『週刊 ダイヤモンド』2014年6月28日号「病める製薬 王者タケダの暗雲」

 

えーと、創業者一族(の本来の後継者ではないとされていた人物ですね、時々インタビューでも見てたけど結構好きだったんだけどなぁ)の社長の時代が先々代かな、その時代にデータの改ざんなどの虚偽広告の疑いが出まして、その後社長交代。
米国勤めの時期が長かったという日本人社長を経て、米国人の社長へと交代したよ、というのがこの特集の時期ですね。米国の名門製薬会社であるミレニアム社の買収の時期ってどの辺かなぁ、悪い買収でもないという評価だったんですが、今回の社長交代に伴ってのリストラによって人材が流出し、あまり買収の成果は上がらなかったと言えるようです。
全体見てもインドのランバクシーよりはマシって、マイナスではなかったって意味かな…。
そもそも全ての始まりは製薬会社の持っていた特許が切れていく中、新薬の開発およびその認可が進まない、という事態のように思うんですが、それに押されるような形で国境越えたM&Aもだいぶ多いんだなぁ。
先代の長谷川社長は、なんていうのかな、中身が欧米人と言われていたようですが、どうもそれが悪い方向に悪い方向に働いたように傍目には見えるなぁ。なんか半端っていうか、東洋と西洋の悪いところ取りみたいな感じなんだよね。例えばリストラをしないと言っておいて実際にはポストを減らしていくので、逆に「なにか問題を起こしたのではないか」と疑われて転職しにくいとか、そりゃそうもなるよなぁ…。
米国人社長になって好転するとは言わないんですが、まあ一旦は落ち着くのかな。

 

特集外だとアドラー心理学という、古典的なフロイトユングとも並ぶ人物が最近日本で流行っているよ、という記事があったんですが、まあ、あれだ、なんとなく今の時代にようやく受け入れられたってこと自体に意味がある気がします。今まで必要なかったんだ。