみたいなので5年くらい前でしょうか、…日本ってひょっとして不景気になって加速度的に富裕層増えてるってことになるんじゃなかろうか、全然そのイメージがなかったなぁ。
が、この富裕層は欧米、アジアに大人気の日本の不動産にも尻ごみし。
金融商品にも痛い目にあっていて、みたいな感じのことが延々と語られていたんですが、そういや日本の株式市場って海外投資家によって支えられてるみたいなこと言われてたっけ、NISAで個人投資家も増えたんじゃないかと思うんですが、まあ額としてはそれほどでもないし、低額投資の免税制度だからなぁ、あれはそもそも。
結局日本国内の富裕層の動きとして語られていたのが主に節税対策、しかも太陽光発電の買取制度を使っての一般家庭に負担を押し付けての節税の構図、ということが語られていたんですが、なんだ、日本ってフィランソロピーの精神がとことんないですね。
アジア系の富裕層が日本の不動産で京都の碁盤の目の内側とか軽井沢とか、銀座などはともかく、山手線の内側の中央線よりも南側のかつて武家屋敷のあった辺りだとか、麹町などまでが視野に入ってるのを見るとやっぱり単なる形だけでもないし、自分たちで使うためだったり、自分で使わないまでも小さな個人用の賃貸として、という行動は普通に日本にとってありがたいと思うし、それと比べるとますますなんだかなぁ、という気持ちに。

特集外だとオムロンダイキンなどの強さと今後の展望などが語られていたんですが、オムロンの30年を掛けての中国対策はすごい。ダイキンは今後どこかと合弁するのかな?