『鉄道ピクトリアル』2013年5月号「横浜・川崎の鉄道」

前に鉄道雑誌は『ピクトリアル』が一番いいですよ、的な勧められ方をしたことがあったんですが、そうですね、「横浜・川崎の鉄道」という特集の中で神奈川県というのは県名県庁所在地とが違うという指摘があるが、もともと開国の頃に東海道神奈川宿の側にある横浜という寒村をすでに知られた港であった神奈川の一部だと言い張って開港したものの、実は横浜のほうが港としての地形的に有利だったため、横浜にほとんどの資本が集約してしまい逆に神奈川は一漁村となってしまった、ということが語られているとはあんまり予想してなかったです、これは歴史好きには読みやすいww
どちらかというともともと港湾関係の路線(or東西幹線である東海道線の通過点)であり、時代によって様々な事情による転換を見せたところから、その中から一部が沿線の住宅地化が起こり、安定した路線と変貌するに従って設備や路線系統そのものが少しずつ整えられていく、という二面的な側面についてが語られていたように思うんですが。
横浜市営地下鉄ってどういう位置なんだろうねこれ、正直この流れだとちょっと異質。
どっちかというと横浜市電以降ネタかってくらい不遇なイメージが、川崎市電もだけど。

港湾鉄道路線に関しての一覧などもあったのですが、こればかりは完全に外的要因によって変化してしまうものなので、盛衰があることそのものは仕方ないんでしょうね。ここの中から変化したのが根岸線、ということでいいのかな?
横浜線はかつて八王子の絹を横浜港に運ぶ、というニュアンスで作られようとしたものの、そもそも開業前から難航し、開業したと思ったら国有化され、沿線の軍事化などの事情も絡まって今に至るまで微妙な立場にあるってのは聞いてたんですが根岸線との一体化? それはマニア目線なのかもしれないけど面白そうですね、それいいなぁ!