『週刊 東洋経済』2014年10月4日号「パナソニック」

 

パナソニックによる三洋電機の買収って薄っすらと記憶がある程度ですが、「エネループ」という蓄電池にある日「パナソニック」という文字が前面に出てきてなんじゃこりゃ、と言われていたあれだよなぁ。
あの時、私は正直嘆いたり叩いたりするほどの問題だとは思わなかったもの、結局あそこで疑われていたのは買収先に対する扱いとセンスだったんだよね。
そう考えると、今となると実に正しかったんだな、と思います。
定番品として親しまれた商品名が入ってたところに買収した側の企業名置くか普通?! というのは、確かになんかもっともだったね…、うん。
で、すごく大雑把に言うと不採算路線のリストラは滞りなく上手くいったものの、さて今後の展望があるかというと特にない。三洋電機の側の従業員の扱いはその買収後のパナソニックの経営状態によってか極端に悪く、さすがに歪。
どっちかというと三洋電機のほうがはるかに技術で売ってたわけだし、なんのために買収したんだ? みたいな話だよなぁ。広いジャンルに手を出してニッチ層に、という方針を立ててるそうですが、それパナソニックじゃなくて三洋のカラーじゃないの。
経済状態はかつて良かったので今も悪くはないようですが、なんか甘ったるいね。

メイン特集外だとサントリーかなぁ、新浪さんが来たので注目されてるところがあるけどサントリーの内部のほうが悪いなこれ、となりました。ひっどい同族経営だなこりゃ。
不動産バブルはまあまあ今動いてるものは目があるものの、周辺効果は低そう。
個人的にDeNAは社長も好きなんですが、ああ、ここで出てきた黒子ってベイスターズ買収の時の会見の人か…、あの人もいいよね! 頑張って欲しいわこの会社。