2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『現代日本の政治’11』#8 官僚制と政治

大雑把に前半で日本の官僚支配は本当のことだとか、後半は公務員の(まあ官僚って言ってましたが公務員叩きだよなぁ)もっとも目立つ弊害であるところの天下りに関しての話だったんですが、個人的には前半は非常に納得なんですが、後半は、なんだろう、上手…

「日本の私鉄」和久田康雄

もともと初期の頃には「鉄道は国家主体で敷設するべし」などという意見が強固にあったのですが、まあなんというか、先立つものがなかったために作られたのが半官半民、というより、資本のみが民間からで工事は国が請け負った日本鉄道会社と。 ほぼそれと前後…

『探検バクモン』人類は宇宙をめざす 銀河編

田中さんが子どもの頃なかった宇宙に関する言葉ってなんだっけブラックホールはあったはずだし、暗黒物質ってのは私が子どもの時点で半ばジョークみたいに口にされてたし(あくまで未知の物質ってことですよ! と印象修正してた人らの記憶もありますね)、暗…

『現代日本の政治’11』#7 日本における執政府

ちょうどこの回の講義は前回分と対になっていたのではないかと思うのですが(前回はイギリスの議会が主だったし)、日本はあまり首相のリーダーシップが発揮出来ない国、アメリカは大統領の権限が強い、と言われているのですが、日本の議院内閣制は本来なら…

「都市と娯楽-開港期~1930年代」首都圏史叢書5、奥須磨子/羽田博昭

章タイトルになっていた京王が目当てで借りたのですが(他に目蒲・東横の東急系と大師・穴守の京急系の路線の話も免許乱立補助金、経営難航って感じで面白かったんですが、微妙に主題と合ってないよね?)、まああれだ、よく土地の資料とかでも出てくる「ど…

『八重の桜』#42 襄と行く会津

そういや徳富蘇峰(徳富猪一郎さんって呼ばれてるのかな? 昔の人って名前何個かあるよね)の弟の徳富蘆花が地元に居ついたのであわよくばちょっとくらい出てこないかな、と思ったんですが、同志社の生徒はよほど存在感がないと無理かやっぱりw 10年後の…

「ABC殺人事件」エルキュール・ポアロ11、アガサ・クリスティ

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,堀内静子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/11/11 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 96回 この商品を含むブログ (71件) を見る クリスティ作品を読んだことがなくてもこ…

『現代日本の政治’11』#6 議会の役割

とりあえず結論としては「イギリスの議会」の制度は成熟しているなぁ、というのが結論ではあるのですが、どちらかというと成熟した国じゃないとまともに機能しないのではないか、と考えてしまいまして、政治家がそれぞれ専門家を雇う「アメリカの議会」を考…

「日本の蒸気動車(下」RM LIBRARY-104、湯口徹

日本の蒸気動車 下 (RM LIBRARY 104) 作者: 湯口徹 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2008/03/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る いくら薄いRMライブラリーでも上下巻を通して読んで「やっとどんなものなのかわ…

『探検バクモン』人類は宇宙をめざす 太陽編

この回では三鷹にあるという“国立天文台本部”、中で出てきた天文台、確か近代遺産として建築関係の番組に出てきたのを見たことありますね。正直、近代の建築物って最近時々聞くんですけども、さすがにほとんど途切れることなく現役として利用されてるっての…

『現代日本の政治’11』#5 選挙制度と政党システム

まず最初に選挙制度が「小選挙区制」と「比例代表制」に大別されるというところから始まって、“小”の反対は“大”じゃないの? という疑問もあるのではないかと語られていたのですが、大雑把に言うと小選挙区制のバリエーションの一つが大選挙区制とか中選挙区…

「日本の蒸気動車(上」RM LIBRARY-103、湯口徹

日本の蒸気動車 上 (RM LIBRARY 103) 作者: 湯口徹 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2008/03/01 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログを見る 基本的に電気鉄道時代からがメインの人間でして、そもそも何故この本を読んだかと…

『八重の桜』#41 覚馬の娘

要するにこの回の話ってまず増税の理由が「西南戦争で金を使いすぎた」ということで、その負担を全国に分配しようとしたら、すでにそこには県議会が存在しており、という流れですよね。県令は中央政府からの任命なので、押さえ込もうと思ったら押さえ込める…

「雲をつかむ死」エルキュール・ポアロ10、アガサ・クリスティ

雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,加島祥造 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/04/16 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (18件) を見る 親切がどういうレベルをはるかに越えて、ぶっちゃけ…

『現代日本の政治’11』#4 政党と役割

多分この回の主題の政党に関しては「民主主義よりも政党のほうが早い」という言葉に要約されるのでかないかと思うのですが、要するに政治的に近い目的を持っている人間が集まればそれが政党だよ、というところまではわかりやすかったものの。 (アメリカでは…

「日本の私鉄3 京浜急行」カラーブックス・第2シリーズ、吉村光夫/諸河久

前に第3シリーズ? というのかな、このあとに出た一番新しい京急の本も読んだのですが、どうもその時のレビューの感じだと歴史内容がこっちの本より多いっぽいな、もともと日本で3番目の電化路線だったよ、とか、私鉄でも(現存してる路線だと)かなり古株…

『探検バクモン』巨大!謎の地底水路

この回で取り上げられていたのは“首都圏外郭放水路”、んーと、大雑把に荒川水系と呼ばれてる(流し込むのは隅田川でしたが、もともとは同じ川なんだよね、確か)地域、埼玉県のいくつかの川の地下にある貯水施設、ということでいいのかな? まず倉松川から入…

『現代日本の政治’11』#3 民意とは何か:世論と選挙

ちょうど平行して消化してる『現代南アジアの政治』って講義でも似たようなところを扱っていたのですが(インドの民主主義制度の話で、民主主義そのものについても)。 まず冒頭から新憲法下の総選挙(1947年)の映像が出てきまして。 続いて自民党・麻…

「政友会と民政党-戦前の二大政党制に何を学ぶか」井上寿一

政友会と民政党 - 戦前の二大政党制に何を学ぶか (中公新書)作者: 井上寿一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/11/22メディア: 新書購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る 面白く、はなかったのですが、とりあえず金解禁を行っ…

『八重の桜』#40 妻のはったり

とりあえず細かいことはさておいて、本当に頭悪いな槙村さんは!! という気持ちが一番上回ってしまったのが正直なところ残念です。あと正直なところ、新島さんの額の傷に対して付いた八重さんの「嘘」があんまり酷いことにならなくてほっとしました。 なに…

「三幕の殺人」エルキュール・ポアロ9、アガサ・クリスティ

いや、フツーにいい友人でもあり芸術家のパトロンでもあるサタースウェイトさんも確かにちょっとマズいけど(ポアロさんが犯人から除外したのは単にいい人だからだよね、これ)、お母さんとかかなりどうかと思うんですが。 というわけでネタバレにならないネ…

『現代日本の政治’11』#2 政府への期待

この講義は基本的に、例え話と実際の政治シーンを軸に進んでいくのかな、ということを思ったんですが、この回では小泉さん時代の「郵政民営化」と…鳩山さんの「命を守りたい」って実際になにか扱われてたっけ、どうも自信が。 市場経済ってのは基本的に、売…

『東京人』2011年10月号「観光まちおこし」

あくまでも一昨年の本なので今年評判になったスカイツリーだの渋谷ヒカリエだの、みたいなそんなレベルで、そうそう去年はちょっと日本橋が話題だったんだよな、あ、しまった日本橋テーマの映画(なんでしたっけ『新参者』だっけ?)見損ねちゃったな、とか…

『金とく』探検!昭和の大建築 黒部ダム50周年

黒部ダム、と言われると出てくるのが『黒部の太陽』なんですが白黒のほとんどドキュメンタリーみたいなお堅い形式で、有名ですけど、見たことある人あんまりいないんじゃないかなぁ、私もないですね、でも、多分知ってる人は無茶苦茶多いと思うんだよね。 と…

『現代日本の政治’11』#1 日本政治を見る視点

まず民主党の政権交代の話(鳩山民主党政権ですね、麻生自民党政権を破った時の)をちまっとして、大勝したけどかなり短期政権で終わったよね、という話から、イギリスでは選挙に金が掛からない、アメリカでは選挙に金が掛かる、ただそれと政治への信頼度は…

「明治・大正・昭和の鉄道地図を読む」イカロスMOOK、中村建治

明治・大正・昭和の鉄道地図を読む (イカロス・ムック)作者: 中村建治出版社/メーカー: イカロス出版発売日: 2013/02/15メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る 大雑把に東海出身(近鉄民)の関東在住者からすると、北海道の話はなかなか進まな…

『八重の桜』#39 私たちの子ども

前話で久々に西南戦争が出てきて政治関係が出てきたなぁ、と思っていましたらば、あっさりと終了し(いやそれが史実ですが)、またひたすらの同志社の中の世界、土地の購入も出来ないと言われてるし、建てる前には石まで投げ込まれていたし、熊本バンドは荒…

「オリエント急行の殺人」エルキュール・ポアロ8、アガサ・クリスティ

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,中村能三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (87件) を見る かなりオチが有名で、ぶっ…

『社会と銀行’10』#15 グローバル競争時代の銀行

この回を見ていて一番面白い、というか印象に残ったのがアジアの国(東アジアに限らず、東南アジアも目立ちますね)がほとんど全て非常に高い貯蓄傾向を示していて、これは例えば南米の国などとは全く違う、ということが言われていたのですが、正直一体どこ…

『東京人』1997年10月号「競馬場へようこそ。」

自分の沿線に府中競馬場(じゃなくて東京競馬場って言うんだねあれ、記事を読んでいてもどっちの名称も出てくるので時々混乱w)があるもので、というか、時々競馬場に向かう人たちのための臨時列車がねじ込まれる関係で薄っすらと認識してはいたものの、あ…