2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧
そもそもなんで遣唐使の本を手に取ったのかの記憶がないのですが、とりあえず図書館に並んでいたからだったような気もします、で、わりと面白かったというか、今まで北九州(必ずこの地が中継ルートになるようです)に頼っていた技術関係の交流に関しても、…
私はこの本を主に戦国時代、というより、応仁の乱以降の京都の様子を知る目的で主に読んでいたんですが、そういえば著者さんの主題というか主張していた中にかつて祇園祭は庶民と政治権力との対立の歴史であった、という話が(紙芝居だっけかな? あと映画だ…
戦国の交渉人 (歴史新書y) 作者: 渡邊大門 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2011/08 メディア: 新書 クリック: 2回 この商品を含むブログ (4件) を見る このタイトルに書かれている「外交僧」というのが一定の機能としてそういう人たちが複数存在している…
図説 街場の鉄道遺産 東京近郊・神奈川編 作者: 阪和明,松本典久,岡倉禎志 出版社/メーカー: セブン&アイ出版 発売日: 2014/03/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ところで中央線だけ章が独立していて、地域的な意味なのだろうけれど井の頭線…
ちょっと別の講義の合間に挟む形で見ています、どんな内容なのかな、と思って録画したものの、えーと、これ自体は造語ってことでいいのかな?講師の御厨さんも時々お目に掛かる方ですね。あと、若い研究者の方がえらい整っててなんか妙に気になっちゃったw …
そもそも柳田國男に対しての特に感慨がないというか、民俗学への興味が薄いところがあるのですが(全く読まないわけでもないけどねー、多分この本の中でも触れていた類型化、キャラクター化が肌に合わないんだと思う)、どちらかというと柳田氏が妖怪を愛し…
織田信長篇までが3巻で終了して、再編成されているので若干の時代の前後がありつつ(信長の章の中に普通に秀吉出てきてたけどね、当たり前だけど)、ここからが豊臣秀吉篇だったのですが、んー、なんか織田信長に対しての評価は多少どうかな、と思う部分が…
サブタイトルを見るとわかるし、ちゃんと断ってくれてるからいいのですが、平安時代をまるっと中世に入れているのはだいぶ珍しいのでちょっとびっくり。というか、平安とそれ以前の時代を分断するほうに違和感があるのかも。だいたい平安時代の後期くらいか…
ここで出てきた街道というのを少し掴みかねていたんですが、本の後半で出てくる東海道と、前半で回っていた土地は結局鎌倉街道と呼ばれる道でつながっていた辺りの地域ということになるのかな。が、古道としても大動脈で、江戸時代にも結局継承された東海道…
あなたの知らない空海と真言宗 (歴史新書) 作者: 山折哲雄 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2013/08/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る そもそも最近まで「弘法大師」と「空海」を分離して捉えていたような体たらくなんですが(よくよく…
つばめマークのバスが行く―時代とともに走る国鉄・JRバス (交通新聞社新書) 作者: 加藤佳一 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2014/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 私国鉄の幹線バスの存在を知らなかったんですが、あくまでも鉄道路線…
まあ正直なところ日本中世史のラスボス(現時点ではねー、ご存命の時は網野善彦さんだと思う、前ボス)である五味文彦さんが出てこられたので若干身構えてたんですけども、いや、理論が受け入れられないんじゃないんだよ理論は大丈夫なんだよテーマの時点で…
別のところのブックレビューをまとめていて、熊野三山が今の三社体制(っても、なんか妙にあやふやな説明されていてどこにどなたがいるのやら、一体化してるって漠然な認識でいいですよ的にも言われていたんですが)になったのが永保年間よりも前だろう、と…
あなたの知らない法然と浄土宗 (歴史新書) 作者: 山折哲雄 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2013/10/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る 読書メーターを見ても地味だ地味だー、と言われていたんですが、なんだろう確かに、でも、この人の…
このタイトルになっているのが小石川養生所で、触れた時点で「暴れん坊将軍と大岡越前の時代の貧民救済のための無料診療所?」ということを友人に言われたのですが、正直これにもドラマが存在したなぁ、という程度の記憶しかなく、だいぶ酷いことになってい…
とりあえずこの前後に似た系統の本を読んでいたのでどれがなにかよくわからないところがあるんですが、野武士ってこの本か、多分同じ著者さんの本で見てこちらにも出ていたのではないかと思うのですが、正直見たことはあったんですよ、仕官していない武士の…
国鉄EF13形〈下〉戦時型電機の生涯 (RM LIBRARY 126) 作者: 小林正義 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2010/01/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る EF12形から仕様をぎりぎりまで削った形式として…
国鉄EF13形〈上〉戦時型電機の生涯 (RM LIBRARY 125) 作者: 小林正義 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2010/01/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る ちょっと間違えて取り寄せてしまったので電気機関車…
そもそもこの今川氏は「桶狭間の戦い」で信長に奇跡的に負けてしまった側ということくらいしか知らない人も多いのではないかな、と思うんですが、実際どうなんだろうね、なんかだいぶ妙なイメージが付加されてたらしいってのはちょいちょい聞いてたけど。ん…
邪馬台国の候補地・纒向遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 石野博信 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログを見る 大雑把に現在信用しているのがこの纏向遺跡そのものが宗教を中心とし…
まあ、中世文書をがばがばがばがば読んでいて特に面白くないこともなかったんですが面白いようなことも特になかったです、というかこれ、なんかの講義のテキストみたいなものですよね多分…。例えばまあ裏紙に文書を書いていくことがあってその場合に「どちら…
この本の中で「堺幕府」というものが出てきて要するに京都から追い出された足利家(足利義維)が4年ほど機能させていた臨時政府らしいんですが、そのことを全然知らなかった、を通り越してそもそもこの時代に大きな出来事があったということすら全く触れて…
ここまでわかった 戦国時代の天皇と公家衆たち―天皇制度は存亡の危機だったのか? (歴史新書y) 作者: 日本史史料研究会,神田裕理 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/12 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る とりあえず日本の歴史というのが…
少なくとも中世の頃に金属が一般的に流通していたことは間違いないんですが、いくつかなりと遺跡も記録も残っているしね、ただ、その主流が鉄ともなってしまうと修繕やリサイクルが可能なことが最大の特徴なのでほぼほぼ回収されてしまい、いつ頃使用され始…
もっと知りたい茨城県の歴史 (歴史新書) 作者: 小和田哲男 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/01/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この前にたまたま同じレーベルの宮城県の本を読んでいたんですが、あー、なんとなく交通の要所としての共…
この回の講義を聞いていて室町時代に関してをこの中島圭一さんが担当したというところに深く納得したんですが、いや、中央政権周辺の事情に関してはむしろ若干古い気はしたんだよね、特に足利義政(8代)が政治に意欲のある独裁者だったという辺り。初期の…
様々な鍛冶関係の資料の中からその道具を再現し、実際のところはどのような形状だったのかそれが理に適っているのか、というところを検証した本で、神奈川大学が関わってはいるものの書いておられるのも検証しているのも技術屋の方という内容。で、すごくざ…
遠の朝廷・大宰府 (シリーズ「遺跡を学ぶ」076) 作者: 杉原敏之 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2011/08/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る ところでこの本の中で出てきた観音寺ってどこの寺の関係だ…
そもそも修験道が鉱山開拓をしていたんだよ、ということすらところによっては証拠のない疑問視扱いされていたり、全く触れられていないことなどもあったのですが、これだけ各地で明言されている分量があるのならばもう普通に認めてもいいよね?! という気持…
室町幕府と地方の社会〈シリーズ日本中世史 3〉 (岩波新書) 作者: 榎原雅治 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/05/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (6件) を見る 今の時点までで読んでいる中で「応仁の乱」に関して一番きちんとまとまった本で…