『週刊 ダイヤモンド』2014年3月8日号「いい会社わるい会社」

週刊 ダイヤモンド 2014年 3/8号 [雑誌]
 

 

この特集そのものが外資全盛だった時期から一息付いて、外部評価ではなく中の人間の視点で企業を見直そう、という観点で作られているのかなぁ、という気もしないでもないのですが、かつて花形の代名詞みたいなものだった「外資」(要するにその頃は数が少なかったとも言えるわけで)とそうではない企業「日系」という区分が出来ていてその時点でちょっとびっくり、そういや日系企業年功序列社会保障なんかも見直されてるんだっけ。
ただ、いささか意地の悪い見方をすれば人数が多く満足している企業、能力の有無で蹴落とされない企業(要するに日系スタイル)のほうが能力のある一部の人間が非常に大きな成果を上げる企業(概ね外資)よりも良い成績になるんだよね。
どちらが企業スタイルとして正しいのか、ということは一概には言えないような気もしますが、ただ、能力優先であったほうがいい業態と、日系のある程度まで使える人材さえいればいい業態ってのは最初から存在してるような気もするなぁ。
私、インフラ系の企業は全ての国で日系スタイル導入していいと思います。
しかし中から見ると本当に普段見てる企業ランキングとは全くの別物だなぁ、リクルート系の評価が非常に高く、銀行や金融機関の人気は陰り気味、総合商社…も昔は花形だったような気もするけど、かつてとはニュアンスが違うんでしょうねこれも。
そして外食、旅行にコンビニ、多分スーパーなんかもでしょうが凋落気味、と。
これは単に不景気の時に皺寄せを食う部分って気もするけど、あと参入障壁がわりと低くなってるってこともあるのか。疲弊気味って表現していいのかも。

特集外だと三菱商事の社内の風通しを良くするって今の時代に?! というのにむしろ感心しましたよ、さすが体力ある。それと被災地の現実の話、NPOとの関係も難しいね。