『権力の館を考える '16』#3「天皇を守る館」

前回はどうにもきちんと見れてなかったんですが、ああこの講義、毎回毎回訪問するんじゃなくて配置図でだいたいの把握をすることも多いのか…。
ちまちまとトリビアめいた話が差し挟まれてはいるものの、図で説明するのはそんなに面白くはないからあんまり細かいことは気にしないでおこう。
この回で主に出てきたのは枢密院だとか皇宮警察だとか警視庁だったりしたのですが、必ずしも皇居のための組織ではない、ということに触れてはいたものの、確かに位置の選定を考える時に天皇の位置を意識しているんだね、なるほど。
手狭になったので一旦お堀の外(城の外)に出て、場所を他の組織に取られて帰って来てたところとかもあったけど、そんなに厳密なものでもないのかなww
(警備関係だとやっぱり場所はかなりしっかり決めてるけどねー、事務方なんかだと確かにそこまで拘る必要もないんだろうね。)
あと気になったのはやっぱり御文庫かなぁ、「おぶんこ」というなんか独特の響きなので字がわかっていてもどうしても連想しにくかったんですが、文字通り書物の避難所として地下に作られたものの、その後、空襲の激化によってその場所でそれこそ敗戦のためのアウトラインが作られ、玉音放送の録音もされたんだっけ?
ともなるとさすがに興味がないわけでもないなぁ、さすがに感慨深い。
 
で、この御文庫はその後昭和天皇の命令によって修繕や手を入れることを禁止され、かなり朽ちているようなのですが、今となってから復元や公開の可能性も含めて話し合いがされることになるようです。
正直、今くらいに技術上がるまで温存してたの、悪いことではないんじゃないかな。