「関東鉄道竜ヶ崎線-龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線(上」RM LIBRARY-168、白土貞夫

関東鉄道竜ケ崎線(上): 龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線〔RM LIBRARY 168〕

関東鉄道竜ケ崎線(上): 龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線〔RM LIBRARY 168〕

 

 

茨城県と千葉県との境い目辺り、かな、近くに利根川って言われてましたが、昔近くに祖父の家(一応高台の別荘地だったみたいなんですが、教科書でこの辺の大規模水害を読んだこともあるんだよなぁ)があった母親に聞いてみると支流のほうが近かったはずとか言ってるし、地図が4.5km間なので正直重要なところまで届かずw
うーん、どうも読んでてわかりにくかったんですが、もともと竜ヶ崎がそこそこ重要な土地だったのに石炭輸送を重視していた常磐線にとっては不利な地形だったらしくて避けられ、そのために土地の人間によって竜ヶ崎までを主につなぐための路線として作られた、という認識でいいのかなぁ。
正直、あくまで鉄道の側からのみ見ている本なので触れてなかったんですが、水害と高台の住居ってのも案外関係のある話なのかもしれないな、と薄ぼんやりと。
明治20年以降の「私設鉄道法」によって国有化もされず、むしろ大手私鉄にも属さず、という路線は本当に数本ってところなんですが、まあ一応京成系の中での資本提携なので全く関係ないってわけでもないのかなぁ。個人的にはよく残ってたな、というのが正直なところなんですが、土地の人にとっては重要な路線なのかもね。

ただ、なんというかとにかく走っていればいい、というところが前面に出ているというか、中間駅が3駅あったものの結局廃止され、最後まで乗る人が圧倒的、もともと762mmで作られたのに改軌したんですがあくまで貨物の事情、馬車鉄道という案もあったんだけど軽便のほうが安いから! と、なんだろう、よく思い返してみるとわりと最初からリアリスティックに路線さえあればって割り切ってた気もしますw
今は3両のみの車両をワンマンで動かし、でも廃線とかは考えたことなさそうだよな。