2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧
どうもいまいち鎌倉の権力構造みたいなものが理解出来てないなー、と思っていたんですが、これはあれか、鎌倉だけ見ててもあんまり意味がないんだろうなぁ、という辺り。すごく大雑把に「南北朝時代」ってなんやねんみたいなところがあるんですが、いやだっ…
そういえば昔、鉄道の歴史を読んでいた時に鉄道の測量に二本差し(刀と脇差、武士身分であるという証明なので外して歩くと問題だったそうですよ)で来るので、頼むから邪魔だからなんとかしてくれ、ということで廃刀令が出されたというのは聞いたことがあっ…
昔、熊野古道に興味を持ったことがあって熊野信仰の本に軽い気持ちで(自分の能力のようなものを過信して)、手を伸ばし、ものすごい勢いで討ち死にしたことがないでもないんですが、この本を読みながら思い出していたというか、ちょっと似てる。ただ、こち…
古地図で謎解き 江戸東京「まち」の歴史 (双葉新書) 作者: 跡部蛮 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2014/05/21 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 各地名で小さな地図が出てきて、その中に関してを徹底的に調べる、というようなスタイルの本だった…
プロジェクト鹿鳴館! ――社交ダンスが日本を救う (角川oneテーマ21) 作者: 鹿島茂 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング 発売日: 2009/05/09 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る 鹿鳴館そのものの名前は聞い…
東京駅、とありますが地下鉄の日本橋駅まで「東京駅」として入ってまして、南は横浜、お台場などの路線は一部(残りは千葉側に含まれるのかな?)、西側の駅は渋谷駅まで、路線は東急大井町線まで。東急田園都市線は中央線の本のほうかな?地下鉄はだいぶ東…
この本の中で面白かったのが平安後期の頃に文化人であり政治家でもある(まあ当時のサロン文化だとどっちでも同じなんですが)非常に長命な人物が幾人か出て、結局長生きして家の趨勢を見守るのが一番の功績だ、という意識が広まった頃、「翁」のモチーフが…
正直なところブックレビューをまとめようとして昭和28年という刊行年に驚いたんですが、え、あれ、GHQから日本刀を美術品として認める、ということが言われたのと同じ年じゃなかったでしたっけ、なぜかあんまり詳しく語られているところが少ないのでそ…
鎌倉幕府草創の地―伊豆韮山の中世遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 池谷初恵 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2010/08 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る んーと、大雑把に伊豆半島がありましてその真ん中辺りに伊豆…
伊勢神宮の祭神が主にアマテラスで、まあ最初の夫婦の旦那のほうの禊で生まれた一番高貴な女神なんですが、この同時に生まれた弟がスサノオ(あの暴れて姉が天の岩戸に閉じこもったやつ)で、この追放されたスサノオの子孫が大国主。で、この大国主が出雲大…
青函トンネル物語―津軽海峡の底を掘り抜いた男たち (交通新聞社新書) 作者: 青函トンネル物語編集委員会 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2013/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 青函トンネルがそもそも工期7年とか10年とか、水…
まあすごく大雑把に征韓論争から始まって(大雑把に西郷隆盛さんの下野ですが、ぶっちゃけ維新3傑の中でもどっからどう見ても一番人望あるとしか言い様がない…)、西南戦争に至るまでの各地方での不平士族の扇動みたいな感じかなぁと。身も蓋もないんですが…
渋沢栄一のいとこが近所に住んでいた縁で師事し、その縁で自由民権運動に参加、自由党に所属していたよー、というご身分のジャーナリストの方のようですが。正直キリスト教に関してべらべら語っていたりとわりとどうでも良いことでしか感情を露にせず(本筋…
日本の美術―その形と心 (1982年) (岩波ジュニア新書) 作者: 水尾比呂志 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1982/04/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 土器を見ているとどんなに素朴な形のものであってもなにか生命力のようなものを感じる、と…
桶狭間の戦いというのはあれですね、今川義元と織田信長の戦いが最近たまに「なんで織田方が勝ったんだかよくわからない」と言われているものなんですが(昔はそれほどでもなかった)、うん、織田方がどうも途中まで今川軍の動きが把握出来てなくて策がなか…
鎌倉新仏教の誕生―勧進・穢れ・破戒の中世 (講談社現代新書) 作者: 松尾剛次 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1995/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 大雑把に鎌倉時代において国家管理下にあった僧侶の中から流れを外れた「黒衣の僧侶…
週刊ダイヤモンド2014年10/18号[雑誌]特集1 最新 大学評価ランキング/ビジネスマンが本音で評価! /崩れ始めた老舗大・看板学部の序列/特集2 広島モデルの底力/レポート ノーベル物理学賞を受賞した青色LED開発者の?因縁?/東電・中電の事業統合発表で両社長が…
正直このタイトルを見て、三菱当主(4代目の岩崎小弥太と、3代目の久弥も引退したけど生きてるし)などの去就について語られるのかな? と考えていたんですが、事実上昭和2年の段階で大病して、それ以降、事実上の本社である三菱合資の体制も微妙に上手く…
大井川鐵道井川線 (RM LIBRARY 96) 作者: 白井昭 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2007/08/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 9回 この商品を含むブログを見る 大井川鐵道の時点で結構経営に苦労している私鉄で、現在生き延びているの…
明治の憲法 (岩波ブックレット―シリーズ「日本近代史」) 作者: 江村栄一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1992/06/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る まあとりあえず、明治政府が特に憲法も議会も作りたくなかった、というのは地味に知られ…
どちらかというと全体的に刀剣関係資料を提示して、結論まで至らないスタイルが多かったというか、特に熱田神宮や熊野三山などの記帳に刀工名が、なんて論文はほとんどネタ振りみたいなものだったんじゃないかなぁ、というのが正直なところです。神社関係の…
まあ正直なところこれ1冊(前が「北条の城」なので2冊かな)読み通したところで北条氏がどういう一族か、ということは特にわからないんですが、要するに鎌倉幕府の時点でのあの北条氏と基本的には同じ一族って考えていいのか…。いや、名前変えちゃったり名…
私は確かかつて銅鐸は楽器だと習っていた世代なんですが(多分、でも友人とか妹はもう違うんだよね)、これはどうも初期は打ち鳴らしていた形跡があること、単に遺棄されていたものと思われていたのが楽器としての形状とは逆の形、頭を下に埋められていた形…
建築探偵奇想天外 (朝日文庫) 作者: 藤森照信,増田彰久 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1997/04 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 7回 この商品を含むブログ (10件) を見る 日本のキリスト教会はまあ転用したものでない限り基本洋風建築(擬洋式は…
九州の博多近くにあって(というより、博多がどうも大宰府の影響で出来たみたいに語られていたんですが、ありえない話でもないのかな)、九州の地を統治する役にも預かっていたんじゃないのかなぁ、と推測もされている大宰府なんですが。わかっているのは「…
近世の頃の鉱山というのは基本的に技術が限られていて、近くの木材を切り出し終わってしまったり(でも日本以外だと文明そのものの崩壊の原因になってたりするからまだいいほうだよ)、奥に行けば行くほど坑道が狭くなっていき、良質の鉱脈からでないと精錬…
[図解]地図と歴史で読み解く! 鉄道のひみつ 作者: 日本の鉄道愛好会 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/04/25 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ところで正直内容は簡略だったものの(たまにこの文面だと語弊がw というのはありましたけど…
鹿鳴館 (岩波ブックレット―シリーズ「日本近代史」) 作者: 飛鳥井雅道 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1992/07/20 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (1件) を見る そういえばこの前に読んでいた中では鹿鳴館はそれそのも…
この小笠原氏というのは新刀(虎徹を扱っていた新書とあともう1冊カラーブックスの本を読んだんですが)をメインにした方なのかな? 個人的には初心者本を読んだら次くらいにこの人読むのがいいんじゃないのかなぁ、文章が平易とかそういうレベルじゃなくて…
んーと、1983年で昭和58刊行、ちょっと新しいジャンルに手を伸ばしていたので久々の論文集だったんですが、古代、中世に関しては技術というよりも時代の専門家、中世から近世に関しては発掘メインの方が担当していて、そこから近代産業に関して触れる…