『週刊 東洋経済』2014年4月19日号「本業消失」

週刊 東洋経済 2014年 4/19号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2014年 4/19号 [雑誌]

 

 

ところで少し前に『ダイヤモンド』で「ソニー消滅!!」という特集号を読んでいたんですが(この東洋経済の号の1週後だな、すごく印象が被るww)、そちらとは違ってこれはマイナスの記事ではなく、要するに富士フィルムの場合はそもそもフィルムそのものが一般的ではなくなってしまった、という状況が現実になってしまったんですが。
写真フィルムは採算性が非常に高い商品だったので、むしろ鉄や自動車が消滅するよりもショックは大きかった、と言われていたんですが、そこで培った高い技術力と高品質がそのまま他産業への展開を可能にした、ということになるらしいです、現在は化粧品や医薬品などで名前をよく聞きますが、別にそこに限定してるわけでもないんだって。
今はまだ採算ベースに乗るほどでもないっていうような産業もぽちぽち、あるらしい。
要するにあれだよね、ジリ貧になる前の貯蓄がある時点で方向転換したからこそだよなぁ。

あとの業態に関してはどちらかというと上手くいった多角化、という感じで、富士フィルムのための特集だったような気もします。
で、この号の第2特集として挙げられていたのがシャープで、シャープに好印象を持ってる人も少なくないと思うんですが、多分東洋経済もそうなんだろうね。富士フィルムに続いて欲しいなぁ、と思ってるんじゃないかな。別のインタビューでソニーが軽く触れられていたんですがソニーは川下、パナソニックは不十分だけど川上(業態のトップの技術を持っているかどうかって意味だね)、てことを考えるとシャープはこう、川上だよね、世界規模の技術持ってるのはシャープくらいって企業なんだよね。
ただ、それなのにここまで業績悪化させたのは反省してもいいと思うけどw
あとヤマハM&Aも得意分野を伸ばす記事で、この号全体的にテーマ共通してたな。