『週刊 東洋経済』2014年6月21日「社長の通信簿」

週刊 東洋経済 2014年 6/21号

週刊 東洋経済 2014年 6/21号

 

 

面白かったのはむしろ特集外の台湾の鴻海(ホンハイ)に関しての記事だったんですが「シャープに騙されたー!」という発言は正直なところ微妙で(融資額や条件に関しての細かい話で、特に証拠もない口約束なので)、ただどうも韓国のサムスンからの融資を引き出すための条件に使われた節はないでもないかなぁ、という曖昧な印象だったんですが。
「今でも機会があれば融資したい」とか振られた男性が未練たらたらで語ってるようだったと雑誌側にまで言われていたんで、この嘘付く意味は薄いよなぁさすがに…うん、裏切ってなんの得があるんだ、というのが全体的に見て妥当な気はします。ていうかさすがにサムスンには適わないものの、年商4兆って…かなり大きい企業だったんですね。

で、メイン特集が『社長の通信簿』だったんですが、正直面白くはなかったです、なんかテーマがばらばらというか、外資が絶対優位ではなくなったはずなのに外資賛美が仄見えたり、根性論が顔を覗かせていたり。どっちかというとカリスマ経営者は後継者がなかなか育たないから駄目とか、ゴーンさんも埋没してしまったとかの駄目出しの部分には意味があったと思うんですが、どうもこう、特集を貫く主題が、と思ってよくよくランキングを見直してみたらソフトバンク孫正義さんが圧倒的1位を掻っ攫っていたので、特集が組みようがなかったんだな!? としか言い様がなかったですww
あれだよなー、社員からの評判が高い会社も営業成績が安定してる会社からもほぼランクインしてなかったし、拡大をランキングに組み込んだらもとが小さいところになりそうだし、うーん、日本の企業スタイルにあったランキングではなかったって感じなのかも。
ニトリファーストリテイリングの評価も、一歩踏み間違えれば、みたいな危うさあるからなぁ。胡散臭い孫社長は、別にそんなに心配してないんですが、さすがに1位じゃなw