「東海道ライン 全線・全駅・全配線(5」名古屋駅-米原エリア、川島令三・編著

名古屋市の地下鉄、ええと、名古屋市交通局の路線がそもそも4巻と5巻に分断されていたのでありゃ、と思ってしまったんですが、よく考えたら首都圏のほうもそうなってたから今更だったな。分冊というより、他のシリーズに分断されてましたしw
(まあ地下鉄は、地下鉄単位の本でありますし。)
4巻で愛知県の東側をぽちぽちと眺めてたんですが、あちらは半島の端まで路線が曲がりなりにも残っていたものの、岐阜はほとんどが名鉄のテリトリーというか、いまいち力尽きるみたいに路線が延びてないなぁ、という印象。この地図の外側にもまだ路線はあるのかもしれませんが、そもそも地図の端が山の中ってわけでもないよなぁ、これ(樽見鉄道は貨物メインで現在は第3セクター落ち)。養老鉄道も上下分離で生き伸びました。
名鉄小牧線の近くを通っていたピーチライナーが廃止になったとあり、再開発という単位だとあまり上手く行っていないのだという話も。ただ、廃線って率で考えるとそんな酷くもないんだよね、路線がある限りは人口をそこまで深刻に心配してもないし。
岐阜県内で独立してなくて大きな都市ってことだと名古屋に向かってしまう傾向があるのではないかと思うんですが、愛知県も三重の半分もそんな感じなんだよねぇ、あちこちに分散させずにそこ一点に集めたみたいな構造になっているんですが。
かつての住人だからわかるけど、なんでそうなったのかはよく考えたら知らないな。
この本では全ての路線が名古屋に集まるという欠点に関しては触れる傾向ではなかったので、意外と廃れずコンスタントに人がいるという側面がわかりやすかった気もします。
一言で言えば名古屋につながってれば別にどこでも大して変わんない!

ところで東海からの北陸行きの接続の需要ってどうなんだろうわかんない!?