『週刊 東洋経済』2014年8月2日号「親子で選ぶ大学」

 

正直なところどうして特集タイトルが「親子」となっていたのかはちょっとわかりにくかったかなぁ、まあ、心配のあまりに願書を親が書いてしまい、それでミスがあって受験が出来なかったりするみたいなケースは確かに親子で知っておくべきだけど…惨い話や。
大雑把に言えば各大学が個性重視を志すことによってグローバリズムと内面だの特性だの重視という代わり映えのしないコンセプトばかりになってしまって見分けが付かなくなり、結果的に偏差値重視するしかない、というのは責めたくないよそれ当たり前だよ!?
(各大学に対しては言いたいこともあるな、うんさすがに。)
そして見分けが付かないのは企業も一緒なので、だったら偏差値で判断したほうがマシだろ、というのもなんにも悪くないよ。特に成績は良くないけれど実地や専門特化した大学に対しての企業評価は高いってことは単に一辺倒に判断してんじゃないよね、これ。
そもそも大学の必要数が減り、一定ライン以上の大学は特に焦る必要がないものの、以下で特色が打ち出せていないところは難しい、というのも純粋に人口の話だよなぁ。
大学教育の是非という面に関してはさすがに大学側からのアプローチでは限界あるしね、いくつかの成功している大学が、あまり偏差値が高くないというのも純粋な危機感なんだろうな。傾きかけたところほど上手く行くって言われてましたが、まだ破綻までには時間が掛かるのかもなぁ、大学経営の観点からだとまた違うんでしょうが、今回の特集範囲外。

サブ特集は日本の外国人労働者とアメリカの(中身のない、と言われる)株高の2つかな、そもそも日本の労働環境は露骨なまでに酷いんですがそのことに対して改善するつもりがないというか、人が集まらなくなってもまだそのことに気付かない。
もう日本に来る必要がない、とまで言われても、それでも改善はしないって頑張るね…。