「東京のれきし 道路・鉄道まちづくり編」双葉社スーパームック

まあすっごくぶっちゃけ、知らないこと一つもなかったんですが、参考文献見たらだいたい読んでるところが被ってたので「そういうことかな」というふうに納得したんですが、要するにあれですよ、ブラタモリとか街歩きとか凸凹地形とか。
(の直接の系統ではないんですけどね、そっから既存の概説書取り込んだみたいなつなげ方でした、悪いわけではないです全く、ていうかこれだけコンパクトなのはすごい。)

江戸に幕府が開かれた段階でそもそも海は埋め立てられ(ていうか徐々にやってったんだけどね、大地震や大火の時に命じられた寺の話とかもあるよ)、朱引きという市街地範囲が作られ、あ、そうだこれだけ知らなかったんですが、なんで目黒だけ突出してたんでしょうね? そういや近代関係の土地の本でも時々目黒特別扱いされてるんですよね。
外から様々な物品が運びこまれていたのですが、近代になって鉄道が走り、馬車が走り、駕籠よりもずっと安価な人力車が走り、個人的には馬車会社の範囲をもうちょっと頑張って欲しかったですがなんか本ないよねあれ!!
馬車鉄道が出来てこれが市民生活の決定版だったみたいです、そこまで安くないけど、今の電車賃としても高めくらいの価格なので確かに結構破格。ところで品川馬車鉄道は?
で、東京市電が走り、その前後に私鉄の電車が走り始め市街地は膨張し続け。
東側は日本橋、煉瓦街の銀座、繁華街の浅草、それから東北との結節点の上野。
西側はそれに遅れて新宿に渋谷、池袋。新宿だけですね昔からそこそこだったの。
地下鉄が語られたり、そこにつながる百貨店が語られたり、東京オリンピックと高速道路が語られたり、本当に知らないことが一つもなかったんですが。
ある意味でざっとまとめて見るには良かったかな、それとも密度高すぎる?