『週刊 ダイヤモンド』2014年3月29日号「頼れるクスリ」

 

前に読んでいた「アレルギー花粉症」特集(『ダイヤモンド』2/15号)で、ちょっと気になっていた製薬会社関係の事情が詳しく語られていたんですが、その分というか、それぞれの薬に関して読むほどではなかったかなぁ、数が多すぎて分類や傾向ももちろん語られているんですが自分が飲むという前提で理解しやすい内容じゃないんだよね。
そういう意味では企業視点に近い特集という気もするかなぁ。

まず製薬会社の持っている特許が次々と切れて(このトップバッターが武田製薬なんだね、この特集でも出てきてたけど虚偽表示で結構騒ぎになってるよなぁ…)、収益性が低下、新薬を開発し続けるしかないものの、そもそもその研究費用が莫大な上に成果が出るとも限らず、さらにその出来上がった新薬への認可が費用手間ともに膨大ともなるとなぁ。
研究成果が出ないってところまではまあ当然なんだ、その後がなんか変な気がする。
もちろん治験は必要だと思うんですが、あんまり条件が厳しいので普通に働いている人間にはほぼ不可能、と言われるとなんのための厳しさなんだろう、とは正直。
で、最近は新薬研究に特化したメーカーと大手が分業してるなんていう側面もあるのね。
もちろん薬の粗製濫造は避けるべきだし、制約は必要だとは思うんですが、この厳しさがその良い方向に作用してるようにはどうしても思えないんだよね…。すごく逆な気が。
ただ広告に関しては確かに良くない部分もあるし、欧米型が正しいかというとそれもまた違うような、難しいよねぇ、虚偽広告の問題も多分制度と無関係じゃないよなぁ。
特集外で気になったというかゴルフ関連の記事がどうも普通の記事っぽくなかったんですが(いつものゴルフ特集はわりとちゃんと読んでるけど)、ひょっとして記事の形した広告なのかしらこれ? まあ大型イベントに関してだとこんな感じなのかなぁ。