「銚子電気鉄道(下」RM LIBRARY-143、白土貞夫

銚子電気鉄道〈下〉 (RM LIBRARY 143)

銚子電気鉄道〈下〉 (RM LIBRARY 143)

 

 

極めて個人的には経路が同じで出資者が共通していたという「銚子遊覧鉄道」を前身として扱うのは(別物として扱ってもいいとは思いますが)、別に構わないんじゃないかという気もするんですが、これ著者さんが細かいことが気になる方なんでしょうねw
で、銚子電気鉄道はというと、まず蒸気機関だった前身と比べてガソリン気動車を用意しようとしたもののもうすでに開業の時点で燃料不足が懸念され、勢いで中部の私鉄(伊那電気鉄道って4つの会社で飯田線形成したとこだよね?)に電化を頼み。
頼んだもののわりと車両を用意するのが大変だったみたいです、あと、デキ3というのがいるのですが、電気・機関車で覚えやすいし見た目も可愛いのでどこでも人気のこれ、どうもガソリン機関車が1号2号で「3号」扱いだったようです、ちょっと雑いかなww
戦中戦後の物資不足で資材がなく、「ただの箱」になってしまった客車とか。
ほとんどが1両編成なのに自走出来ない付随客車買ってどうするつもりだったのか。
デキがとことこと客車を引いている姿は可愛いんですが、なんでああなったのww
小さいけど貨物車両を複数引いていたり、客車が貨物車両を引いていたり、結構フリースタイルな気もするなぁ。国鉄との直通だと5両のこともあったっての、だいぶ特別だったんだろうなぁ。漁師さんたちに起こされて臨時列車とか、地元で愛されてるわけだね。

時々名前を見ることもある、なくなってしまった私鉄とか、西武所沢工場とか、京成とか京王重機とか、結構あちこちと関わってるようで、最近ちょっと知られてるのが京王の戦後の車両ですとか。確か…こないだ脱線してましたが(でも補助金戻ってきたよ!)。
営団銀座線車両リバイバルとか、カラーに統一がないというか、車両揃えるので精一杯ですよね。開業した直後からこれだけ長生きしてる時点で褒められていい。