「静岡鉄道秋葉線-石松電車始末記」RM LIBRARY-18、吉川文夫/花上嘉成

静岡鉄道秋葉線―石松電車始末記 (RM LIBRARY(18))

静岡鉄道秋葉線―石松電車始末記 (RM LIBRARY(18))

  • 作者: 吉川文夫,花上嘉成
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2001/01/01
  • メディア: 単行本
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この本で扱われていたのは明治35年に762mmの馬車鉄道として開業した秋葉馬車鉄道が前身の、ええと、廃線した時点では静岡鉄道秋葉線か、昭和37年から昭和50年までの間に静岡鉄道に引き取られた路線が徐々に廃線になったようなので、その初期の頃の廃線みたいですね、すごく大雑把に戦後の時代に大活躍し、モータリゼーションの流れの中でひっそりとその役目を終えたうちの一つらしいです。
(まあ、この時代のこの選択は正直仕方ないよなぁ、静岡の鉄道の縦の動線みたいなものを見てるとなんか半端な部分があって、そういう意味だと勿体無いとも思うけど。)
すごく大雑把に静岡県内の「東海道線との接続線」の一つ。
ちょっと名前が知られているのは玉電からの車両が走っていたって点かな。

ええと、まず駿遠電気(すでに電気鉄道も走らせてたらしいけどね、静岡鉄道静岡清水線だって)と合併することになって電化され、それから改軌、かな?
玉電が1067mm→1372mmに改軌したのがその少し前だったので、ちょうど762mm→1067mmへと改軌したのとタイミングが合ったんでしょうね。
この時点ではまだ東急ではない時代です、合併から始まって改軌まで大正8年から大正15年くらいの出来事っていうので、まあ静岡の鉄道そのものが玉電となんらかの関係があったのかもなぁ、玉電の改軌が大正9年のことだしね。
その後、静岡電気鉄道が昭和16年の時点で東急の傘下にもなっているようなので…東急じゃないなまだ東横だな、これも玉電からの縁なのかなぁ? ちょっとわかんない。
前後がややこしいのでそればかりになりましたが、明治35年からの存在だとだいぶ由緒正しいよなぁ、そのせいか自動車と一緒に走ってるとむっちり詰まってて可愛いww