『週刊 東洋経済』2014年3月29日号「経済超入門」

週刊 東洋経済 2014年 3/29号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2014年 3/29号 [雑誌]

 

 

テーマが別れていたのでばらばらと読んでいたのだけれども、あれか、円安でも貿易が伸びないのは(円高でも売れる企業に関してはわりと飛躍的に数字を伸ばした)、そもそも円高下でもやっていけるように現地法人を増やしていたっていう構造的な問題もあるのか。
そこまではまあわかりやすかったものの、これは政策実行前にわからなかったのかね?
経常収支(貿易収支)が黒字から赤字になるまでにまだ時間も掛かるし、赤字になったからと即座に国内経済が駄目になるわけでもないものの、今の日本の借金は主に信用で支えられているのだから、と言われると首を竦めるしかないし。

貿易高を伸ばすには日本の遅れた貿易体制を一気に整えるTPPが有力ではあるものの、アメリカ大統領がそこまでの権限がない、て、任期の最後の1年はもう普通に選挙がないから好きなことをする年って言われてるからなぁ、脆弱みたいに今更言われてもな。
そして現政権はウクライナ問題でロシア側に立っているが、そうすると対中国の尖閣問題に付け込まれる可能性が高くなり、と言われてもなぁ…、交渉引き出す余地のある国がロシアくらいしか見当たらなくなってしまった状態だと、まあ、いいとも悪いとも言い難く。
ある意味でロシアの暴走を回避するためには悪くないって思われてるような。
フラジャイル5というのは脆弱な経済状態の国家のことなんだそうですが、ひょっとして面子固定されてないのか、しかし今までのグループと違って夢がないw
そういやビットコインは脆弱な体制ではあるものの、脆弱な経済状態になった国が一時的に逃げ込む手段となりうるのか。それ自体はともかく、投機の手法が出てきそうだなぁ。
全体的にあんまり明るい話題はないものの、そこまで悪くもなく、全体的に低調な感じかなあ、特集外だとM&Aくらい。シナジーも価値創出も重複部門リストラも普通の話だね。