2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ブラタモリ』SEASON2 #10 三田・麻布をブラタモリ・完全版

三田・麻布、と並べられても「あ、近かったんだ…」と思うのが正直なところというか、番組の中で麻布十番駅とか出てきてしまうと六本木ヒルズの裏だね!(あの辺に通っていたことがあるんですよ) というなんか申し訳ない優先順位のような気がするのですが、…

『ブラタモリ』SEASON2 #7 日本の住宅をブラタモリ

まあまずなんで江戸の下町で長屋なんてものが発展したのかというと、武士50万、町人50万人の居住を誇っていたものの、町人の住む場所は17%くらい、で良かったっけ? 大雑把にえらい差があったかららしいんですが。 あれだよね、よくよく見ると灰色の…

「イギリス・ルネサンスの女たち−華麗なる女の時代」石井美樹子

まあ大雑把にイギリスの歴史を述べると、フランス(とは言っても当時はフランス王家の血統じゃないんだけどね、あとでその家がフランスの王家とも絡みました)からプランタジネットという家がやって参りまして、それがまあ、来歴が来歴だからなのかフランス…

『ブラタモリ』SEASON2 #5 アンコール放送 二子玉川をブラタモリ

もともと玉川に“二子の渡し”という渡しがいて(二人でバランス取ってたんですかね? 細かいことわかんない)、それが地名の元、というか現在も「二子玉川」という土地そのものは存在しないようなのですが、二子村と玉川村、があってそれが合体したものだそう…

『ブラタモリ』SEASON2 #2 丸の内をブラタモリ

「丸の内」というのはなんじゃいな、というと一の丸とか二の丸とかのあれですよね、江戸城の中なんだよん、という意味なんだそうですが、ところでタモリさんのご友人は幕の内弁当を丸の内弁当だと思っておられたそうで、いいじゃん東京駅で売れば! とか思っ…

『ブラタモリ』SEASON2 #1 築地をブラタモリ

もともと関東大震災でお寺が潰れたので替わりの土地下さい、と言ったら幕府に与えられたのは海でした。という、今書き出してみると驚愕の展開をしていたんですが、脳内記憶恐ろしいな流してたよ、文字にすると一発なのに! 関東大震災の時は確か築地本願寺で…

『ブラタモリ』PILOT #1 原宿 表参道

原宿と表参道というと、まあ大雑把に山手線の原宿駅のど真ん前から伸びているのが「竹下通り」。現在はすっかり代表格になった表参道ヒルズ(ざっくり言うと六本木ヒルズと同じ森ビルの管理なわけですが)がある通りが表参道で高級品店の集まる通り。 で、原…

「エリザベス−華麗なる孤独」石井美樹子

イングランド王家の(イギリスというか英国王家のではない、この時点でスコットランドは統一されていないので)(この次の時代に彼女のライバル的存在だったスコットランド・メアリの息子がエリザベス1世の後を継ぐ形で両家を統一)エリザベス1世は、まあ…

『都市環境デザイン論’10』#11 参加のまちづくりと都市環境デザイン

山形県鶴岡市は私立病院を中心市街地に建て替えるため、余った土地をどう利用するか、ということで市民からの意見を募った「とぼり広場」。 (これ、見てる時は気付かなかったんですが外濠ですかね? そとぼり。) ワークショップなどを中心に何度も意見を集…

「スペイン フェリペ二世の生涯−慎重王とヨーロッパ王家の王女たち」西川和子

大雑把にスペインの統一王家の1代目、彼の父親と母親がカスティーリャとアラゴンの両王家の血を引き、ついでにオーストリア・ハプスブルク家というのは彼の弟から派生し、もう一つついでにブルゴーニュというフランスの地方王家の血も入っているので、もう…

「終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ」木村元彦

この人物がどうして“ここまで”したのか興味がある、というレビューを見掛けたが、他にサッカーに関しての本を書いているので、それを読むとわかりやすいのではないかと思う、要するにサッカーが好きで、その取材をしていて、とてもサッカーに強い地域があっ…

「パリ歴史探偵術」宮下志朗

パリの元になったのはセーヌ川の中ほどにあったシテ島という小さな島で、というとどちらかというとむしろパリの地理に詳しい方のほうが「あんな小さな?」と思うような気もするのですが(今でもそこそこ重要な土地なので)、あれは正確には当時のシテ島では…

「図説 ブダペスト都市物語」早稲田みか/チョマ・ゲルゲイ

ブダペスト、というのはその名前からしてブダとペスト(あと実は温泉を有するオーブタという地域もあったりするのですが、ブダ側の街ですね)という名前の合成で、もともとはこの地域でドナウ川が細くなって少し渡りやすくなるために、その両岸に発達した街…

「金曜日ラビは寝坊した」ハリイ・ケメルマン

正直聞いたことのない作品で(「九マイルは遠すぎる」は聞いたことだけ)、あまり馴染みのないユダヤ教の聖職者“ラビ”やユダヤ教のことがわかる小説、というふうに紹介されていたんですが、確かにこれを読んだだけである程度はわかるなぁ。 ラビは本来聖職者…

「ホワイトハウスとメディア」佐々木伸

日本で出版されている海外の本だとありがちというか、まあ、それ自体は必要なのかもしれないとは思わないでもないものの、正直2国間の対比ともなると、それがどちら側の是にしろ否にしろ、やたらと主張されるとだんだんうんざりしてくるものなのですが、こ…

「怪盗ルパンの時代−ベル・エポックを謳歌した伊達男」和田英次郎

ベルエポックというのは「最良の時代」、でフランスがこう呼ばれたのはもうそろそろ第一次世界大戦だよ、という、ナポレオンが皇帝を名乗ったのち、3世皇帝が出たり戻ったり、ととにかく小競り合いが繰り返されていた時代で。 ちなみに隣国のイギリス(シャ…

「狂女王フアナ−スペイン王家の伝説を訪ねて」西川和子

正直大変申し訳ないながら、どうしても彼女の人生において気になってしまうのは「本当に狂っていたのか」という一点で、そういう意味で言うと、まあ概ね公平であったのではないかなぁ、とは思うのですが、若干語り口調が小説チックというか、一人称を使って…

「ノルマンディー上陸作戦」地図で読む世界の歴史、チャールズ・メッセンジャー

ノルマンディ上陸作戦というのは(ちょっとタイトルと表記が違いますが、最初に読んだ本がこれだったので私はこっち)、第二次世界大戦の終盤、連合国側の反撃の第一弾といっていいフランスのノルマンディ地方への作戦で、当時から今に至るまで史上最大規模…

「エロティックな大英帝国−紳士アシュビーの秘密の生涯」小林章夫

大雑把にタイトルを見てもうちょっと下世話でスキャンダラスな内容を期待した人も多いのではないかと思うのですが(それこそあれですね、ちょっとお堅いイメージのある英国・ヴィクトリア朝の裏の顔というか)、イギリスの歴史本に馴染みある人なら次にまず…

「笑う男」クルト・ヴァランダー・シリーズ4、ヘニング・マンケル

ヨーロッパ(スウェーデン)を拠点に、東南アジアを股に掛け、後ろ暗いところがあるのではないか、ということになるとむしろ日本人辺りのほうがその辺の事情にはピンと来るものなのかなぁ? 正直、この話のネタバラシはかなり後になってからされているんです…

「イカロスの飛行−内戦のギリシアを旅する」ケヴィン・アンドリュース

アイルランドの血統を持つアメリカ人の、まあ、少し多感なところはありそうなもののごく普通の青年が、なんとなく考古学に携わることになって戦時後のアテネの地に行き、幾つかの遺跡を見て廻る、という名目であてどもなくギリシャ国内を彷徨い。 ほとんど唯…

「ドラゴン」アルケミスト双書、ジョイス・ハーグリーヴス

この本を最後まで見終わって(各々読むほどの分量がないし、全体的な分析をするにしてもちょっと統一性がなかったよな、同レーベルの『ストーンサークル』は対象が限られていたので結構読み応えがあったんですけどね)、結局のところ残ったのは「イングラン…

「シャーロック・ホームズの生れた家」ロナルド・ピアソール

シャーロック・ホームズというと探偵小説の黎明期(とはいえ、別に始めてってわけでもないし、それなりにブームに乗って現れたんだよね)、ヴィクトリア朝の末期から第一次世界大戦を経て、という英国の非常に微妙な時期を生きた作者によって生み出された、…

「ダ・ヴィンチ・コード」下、ダン・ブラウン

聖杯っちゅーのは、えーと、テンプル騎士団が見つけたとされている人類の叡智がどうの財宝がどうのってそういうシロモノでしたっけか(日本人にはこの単語そのものくらいしかいまいち実感がないんですよねぇ、なんか追われてる物くらいにしか)(もうちょっ…

「ダ・ヴィンチ・コード」中、ダン・ブラウン

正直言って、この話を読む前にどんな期待(もしくは偏見w)を持っていたんだかを上手く説明できないのですが、なんとなくもうちょっとこう、謎解き部分は「扇情的」な内容を想像していたような気もしますし、逆に現代事件部分がここまできっちりとエンター…

「ダ・ヴィンチ・コード」上、ダン・ブラウン

一言で言うと図書館に2セット並んでいたから借りた、というだけの動機なんですが(評価が高い本を読みたい気持ちはわかるんですが、最新ランキングだけが好きな人多いの謎ですねぇ)、思ったより面白いというかメインの“謎”はまあ置いといて。 むしろ登場人…

「エリザベス」トム・マクレガー

正直借りた時点で表紙が映画のものだったので、「ああ、映画のノベライズなんだな」ということは考えたのですが、うーん、端的に非常に文章が読みやすく、実際の歴史を知っているとちまちまぽちぽちと引っ掛かる部分はあったものの、映画的な改変なんだな、…

『小田急75年史』小田急電鉄社史編集事務局

新宿から始まって(だよね?)小田原のほうとか、江ノ島とか、多摩ニュータウンのほうとかすみません支線の名前読み上げてるだけなんですが、あと東京メトロ千代田線と直通していたりとかそういう感じの大手私鉄なんですが。 大雑把に沿線としては隣で通学の…

「東武王国−小説 根津嘉一郎」若山三郎

東武というのはまあ関東人なら誰でも知っているというか、「なんか23区から見て右上」にごちゃっと存在しているというところまで含めて全国的に知られているような気がするのですが、あくまでその創設者ではなく、初期の頃の建て直しに参加して以降、次代…

『東京人』1993年11月号「私鉄沿線物語」

だいたい20年くらい前の本で、ここに出てくるのが、えーと、小田急東急京王京成、西武東武京急、と言ったところでしょうか、沿線東京だっけ? という疑問が出てくるものもぽちぽちあるんですが、でもどっちかというとこの沿線までは東京にがっつり通勤通学…