2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『食彩の王国』#191 レバー

少し癖のある味の牛の臓物、やきとりだと特に御馴染みですね。 レバーが平気で肉が好きな体質なので、とにかく涎が止まんかったです。 つーか、昔と比べて格段に美味しそうになりましたよねぇ、どす黒い赤もしくはごろんとした茶色い塊だったのが奇麗に透き…

「ナポリの肖像−血と知の南イタリア」沢井繁男

一言で言ってしまえば古代ギリシャの植民都市・ネアポリスとしてスタートし、ローマ人がやってきてラテン都市(ローマ市民の一つ下、のちに同格に)とされ、アラブがやってくるわ、神聖ローマ皇帝、要するにドイツ系がのこのことやってくるわ。 という変遷を…

「日本の私鉄 相模鉄道」朝日新聞社、広岡友紀

どっちかというと横浜の印象というと、東京中心部とのアクセスがいまいち悪い(あちらからも東急東横線の渋谷がメインルートだし、渋谷に着いてもなぁ、正直)、複数の駅に主要機能が分散している都市、という印象だったので「横浜駅は一つの私鉄が開発した…

『建築の世紀』帝国の光芒 東京国立博物館(本館、表慶館)

とりあえず、“帝冠式”という言葉にどうにも馴染みがなく、西洋風建築の屋根に瓦屋根を乗せる、という確かに調和が難しそうなシロモノで、そこに篭めた意味がまた「日本が西洋に冠する存在になる」という、言っちゃなんですがせせこましい、セコい。 とはいえ…

「テンプル騎士団」レジーヌ・ペルヌー

とりあえず、個人的には≪十字軍≫というものが昔から嫌いで仕方ないんですが(テンプル騎士団は平気ですけどね、顛末アレだし)、この本を読んで日本にも宗教騎士団あったらいいんじゃないか、とは素直に思いました、あるといいんじゃないでしょうか宗教騎士…

『美の巨人たち』シリーズ“夏休みに見に行こう”円空「千面菩薩像」

円空−Wikipedia (1632−1695.08/24) 棟方志功が「親父ーー!」と言って抱きついたという(次回です)、そして生涯側に置いていたという、いえ、仏像ですが。アヴァンギャルドな形した仏像群を作った現代美術とも間違えられるよーな…

「悪者見参−ユーゴスラビアサッカー戦記」木村元彦

“ユーゴスラビア”という今は存在しない国の、分裂の過程において唯一そこから脱出する手段であったのだともいうサッカー選手たちはその国のセルビア人たち(+ミロシェビッチ大統領、独裁者と呼ばれたそうですが)(独裁者の定義って正直なにさ)に対して行…

『民衆が語る中国・激動の時代−文化大革命を乗り越えて』4)改革開放への胎動

一言で言ってしまえば、中国人(大雑把な意味)と日本人というのは似て非なるものというか、似てる分だけ案外面倒というか。周恩来氏のことをわりと好きな日本人が多いのも、彼がわかりやすいからだと思います単に(善悪は好意にあんまり作用しませんね)。 …

「英仏百年戦争」佐藤賢一

イギリス側の“英雄”、黒太子エドワードは名前だけ。フランス側の“救世主”であるジャンヌ・ダルクはもちろん知ってはいたんですが、どうも民間で伝わっている話が有名になったのはずっとあとのナポレオンの時代なのだとか。 んで、当のタイトルの「英仏百年戦…

『民衆が語る中国・激動の時代−文化大革命を乗り越えて』3)下放・ 若者大移動

文化大革命−Wikipedia 番組内でも語られていた“批林批孔”、失脚した林彪と共に孔子を批判することによって、周恩来を遠回しに批判するのだ、というプロパガンダですが。 これは中国語読みでピーリンピークン(北京語の場合ね)、なんで知っているの…

「ナポリ−バロック都市の興亡」田之倉稔

この南イタリアの地に位置する都市が深く愛する道化師“プルチネッラ”はそもそもどこか別の土地から流れていた意匠の一つで、貧乏で子沢山、大食漢でお調子者、というところのみが固定されていてあとはその時代時代の俳優演出家次第。 映画の世界やらましてや…

『民衆が語る中国・激動の時代−文化大革命を乗り越えて』2)造反有理の嵐

造反有理というのは「革命には理由があるのだ」という意味らしいんですが、まあそれは当り前というか、どんな内容の革命に対しても当て嵌まりそうなのがとても疑問っつーかなんというか。正直こう、第1回ではどんだけ毛沢東さんが悪いんじゃー。 ということ…

「農業起源をたずねる旅−ニジェールからナイルへ」中尾佐助

正直言って専門分野の記述も、いささか大胆な仮説も素晴らしかったとは思うんですが、人種民族に関しての分類にところどころ首を傾げ、そもそもこの地、サハラ砂漠の遊牧民って対政府の内戦に巻き込まれて家財道具も財産である家畜も失っているのに「生活レ…

『民衆が語る中国・激動の時代−文化大革命を乗り越えて』1)紅衛兵誕生へ

疲れました、死ぬほど疲れました、きっと皆さん疲れたと思います。同意して下さい、反論は受け付けません。前に、同じような形式のソ連→ロシアの番組を見たのですが、こっちは当事者がどっからどう見ても掛け値なしに一般民衆なんだよね! どんなに脂ぎって…

「ラングドックの歴史」エマニュエル=ル・ロワ・ラデュリ

ラングドックというのは要するに、南フランスの地中海に面した一地域を指す言葉で、さていつ頃からこの地に言及できるかな、ということを考えると氷河期?(前過ぎるよ;) という答えが返ってくる辺り、どうもどちらかというと実際の地形によってなんとなく…

『スーパーストームの真実』3)巨大嵐が大都市を襲う

一番最後の最後まで見終わってから「BBC制作か?!」と驚いた間抜けなわけですが、だってドラマとあんまり連動してたもんで、、、どちらかというと、BBCが作ったこのドキュメンタリーを元にドラマを作ったということなのかなぁ(そのほうが正しいな)。 えー…

『スーパーストームの真実』2)神のごとく気象を操る

さっくり言うと“雲の種まき”を軍事利用。 もしくは大都市への被害を軽減させるために近隣国に被害を押し付けてしまったことがあるんだよん、という内容だったんですが「自分たちのやっていることが攻撃とすら思われない」というのがやっぱりこの一連の流れの…

「環バルト海−地域協力のゆくえ」百瀬宏・志摩園子・大島美穂

大雑把に西欧と呼ばれる経済発展地域がイギリス、フランス、ドイツなどで(英国のEU参加は遅かったんですが、純粋国力がな)、ここをどうもイエロー・バナナと呼ぶらしく、バルト海を基点に北欧とバルト三国、ポーランドなどの東欧を含めての緩やかな文化…

『スーパーストームの真実』1)巨大嵐の進路を変えろ

ハリケーンの真ん中に目ってのがまずありまして、その周囲に目の壁。 そしてその目の壁の周囲に、水蒸気を多く含んだ非常に低音の層がありますわけで、そこにヨウ化銀、という雪の核になるための物質を投入しようというのが現実にもありました計画要素(全て…

「フランス料理を築いた人びと」辻静雄

まあ、どちらかというと私が目的としていたのは、ちょうどこの本の著者さんがせっせと探していた側の“フランス料理そのものの歴史”ではあったのですが(要はカトリーヌ・ド・メディシスがイタリアから持ち込んできたとかそういうの)、時代は18世紀から1…

『スーパーストーム』3「NY直撃を回避せよ」

マイアミに来る巨大ハリケーンの進路に人工的に低気圧を起こして進路変えようとしましたらば(180度とかはどう頑張っても変えられないもんで)、その場に予測にない天然の低気圧が発生、計算しなおしだなー、と言ってたらば研究者組織の押えの人間が切れ…

「ヨルダン」目で見る世界の国々8、S・C・ファインスタイン

ヨルダンというのは実は私、一時期イエメンとごっちゃになっていたことがあったんですが(イエメンはアラビア半島の端っこ、平和でちょっと資源がありませんがいい国です)、大雑把に言ってイスラエルの隣国。 かつてイスラエルに領土を分捕られ。 その挙げ…

「ド・ゴール」村松剛

この本は第二次世界大戦の中、連合/英米側についたロンドン亡命政府“自由フランス”のド・ゴール(この頃には政治家というより純粋な軍人ですね、カリスマもいまいち)と、ちょうど対比するように存在していた、ナチス・ドイツ軍に降伏した“ヴィシー政権”を…

『スーパーストーム』2「隠された“誤算”」

ストームヒューリー計画か! というのはどっちかというと『真実』のほうの話なんですが、どうしても現実にあった実験計画の名前が思い出せなかったんですが、へー、そのまんま名称を使用したのか。もちろん、対としてドキュメンタリー番組まで作ってるんだか…

『スーパーストーム』1「ストームシールド計画・気象を操作して巨大嵐と闘う科学者たち」

海外ドラマ(日本に入ってくるのはほとんど米国産、というか私が想定してるのは米国ドラマですね、実際)はコメディ展開は本当に素晴らしいと思うんですが仲間内でやったらめったら恋愛事情がこんがらがるのだけはどうにも慣れないというか。 いや、元不倫相…

「毎日乗っている地下鉄の謎」梅原淳

とりあえずまあ、細かい総合評価みたいなものは置いておいて、今までいまいち謎だった札幌の地下鉄の“ゴムタイヤ”の謎が解けまして、あー、要するに普通の車輪よりも勾配やカーブに強いので建設費を安く済ませられるってことなのか(カーブが急でも良いとつ…

『21世紀仏教への旅』5、“他力”への対話の旅・日本/アメリカ

アメリカ人の俺が俺が俺が! というのは、歴史に裏打ちされて、というか、単に彼ら個人を律する精神性としては正直微笑ましいんですが(第二次世界大戦とか見てると本当にそう思いますよ、無関係の善意の人っつったらまず国籍アメリカ人)(しかもボランティ…

「パリ−世界の都市の物語」木村尚三郎

とりあえず、パリに心酔した自分自身に酔っておられても、別にそれ自体には全く罪はないと思いますし(少なくとも少々なら)、パリと日本を比べ、後から自分で選んで移住した都市に高い点を付ける、というのも全く自然な感情だとは思うんですが。 並べられる…

『21世紀仏教への旅』4、禅の最前線・中国/フランス

んーと、そもそも禅のルートとしてはボーディダルマ(インドから来られたそうですがなんか辿れないっぽいぞ)が中国に持ち込み、それが日本に来て、それからフランスに、、、て、そういえば、日本の文化って余所のものを貪欲に飲み込むってよく言われますが…

「日本の私鉄 西武鉄道」朝日新聞社、広岡友紀

結局最後の最後まで“ツリカケ”というものの正体がわからないことが若干のストレスというか、そのくらいはわかってる人が手に取るという前提なんでしょうか、いや、私なんかはそろそろわかっていてもいいような気もしますが、沿線ユーザーが手に取ることもあ…