『現代南アジアの政治’12』#1 南アジア政治の見取り図

講義で扱うのは南アジア地域協力連合(SAARC)の8カ国、大雑把に言うと従来までの南アジアの括りにアフガニスタン付き。人口は約16億人で世界の約4分の1、そのわりには面積はそれほどでもなくて513平方kmで世界の約3.5%。

インドが国土面積が世界の10以内に入ってるのでもうちょっと広い印象でしたね。

人口が約7割、面積が約6割、GDPが約8割という圧倒的な存在感だそうです。

 

インドはヒマラヤ山脈、カラコルム山脈ヒンドゥーグン山脈、スレイマン山脈に囲まれている、というより中国と南アジアが隔たれているんだね。閉鎖的な面もあるんだけど半面前のほうが海になっているので開放的な側面もある、と。

インドで生まれた仏教が東南アジアに海伝いに伝わっていった過去もあるよね。

地政学的に有利な位置を占めているらしいんですが、地政学ってなんだっけ。かつて「(英帝国の)王冠の中の宝石」と呼ばれていたそうですよ。

まず古代のBC(紀元前)5世紀頃に仏教やジャイナ教誕生、BC2~3世紀にヒンドゥー教っていうかバラモン教ですかねこれ、とともにカースト制が出現。

BC317年には初めての統一王朝であるマウリア朝が誕生、BC180年頃まで。

8世紀にはイスラム教が伝わって以降イスラム時代、13世紀初頭には最初のムスリム王朝、1526年にはムガル帝国。12世紀には仏教がインドから消滅、11世紀にはウルドゥー語が出現し、16世紀には相の子シーク教が誕生しています。

1498年にヴァスコ・ダ・ガマが亜大陸到達、で1757年プラッシーの戦いで英国の覇権確立。1857~58年にインド大反乱からインド帝国(英領インド)が誕生したという程度でいいかな、第一次世界大戦後にマハトマ・ガンジー登場、で現代ね。