2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『週間 東洋経済』2012年3月17日号「素材革命!」

技術系の知識は最低限程度しかないもので、あくまで軽い興味で手に取ったのだけど、なかなか全体的に面白かった、繊維系やら鉄のハイテン(高度強化)、現在は事実上中国でしか出土していないレアメタルの必要量を減らすなど、なんとなくこの手の本を手に取…

「スタイルズ荘の怪事件」エルキュール・ポアロ1、アガサ・クリスティ

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,矢沢聖子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (53件) を見る 何回読んでも奇麗さっぱり…

『探検バクモン』禁断の映画パラダイス

前に漫画図書館(見てるのはかなりあれこれ前後してます)をやってる時にも聞きましたし、オタクなので国会図書館にお世話になることも少なくないんですが、「全てを保存する」という趣旨って意外と一般的というか、下らないと思われてるものほど後世に残ら…

「京王線・井の頭線 昭和の記憶」三好好三

京王沿線で傘下の本屋が行き付けなので(短期でくるくる展示変えるんだよね)、この手の本が平積みにされているのですが、なにか妙に立て続けに関係本が出たので、最初の『ザ・京王線さんぽ』だけ購入してあとは図書館予定w 図書館の購入冊数も少ないわけで…

『信長のシェフ』#9≪終≫

怪しい坊さんは言動がとっても毎回如何わしかったものの(なんと言ってたっけ、瑤子さんがケンさんと再会したあと、お前の顔にたった一晩で色を、だっけか、うーん?)、よくよく考えたら水菓子を楊枝じゃなくて素手であーん、して欲しいな、という要望くら…

「鉄道線路のはなし」交通ブックス103、西野保行

読み終わってからなんとなく著者さんの略歴を眺めていたんですが、あー、この方、もともと東京都交通局にいらして、首都圏新都市交通、要するにつくばエクスプレスの会社に行かれた方だったのか、関東に話が偏っているのは慣れているんですが、なんとなく地…

『激動イスラム』#1 アラブの春はどこへ~エジプト変質する民主化革命~

正直私、NHKの特集番組を結構評価してるんですが、なにをっていうか、わりと長く現地の画像とか人の様子とか写してくれるんですよね、説明とか解釈が主じゃないというか、最近はそれほどないですが解説を聞き流して現地の言動だけ見るとかよくしてました…

「江戸東京・街の履歴書4-銀座・有楽町・築地あたり」班目文雄

明治くらいの本を読んでいると銀座を煉瓦街にしたために病気になるとかなんとか言われて、というような言い回しをよく見るのですが、そもそもなんでこの煉瓦街というものが出来たのかというと官庁街に比較的近い(タイトルにも有楽町とかあるしね)、なんだ…

『信長のシェフ』#8

この回は良かったなぁ、豪胆で誠実な森可成さん(ケンがこの人の死期までは覚えてなかったように、私も名前をよく存じ上げないんですが、その辺の印象の薄さは織田信長に本願寺で付き従って死んだ息子の森蘭丸を通じて補則されてたってことだよね)になんと…

「人われを事業の鬼と呼ぶ-浅野財閥を創った男」若山三郎

とりあえず本の終盤の少し前辺りで東洋汽船が日本郵船に吸収されてしまったのは「まあなんかしょうがない…」と思ってしまったというのが正直なところだったのですが、日本郵政の横暴に立ち向かうためって部分と、安田善次郎のバックアップがなければもっとず…

『知られざる大英博物館』第2集 古代ギリシャ“白い”文明の真実

そういや日本でも昭和レトロブームというのが地味に数年前からあって、街並みを再現したなどという触れ込みで独特の黒っぽい木目、剥げた看板などがメインになっていたりするんですが、「あれ、単に古いのがああなっただけで当時は原色が主だったよね?」と…

『知られざる大英博物館』第3集 日本 巨大古墳の謎

とりあえず大雑把に「なんで鍵穴の形してんの?」と母親も聞いていたんですが、あれですね、誰が見てもそれ先に気になるよね、と思っていたんですが、あれか、円形のところが祭壇で先が少し細くなったところがそこにつながる通路か! ということに気付くと、…

「民の光芒-電力・闘魂の譜」志村嘉門

明治時代からの近代化の流れの中で、国の支援を多かれ少なかれ受けた産業がほとんどだった中で、ほぼ最初から最後まで民間の力のみで開発された(東北にあった官営企業はその例外だったみたいですね、というか電力関係の人たち官嫌い結構いそうだよなぁ…無理…

『信長のシェフ』#7

ん、んー、この回はどうも微妙にすっきりしなかったというか、ケンが「実際には時代のズレている織田信長が殺される日が今日になるかもしれない」というふうに思い込んでしまって明智光秀との仲を必要以上に「料理で」取り持とうとして、逆にやたらと察しの…

『東京人』2005年03月号「鉄道を見る!」

正直読んでから少し時間が経っているためか、表紙にある場所の名前を見ていて「都営地下鉄馬込車両検修場」を読んだ覚えがなく、どんなところだっけ、と思ったらあれですね、西馬込に新しい車両基地だかが出来て移転したって内容だったか。 いや、三島由紀夫…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#11≪終≫江戸川乱歩「押繪と旅する男」

一つ前の話までとにかく栞子さんのお母さんの言動が怖くて怖くて、正直悲鳴を上げながら見てたんですが、ああ、うん、手に入るってことがわかってたら待つくらいのことは出来るのか、というかこのお母さんが怖いのは明らかに人間の機微や情にむしろよっぽど…

「日本の鉄道100年」朝日新聞社

1971年の発行で巻末の年表に1971年(昭和46年)まで載っているんですが、ああ、ひょっとしたら5月くらいまでで内容が終わっているのそのせいなのかなw 時代に合わせて何度か名前の変わったという10月14日の「鉄道記念日」自体はどうも最初の…

『八重の桜』#12 蛤御門の戦い

正直見ていてびっくりしたんですが、陽動作戦が成功し本来だったら突き崩されるはずだった蛤御門を任された覚馬お兄ちゃん一人で抑えきったみたいな描写になっていたんですが、ええと、理屈はわりと簡単です、相手が銃をすでに構えてるから(長州が攻めて来…

『週刊 ダイヤモンド』2012年3月17日号「銀行・証券終わらざる危機」

お目当てだったのは特集2(というか小特集、ボリュームが全然違ったし)の「瀬戸際の百貨店」だったのですが、まあざっくり行くよね、あと、三越伊勢丹系のインタビューって私あんまり読んだことがなかったんですが、赤裸々ですね正直! そういや前に伊勢丹…

『カラマーゾフの兄弟』#11≪終≫真実の色

原作では確かこれ免罪が晴れなかったんですが、科学捜査全盛の今となるとそうもならないよなw というのが妥当な落としどころだったんでしょうか、正直最終回はちょっといまいち物足りなかったなぁ、という気もするし、だがしかし、三兄弟が露骨に幸せになっ…

「爽やかなる情熱-電力王・松永安左エ門の生涯」水木楊

電力王とか言われても正直、ついこないだまでの私も含めて(戦前の鉄道やってたらなんか当たり前みたいに電力関係が出てきたもので)戦前の発電や配電事情をご存知の方からあまり多くないんだろうなと思えないでもないんですが。 とりあえず戦前は基本的に群…

『カラマーゾフの兄弟』#10 顔の無い仔

そういやあれですね、原作で「スメジャルコフ」と覚えていたんですがスメルジャコフだったか(よくやるよくやる)、あれなんですよね、計画殺人だった場合に他に該当する人がいないというか、原作ならともかく疑われて当然の立場だろうと思うんですが、そう…

「日本の私鉄1 小田急」カラーブックス・第2シリーズ、生方良雄/諸河久

小田急って隣の沿線で別に嫌いとか好きとか全くなくて(いやどちらかというと好きというか、評価されるのもわかる気がします)、戦後くらいに一気にわーっと盛り上げてくらいからかロマンスカーを開発してからなのかそちらの分野では無類の強さを誇り、JR…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#10 江戸川乱歩「少年探偵團」

前話で出てきた栞子さんをいきなり泥棒呼ばわりした人物、ヒトリ書房店主が出てきたのですが、そもそもの栞子さんのお母さんとの「揉め事」が語られたわけで、これは怒るわこれは怒る、て下手すると恐喝じゃないか?! と思ったのですが、よく考えたら最初に…

「鉄道-明治創業回顧談」沢和哉

正直若干読みにくいところはあるので、入門書的な読み方は全く出来ないかと思いますが(あと本がごついw)、大熊重信、伊藤博文、前島密にご存知の井上勝。 山陽鉄道、日本鉄道、甲武鉄道から一人ずつ、と京浜鉄道(って東海道の初期区間でいいんだよね?)…

『カラマーゾフの兄弟』#9 引き裂かれた果てに

主に父親に圧し掛かられてる(幻覚)次男を見ながら、ぎゃー! ぎゃー、止めてぇぇぇ、なにしてんのぉぉぉ! と叫んでいて、彼が目を覚まして三男が取りすがっていて「大丈夫よ可愛い三男よっ!」とか叫んでいた私は、本当にドラマを満喫してるよな、と思っ…

「地下鉄の不思議な話」日本博学倶楽部

この手の本を正直本気で腐るほど読んできたものの、後半の地下鉄でのサービス関係は初めて見ることも多く(都営地下鉄でやってる駅広告の車内アナウンスって結構前からやってるんだねw)(新宿線と浅草線は設備がないからやってないんだって)。 あと、よく…

『八重の桜』#11 守護職を討て!

録画消化の関係で一度10話を飛ばしてこの回を見てしまったもので、冒頭の佐久間象山を見て「この人、この配役だといかにも死にそうだよねー」と口にしたら先に10話を見ていた母親にうんうん、と頷かれて、勝海舟なんかと比べていかにもそんな感じー、と…

『週間 東洋経済』2012年2月25日号「鉄道再起動」

この特集タイトルだと震災復興かな? というふうに捉える人もおられるのではないかと思うのですが、『東洋経済』はすでに2011年4月の段階で「鉄道被災」に関しての特集を組んでいるのでいわばこの特集はその続き。 東洋経済って必ずしもすごく質が良い…

『八重の桜』#10 池田屋事件

とりあえずこの回を見ての感想が「池田屋せまっ?!」だったのがなんか大概ではなかろうかとは思わないでもないんですが、リアリティって意味だとこっちのがどう考えても正しいんですよね、てか、ちゃんと本物を再現してたんですね、本当に失礼しました。 た…