2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『カラマーゾフの兄弟』#6 死を刻む砂音

長男は父親に女を使って借金を増やされ(てか、その彼女絡みで一箇所原作と明確に違うところがあったんですが、ひょっとしてそっちのほうの話も展開あるのかな?)(昔の恋人だったよね、あのエピソードって)、次男は訴訟の件に関して片付けたところ「今度…

『現代南アジアの政治’12』#2 現代インド政治の見取り図

“世界最大の民主主義の国”、2009年の第15次総選挙では7億人の有権者。 2000年以降、アメリカとの関係が好転しているので、アメリカのことを世界最古の民主主義、インドのことを世界最大の、などと会話を交わしているようです。最近はちょっと中国…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#6 太宰治「晩年」

この回は多分このシリーズで度々出てきた「(客観的に見ても)市場価値の高い古書」と「あくまでも個人の思い入れ」とがすれ違いを起こすという側面の最たる回ではなかったかと思うのですが、なんだろう、やっぱり栞子さんの態度や主人公への態度は半分まで…

『現代南アジアの政治’12』#1 南アジア政治の見取り図

講義で扱うのは南アジア地域協力連合(SAARC)の8カ国、大雑把に言うと従来までの南アジアの括りにアフガニスタン付き。人口は約16億人で世界の約4分の1、そのわりには面積はそれほどでもなくて513平方kmで世界の約3.5%。 インドが国土面…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#5 アントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」

基本的にこのドラマではそこまで大きな犯罪ってのはそんなに出てこなくて(次の回とかちょっと大変な感じですが)、日常に潜む小さな罪みたいなテーマじゃないかと思うんですが、この回の女子中学生はちょっと洒落にならないんじゃないかな…びっくりした。 …

『八重の桜』#6 会津の決意

ちょうどこの大河を意識していたのか去年の年末に白虎隊をテーマにしたドラマを連続放送していまして、そこで中心になっていたのが西郷頼母氏だったのですが、やっぱり八重さんのお兄ちゃんがたびたび駆け込んでるのって頼母さんだったか。 そのドラマでは会…

『探検バクモン』インド ミラクルパワー

とりあえず前に出てきたブラジル街が、ええと(検索中)、群馬県大泉町でこの回のインド人街が西葛西(東京メトロ東西線ですぜww)だというのが妙にツボが入ってしまったんですが、さすがIT系! やっぱり兜町とか大手町とかのオフィス街に通う関係で東西…

『あぽやん~国際空港』#3

見た目っていうか俳優さんの選択かな? や全体的な流れとしては熱血青年が、みたいなドラマのように見えるものの、なんだろ、確かに一番青臭いようなことを言い出すのは確かに「えんどう豆」さんではあるものの、皆ある程度は融通を利かせようとしてるってい…

『探検バクモン』~UNSOLVED~男と女 愛の戦略

かつての文豪の残した手紙から「男と女の機微」を読み解くよ、という回だったんですが、なんか違和感あると思ったらむしろ前やってた『爆問学問』じゃん、この構造! (一人の人に絞って、ということだとちょっと違うのかな、とは思いますが、よく考えたたら…

『カラマーゾフの兄弟』#5 剥がれる仮面

ところでこう、あくまで原作の時点で男も女も揃っての美形揃いという設定ではあるんですが、無駄なまでに三兄弟が美形なので(それもタイプが違うんだきちんと!!)、次男が三男に対してにじり寄ってる時に正直黄色い悲鳴を上げかけてしまったんですが。 と…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#4 宮沢賢治 「春と修羅」

前回はちょっと小粒な感じだったんですが、この回は面白かったなー、トリビアって言ったらあれなんですが、やっぱり1話みたいに本の内容が絡んでくるほうが面白いよね(毎回そういうわけにいかないのもわかるんですがw)。 宮沢賢治さんは現代人だとまあだ…

『八重の桜』#5 松陰の遺言

吉田松陰というとどっちかというと身近っていうかな、「よく聞いてる存在」なんですがあの人享年29歳だったんですね、何回俳優さん見ても吉田松陰だと認識せず、今となってもなんで若いんや! と考えてしまうんですが、あれですね、「むしろ俳優さんもっと…

『探検バクモン』ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!(完結編)

前半で分業制に関しては(今も珍しいんだよなぁ、これ、原作付きとか編集さんとのコンビってのはたまに聞くけど責任が曖昧みたいだからちょっと違う気がする)前回でほとんど扱ってしまったので後半なにをするんだろう、と思ったんですが。 もともとこの作者…

『探検バクモン』ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!

この回の予告を見た時に正直なにを一体調べてるのかがピンとこなかったんですが、なんでも『ゴルゴ13』は漫画の連載としては最長の記録を誇り、しかも月2回の連載を今まで一度として休んだことがなく、その体制を支えているのが作者さんが「スタッフ」と…

『ビブリア古書堂の事件手帖』#3 ヴィノグラードフ・クジミン 「論理学入門」

栞子さんがこのいかにもややこしそうな「倫理学入門」をざっくりと略して「A=B」「B=C」でしたら「A=C」ですね、ということを告げていまして、三段論法っちゃあ三段論法だけどシンプルww と笑っていたんですが、そのまま最後までその部分のみで話…

『探検バクモン』ミラクル町工場に潜入せよ!

なんで大田区には町工場が多いの? という質問を道行く人に投げ掛けてみたところ、皆知らない、古くからいる駄菓子屋さんに聞いても知らない、ということになってしまったんですが、そうだよなぁ、それが関東大震災の頃に遡るってなるとそんなものかもなぁ。…

『カラマーゾフの兄弟』#4 三男・涼 奪われた我

あれですね、さすがに三男に対しては刑事さん優しいんですね、てか、原作でも亡くなってた三男の恩師(原作だと宗教関係者なんですが)って父親が死ぬ前に亡くなってたのか、で、母親が死んだ時のエピソードが語られたりしないのかなー、と思ったんですが、…

『探検バクモン』愛と欲望のマンガ道

“米沢嘉博記念図書館”ってあれですね、要はコミケ、コミックマーケットの創設者の方(故人)を記念した図書館で、一般公開はまだされてないんだっけ、明治大学のほうの公開日と上のコミケ関係のイベントで聞いたことがあるんですが(んで、今回出てた方も顔…

『カラマーゾフの兄弟』#3 長男・満 棄てられた犬

やっぱりドストエフスキーのキャラって極端なんだけどリアリティあっていいなぁ、としみじみと感じているんですが、それともロシアの風土と微妙に日本があってるんでしょうか、ああでも、舞台の置き換え(あの独特の閉塞感)はスムーズに行ってるよね、これ…

『探検バクモン』巨大ガス要塞を占拠せよ!

番組内で言及されていた砂丘から採れる天然ガスってあれ、“シェールガス”のことですよね、あれは確か埋蔵されているということは漠然とは判明していたものの、技術の低さだけではなく石油に抵抗できるだけのコストパフォーマンスがない、ということで「いつ…

『あぽやん~国際空港』#2

とりあえず「スーパーバイザー」とはなんぞや、と感じるというか、お荷物どうこう以前に配属されて10日かそこらで上司になられたらそりゃ面白いわけもないよね、というのは実に納得なんですが(契約社員と正社員の格差っていうか)、まあ多分、このドラマ…

『都市環境デザイン論’10』#15 現代都市環境デザインの展望

個人的にこの講義全体をまとめるとあんまり主題としては語られてなかったんですがなんだかんだと「サスティナブルな」都市環境って部分だったんじゃないのかなぁ、と正直なところ、いや、クリチバとかホノルルとかそういう規模だと本当に専門の人が考え尽く…

『八重の桜』#4 妖霊星

サブタイトルがちょっと今までと異質だったのでなにごと? と思ったんですが、ああ、ハレー彗星のことこう呼んでたのか、箒星とかいろいろ呼び方ありますよね(なんとなく名前で「どう捉えられていたのか」というのが想像付く気がします、が、ぶっちゃけてこ…

『探検バクモン』ニッポンを守れ!防災の最前線基地

ええと、つくば市にあるという“防災科学技術研究所”、ここで扱ってるのが地震と火山(ここまでは別けるほうが難しい気がしますが)、と大雨なんかの気象災害のようで、となるとちょっとあれ、それが同じ? と感じてしまうんですが、番組の中でも地震の際に起…

『SHERLOCK』#2 死を呼ぶ暗号

とりあえず事件とは全く関係のないところでワトソンさんと出会って(関係者ならともかく、全然カタギの人であんな目に遭ってよくまあ耐えられましたよね、泣ける)、デートを邪魔? あれ邪魔ですよね、なにむくれてんだよホームズ?! としか言い様がない状…

『仕事ハッケン伝』#11 平岳大×百貨店バイヤー

正直この回、無茶苦茶面白かったです、百貨店(というか小売)に興味があるものでなんとなく録画して見てたんですがさすが傑作選だなぁ! NHKだからなのか番組内では一度も口にはされてなかったんですが、わりとよく知ってる新宿の伊勢丹。 百貨店って個…

『あぽやん~国際空港』#1

Wiki先生見てたら一応サブタイトルらしきものはあるにはあったんですが(テレビ局の公式サイトは大抵フラッシュ入れてて面倒いんで)、どう見てもラテ欄の煽りだったのでまあいいや、と。 で、「あぽやん」ってあの空港走り回ってる彼に付けられた愛称な…

『八重の桜』#3 蹴散らして前へ

このサブタイトルはなんか好きだなぁ、ちょっと乱暴な響きなんですが、なんていうんだろう、八重さんのお兄さんを取り巻く停滞した状況が、なんだろ、仕方のないことだとか、ある意味で当然の流れのように受け止められる準備だった気もするんだよね。 なにか…

『信長のシェフ』#3

うん、2話より面白かった、ただ正直気になるのがなんぼなんぼでも狭い、とか、毎回だいたいセットの形が同じとか(内装は変えてるのかもだけど)、2百人の触れ込みなんだけどこう、あれ何人だったんだろうとか、まあそういう瑣末なところですね。 あとあれ…