「国鉄コンテナのすべて(下」RM LIBRARY-122、吉岡心平

国鉄コンテナのすべて〈下〉 (RM LIBRARY 122)

国鉄コンテナのすべて〈下〉 (RM LIBRARY 122)

 

 

上巻を読んで「どうも話がすっきりとつながらないなぁ」と思ってたんですが、昭和44年にコンテナの私有制度が始まって(イギリスのフレートライナーという制度が成功したからなのだとか)、翌年昭和45年には10トンコンテナをISO規格に適合させ、それに伴って5トンコンテナも改造したよー、ということで、ここでもう一回5トンコンテナが出てきてそれも少しずつ配備が減っていって、ということでわりと納得。
JR貨物になって以降の配備があってもこの本での取り扱い範囲じゃないしね、実際のところ今はどうなっているのかちょっと気になってますがw
ただ、JR貨物に移籍された分は青い塗装をされて(京浜東北線の青22号なんだって、確かに同じ色だww)いたとか、国鉄時代のコンテナの行方は追っている形式です。
冷蔵コンテナに関してはやっぱり私有制度に移行したってことでいいのかもね、企業の必要量ってそこまで変化もなさそうだから、用意しやすそうだしねぇ。タンクコンテナなんかもこの類じゃないかと思うんですが、正直所有コストが半端なさそうだし、冷蔵コンテナほどコンスタンスではなさそうだしでそんなものなのかなぁと。
タンクコンテナは植物油(食用、工業用)、カーボンブラックってなんだろ、細かい炭素でインクの原料みたいですが。ポリプロピレンや塩化ビニルなどの工業用品など、ほぼそれぞれの用途で使い分けしてたので運送品がしっかりと表示。基本5トンなのかな。

あと、国鉄工場というのが1984年辺りで5トンコンテナ(ISO対応後)の小ロットの作り手として出てきてたんですが、これ、いつくらいまで活躍したんだろう。貨物輸送の最盛期の終わりこのあとですよね…、ううん心配。
一つわからなかったのが「車掌コンテナ」だったんですが、東急製、あれ何用www