2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「東京市電・東京都電 Tin-Tin-Go Graph-ity」高松吉太郎

東京市電や都電の本というと正直読んでるほとんどの本が1980年とか下手すると2000年とか軽く越えている本が多い中で(内容は「ちゃんと」してると思うけど、やっぱり洗練されてる感は拭えないなぁと)、1976年という本は正直珍しいのではないか…

「カペー朝−フランス王朝史1」佐藤賢一

そもそもカペー王朝というのが名前くらいは聞いたことがある程度で実態がわからない人も少なくないんじゃないかと思うんですが、あれですね、「イングランドのプランタジネット王国」に王の嫁を領土ごと寝取られたのがこの時代。 (カペー朝の王領直轄地がフ…

『マリン・マシーン』#5 ワーク

水中の仕事全般、というよりは(今までの回だって全部お仕事だもんね)、職業ダイバーさんの回という感じだったわけですが。数ヶ月単位で圧力室で暮らす特別なダイバーがいるんだよ、というのに芯からびっくりしました、、、ダイバーの圧力室ごと船で運び、…

『マリン・マシーン』#4 スピード

現在のほとんどの漁船、運航船(客船、軍艦、要するにオールラウンド)の主流であるという“排水型”というのがよくわからなかったんですが、要するにその使用エネルギーの大部分を「水の抵抗」に対して使っているのだという理解でいいんでしょうか。 なにせ密…

「東京メトロをゆく」イカロスMOOK

東京メトロをゆく (イカロス・ムック)出版社/メーカー: イカロス出版発売日: 2010/07/27メディア: ムック購入: 2人 クリック: 60回この商品を含むブログ (6件) を見る 前に読んだPHP研究所の『東京メトロのひみつ』でも思ったんですが、なんだろう、東京…

「五反田駅はなぜあんなに高いところにあるのか-東京周辺 鉄道おもしろ案内」長谷川裕

いや悪いとは言わないけど、いくらなんでもタイトル長ww というのが正直なところなんですが、このタイトルにある池上電気鉄道(今の東急路線の一つですね、買収されました)の路線がなぜか山手線より高いところにある、というところから始まる大雑把な経営…

「荒川放水路物語」絹田幸恵

荒川ってのがまあまず東京から右っていうか千葉のほうに行こうとするとまず渡らなくてはならないという大河川なんですが、そもそもなんで大河川なのかというと、あれが近代のわりと早い時期から長い時間を掛けて「放水路」として整備された、人工河川であり…

「東京馬車鉄道」都史紀要33、東京都

かつて東京の市街地には市電と呼ばれた大きな路面電車のネットワークがありましてね(なんか路面電車のことを他でも市電って呼ぶ傾向あるけど東京の東京市電気局が元なのかな?)(電気も売ってましたのでw)、それがもともとは私鉄の3社の合同で。 その一…

「新交通システム」カラーブックス、吉川文夫

新交通システムというのはまあ大雑把にモノレール(釣り下がってるのと跨座式と呼ばれてる乗っかってるのとがありますね)を代表とする“新しい交通システム”そのままなんですが、曖昧な題材のわりには著者さんの力量なのか結構面白かったです。 ただ、地元の…

『知られざる大英博物館』第1集 古代エジプト 民が支えた3000年の繁栄

大英博物館と言えばエジプトや(こっちは自国の考古学が進んだので自国で研究を、という文脈なので多分エジプト単独なら話一部通ってたかと)、ギリシャ(当時の“国”がオスマン帝国だったんだよなぁ、オスマンと英国との交渉は正規で行われてることを一旦認…

『マリン・マシーン』#3 ステルス

ちゅーかこら、そこのスカンジビアナ半島、外海が戦闘地域でなくなったと考えている、というのはわからんでもない話なんですが、特に永世中立国であるはずの(そうでなくても北欧は平和意識が高いはず)スウェーデンがなんにステルス艦を使うのか。 ノルウェ…

『都市環境デザイン論’10』#13 設計者・コンサルタントの選定

要するに公共施設や、それに近い性質を持つ建物の設計はどのように人物に、どのようにして選ばれているのかな、という回だったんですが、横浜市民たちにされたというアンケートの反応は圧倒的に「コンペかコンベンション(会議や集会って意味なんですが、こ…

『都市環境デザイン論’10』#12 事業手法と都市環境デザイン

この回で出てきたのは仙台と鶴岡、えーと、東北地方の宮城県と山形県、それと四国の香川県の高松だったのですが、確か高松ってこの講義で前にも出てこなかったっけ? と思ったらやっぱり出てきてましたね、第1回。 他2つの都市はともかく、仙台は普通に知…

『ブラタモリ』SEASON2 #18 横浜をブラタモリ・完全版

もともと横浜ってのは入り江(蛸壺みたいな形で入り口のとこだけちょんと蓋みたいなのが付いてました、あれも人工のものなのかなぁ?)でね、というのはまあ関東に限れば横浜に限らず少なくはないんですが。 入り江の奥っていうか陸の方からまず田んぼにする…

『マリン・マシーン』#2 深海

基本的に潜水の技術はガラスの鉢に空気を溜めて行なわれたものが始まりなのだそうですが(アレクサンダー大王がやったんだって、海に領土でも広げようとしたの?)(違います)、その後、ホースで空気を送り込み、ボンベへと進化したところで問題となったの…

『ブラタモリ』SEASON2 #17 赤坂をブラタモリ・完全版

迎賓館というと正直なところ、ニュース等で姿を目にすることはあっても…と考えてみたものの、よく考えたらなんとなく赤坂にあることも知ってるし、国家元首や王室などの国賓クラスの人間だけが、と言われたらああうんうん、と普通に感じるのですがw 正直な…

『ブラタモリ』SEASON2 #15 池袋・巣鴨をブラタモリ

池袋という地名であるからには「池」じゃなくて「袋」が大事なはずなんだよとタモリさんが言い出されて、なんでかというと池が大事なら池で完結するはずだからね、と言われるとんな気もする、と思ったらば池袋駅の近くにあるいけふくろうの野郎が「丸池が池…

『ATARU』mission 11≪終≫

この回には正直ちょっとした仕掛けがあったので、蛯名さん家のお父さんに対する疑いから始まっていたような印象だったんですが、あれ、なんだ、見直してみるとそこまで強調してたわけでもないような気がするという不思議さ…、多分情報として与えられたものの…

『鉄道ジャーナル』2012年1月号「ライバルの素顔」

わりと何度か見掛けているいわゆる成田エクスプレスvs新型京成スカイライナーがメインの特集記事で、なんと言うのか、今までの対立を煽るような論調と違って(鉄道雑誌で対立煽るのはもちろん微笑ましいだけだけどねw)、お互いの利用率がちょっとずつ上…

『週間 東洋経済』2011年9月3日号「シニア市場はこう攻める」

そもそもここで語られていた“シニア”の主流になりつつある団塊の世代が今までとは全く違う傾向を持っているからこういう特集が組まれたのではないかな、と思うのですが、まずシニア扱いされるとムカっとするという時点で難攻不落っていうか扱い辛いというか…

『ATARU』mission 10

4話で登場した鑑定士さん再び、というかまさかの再登場という感じだったんですが、ぶっちゃけ事故再現の費用はどこから出ていたんでしょうか…。中古車を使うにしろさすがにその他諸々がかなり高いような気がするんだけど。 (4話でやってたのはかなり現実…

『探検バクモン』夢の珍獣ワンダーランド

上野にある国立科学博物館の、これはバックヤードってことでいいんでしょうか、一般公開区域にあそこまでごてごてと飾り立てているんでしょうか、それだとちょっとすごいな…、えーと、確か“ぐるっとパス”(都内の美術館や博物館の入場券や割引券などがセット…

『探検バクモン』密輸犯を追いつめろ!

えーと、この回のテーマは「税関」で、正直ちょっと正確な範囲がわからなかったので検索してみると、人間以外の物流に関してのチェック、ということになるのかな? 入国者の荷物チェックとかとはまた別個なんでしょうか、入国管理が法務省入国管理局ってのは…

『探検バクモン』スーパー鉄道模型でGO!

横浜に最近新しくオープンした“原鉄道模型博物館”への潜入取材の回だったのですが、あらま、なんとなく伝え聞いていたところではセレブの趣味って話だったのに、子どもの頃に家の廃材を使っての完全な我流って、あれなんかだいぶイメージと違いましたww む…

『ブラタモリ』SEASON2 #14 羽田をブラタモリ

羽田空港の新滑走路である(この滑走路が開業するのと同時に国際空港化したんだっけ? なんかよく時系列覚えてないや)D滑走路の開業直前に撮られていましてね、大雑把に言うと半分が埋め立て式、もう半分が多摩川の河口を塞ぐ形になっているので桟橋の形式…

「明治鉄道物語」原田勝正

そもそも日本に鉄道というものがもたらされたのは欧米よりもだいぶ遅れて、というのは特に歴史に興味がなくてもなんとなく知っている方が多いのではないかと思うのですが(要するに明治になるまで全く欧米の産業技術は入って来なかったわけだし)(文化はオ…

『週間 東洋経済』2012年2月11日号「流通サバイバル」

まずは現在建設ラッシュを迎えつつあるSC(ショッピングセンター)の話から記事が始まるわけなんですが、去年の同じ頃の流通ミニ特集で語られていたのがGMS(総合スーパー)の衰退だったのでSCはここしばらくの傾向だと思うのですが思うのですが。 な…

『マリン・マシーン』#1 アイス

えー、なによりも、まことに申し訳ありませんでした、というか氷河舐めてました、「氷河砕くより、避けたらいいんじゃないのかな?」とか思ってすみませんでした、爆弾使っていたのを見て特にそう思った、というのだけはそう勘違いでもなかったんですが。 (…

「アルマダの戦い−スペイン無敵艦隊の悲劇」マイケル・ルイス

そもそも通常の戦争においてはお互いの国の事情を全て出し切ったのちに戦略(戦略は戦闘行為よりも前のことも戦闘行為より後のことも関わるし、そもそもそれ以外の道もいろいろあるよね)というより戦術の単位で最終的に片が付けられるものなのではないかと…

『東京人』1993年05月号「江戸東京博物館完全解読100%活用ガイド」

昔NHKで『お江戸でござる』だったかな、そんなタイトルの舞台スタイルの劇仕立ての番組がやっていて、その番組に時代考証の女の先生がいらして、それがすぎうらひなこさんで、たまにドラマの主題ごとばっさりと切り捨てられてるようなこともある厳しい方…