2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「「化かされた古狐」亭の憂鬱」警部リチャード・ジュリー2、マーサ・グライムズ

間違って3作めを先に読んでしまったのですが、ロンドンの警部リチャード・ジェリーシリーズの2作め、あと元伯爵(その他諸々)のメルローズ・プラントも前作と同時に出てきているのですがどうも次の話からはかなりしれっと出てくるようです、なんで事件現…

「カール大帝-ヨーロッパの父」世界史リブレット人029、佐藤彰一

カール大帝―ヨーロッパの父 (世界史リブレット人) 作者: 佐藤彰一 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2013/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そもそもこのカール大帝、の大帝の部分は皇帝の意味で、なんの皇帝かというとローマ皇帝。この…

『東京人』2012年09月号「「1972年」政治の季節から荒井由美へ」

“あさま山荘事件”は私は産まれる前、リアルタイムでこの事件を見ていた子ども世代くらいまでは多分知らない人はいないのではないかと思う。佐藤栄作から田中角栄へのバトンタッチ、というのはもう私が佐藤栄一がよくわからない(名前はまだ知っている)、田…

『探検バクモン』本日貸し切り!夢のどうぶつ園

横浜市にありますズーラシア、時々直行バスを見ることがあるなー、と思ってたんですが、やっぱり緑区役所の近くにあるんだww 緑区ってあれなんですけど時々偽横浜市みたいに言われてて横浜線沿線なんですけども、団地などがたくさんあるところです、主に失…

「いのちの川-魚が消えた「多摩川」の復活に賭けた男」山崎充哲

本の冒頭で心筋梗塞寸前でぶっ倒れ、その時に見たのが三途の川ならぬ多摩川のかつての姿だったという著者さんは、なんというかそれで「ぶっち切れた」のかそのあとなんかずっと怒ってましたw 基本的にとても基本理念そのものは冷静だとは思ったんですが、世…

『産業立地と地域経済’12』#4 商業・サービス業立地の基礎理論

どうもクリスタラーとレッシュ(どっちもドイツ人なのか、そういやドイツの都市って結構綺麗に整形されてること多いって聞いたことある気がする)がそれぞれ「中心地理論」を唱えていたようなのですが、んー、大雑把にクリスタラーが正方形でレッシュが六角…

「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳2 上越・長野新幹線」今尾恵介

JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳2上越・長野新幹線編 (Gakken Mook) 作者: 今尾恵介 出版社/メーカー: 学習研究社 発売日: 2009/12/18 メディア: ムック クリック: 22回 この商品を含むブログを見る 上越新幹線はざっくり新潟まで(北陸新幹線が全通したら…

「「禍いの荷を負う男」亭の殺人」警部リチャード・ジュリー1、マーサ・グライムズ

「禍いの荷を負う男」亭の殺人 (文春文庫 (275‐29)) 本を読む前からメルローズという名前は聞いていて(男か女かすらよくわからなかったのだけれども、実際この名前ってどうなんだろう、他で聞いた覚えはないですが)、どんな人物なのかな? と漠然と想像し…

「日本陸軍がよくわかる事典-その組織、機能から兵器、生活まで」太平洋戦争研究会

日本陸軍がよくわかる事典―その組織、機能から兵器、生活まで (PHP文庫) 作者: 太平洋戦争研究会 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2002/07 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (4件) を見る 少し前に読んでいた軍務局の本から…

「東京の「年輪」発掘散歩」言視BOOKS、川副秀樹

東海道、甲州街道、中仙道、奥州街道と日光街道(途中まで一緒ですね)というのは、東海道は言うまでもなく現代も鉄道にも名前が残る大幹線。甲州街道は大名行列が3藩という、徳川の私道のような位置づけだった特殊な道。 中仙道は女性向けで、いくつか京都…

『探検バクモン』開業50年 夢の超特急を解剖せよ 2号車

前に大阪万博の回で新幹線もそのくらいの時期だったよねー(東京オリンピックの直前で、大阪万博がその数年後だった気が)、と爆笑問題の二人が同世代の人と盛り上がっていたのを記憶しているんですが、その象徴だったのがここで出てきた「0系」で、世代と…

『東京人』2013年05月号「いざ、歌舞伎へ」

東京人 2013年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/04/03 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 昔から歴史趣味なのでどちらかというと伝統芸能色の強い能楽に関して調べていたことはあるのですが(こっちは室町だよな)、江戸の頃…

『産業立地と地域経済’12』#3 工業立地の基礎理論

前回の一次産業の立地(からの都市の事業事務所)に対してこの回で語られていたのが工業立地だったんですが、どう見てもこっちのは明確に利用されてますね。まあまず工場をどこに置きましょうかってのはわりと事業主の采配が大きくなるだろうしな。 (正直、…

『東京人』2012年11月号「祝!東京駅復原 丸の内を歩く」

もともとこの土地は江戸城の内部だったらしいのですが(丸の内、ね)、それがどうして三菱に払い下げられた時点で原っぱだったのかは今の私にはよくわからない。でもなんか今も人工的な気はするかなぁ、オフィス街の中にそれでもちょっとずつ飲食店も出来て…

「死を呼ぶ婚礼」修道士カドフェル5、エリス・ピーターズ

死を呼ぶ婚礼―修道士カドフェルシリーズ〈5〉 (光文社文庫)作者: エリスピーターズ,Ellis Peters,大出健出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 2人 この商品を含むブログ (4件) を見る花婿がじいさん、花嫁が18歳となったらまあ政略…

『週間 東洋経済』2013年2月16日号「シェール革命で日本は激変する」

正直記事を読んだ今この特集タイトルを見返すと、アメリカでは環境問題に発展しないように気を使ってるよ、フランスでは当面だけかもしれないけどそれでも政権が変わるまでは採取無理だよ、ポーランドは調査したら実は貯蔵量がそんなでもなくて採算取れなさ…

「日本の私鉄9 京阪」カラーブックス・第2シリーズ、澤村達也/諸河久

この本が平成2年(1990年)の発刊なので、えーと、23年前かな、本の中で語られていた中之島線は調べてみたらその後、平成13年に正式着工になっていたので、ここからさらに10年後、ということになるんでしょうかね。 ただ、正直なところ中之島線に…

『探検バクモン』開業50年 夢の超特急を解剖せよ 1号車

川崎重工業の兵庫工場、と紹介されていたんですが、車両メーカーの中で新幹線作ってるのは1社だけだったと思うんですが、全部この工場で作ってるのかなぁ? ちょっとニュアンスが掴めなかったんですが、全形式を作ったことがあるよって意味なのかな。 納入…

「思い出の省線電車-戦前から戦後の「省電」「国電」」交通新聞社新書042、沢柳健一

思い出の省線電車―戦前から戦後の「省電」「国電」 (交通新聞社新書) 作者: 沢柳健一 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2012/04 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る えーと、この本だと発行年月日はそんなに重要じゃなくて、著…

『産業立地と地域経済’12』#2 農業立地の基礎理論

大雑把にとある土地に牧畜地が存在し、その周囲に三圃式の農地、穀草式の農地、そのさらに外周で林業が行われる(講義よりもさらに簡略化しましたが)、ていう基本モデルが「孤立国」。 その立地が形成されるのがチューネンの“農業立地論”、それぞれの産業の…

『週刊 ダイヤモンド』2014年3月15日号「最上のエアライン 豪華客船&観光列車」

週刊 ダイヤモンド 2014年 3/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/03/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 2014年の4月の、中旬以降だったかな? ピーチ・アビエーションの操縦士の健康水準が悪化していて就航不可能に…

「聖ペテロ祭殺人事件」修道士カドフェル4、エリス・ピーターズ

聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉 (光文社文庫)作者: エリス・ピーターズ,大出健出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/07/10メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る一つ大きな「裏切り」がこの話の中で存在するの…

『東京人』2012年08月号「東京地形散歩 凸凹を遊ぶ」

正直最近この手の東京の凹凸地形本や、暗渠本なんかをぽちぽちと読むようになっているんですが、微妙に流し読みしているというか、どうしてもそれそのものが面白いわけじゃなかったんですが、この号を読んでこれをまとめていて気付いたんですが、私の場合、…

「古代道路の謎--奈良時代の巨大国家プロジェクト」近江俊秀

最近ぽちぽち街道関係の本を読んでいるせいで、なんだろう、例えば江戸5街道の一つ、甲州街道などに関しては整備されたのが江戸に入ってから、というのも明記してあるし、それが幕府の命によって、ということもはっきりしているようなのですが、東海道とか…

『夢の扉+』自然の力を借りて日本を資源大国に!

この回を見ていたら研究者仲間の方が「一緒に研究しよー」と言われたと言ってらしたんですが、軽い、ていうか、仲いいww そもそも京都大学の“生存圏研究所”って段階で名前の付け方がやたら広いんですが、誰にも出来ない貴方だけの研究をして下さい、そうで…

「三井財閥史〈大正・昭和編〉」教育社歴史新書 日本史125、栂井義雄

三井財閥がなぜ日本一の規模になったのか、というと、確かにそれこそ江戸時代に関しては先進的な存在だったとは思うんですが(現金掛け値なしとか庶民にも購入可能にしたとかね)、なんだろ、あとはひたすら「生き残っただけ」というか、そもそも政商として…

『産業立地と地域経済’12』#1 産業立地と地域経済の課題

放送大学の性質上、幅広い人(私は完全な素人で、ただし数年単位ではこの辺のこと見聞きしてる立場ですが、学校で習った人、あるいは地方公共団体の人、地域振興の方もお聞きになっているかと思います、と言ってましたが、そういう位置の講義だとは思います…

『東京人』2013年04月号「江戸東京を遊ぶ」

東京人 2013年 04月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/03/02 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 巻末まで読んで始めて知ったんですが、あー、江戸東京博物館ってもともとこの雑誌『東京人』の発行元の東京都歴史文化財団が作ったの…

「修道士の頭巾」修道士カドフェル3、エリス・ピーターズ

修道士の頭巾―修道士カドフェルシリーズ〈3〉 (光文社文庫)作者: エリス・ピーターズ,岡本浜江出版社/メーカー: 光文社発売日: 2003/05/13メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (6件) を見るクリスティの本はキャラクタが頭に残ってトリックを…

『明治大正図誌9 東海道』

大判の、モノクロ写真を主にした本で、1~3巻が東京、他にも大阪や京都などがある関係上、関東西部+東海、といった風情の本かな。地域以外だと中央道、日本海、瀬戸内などもシリーズにありますね。 で、この本を読むまで特に認識したことはなかったんです…