2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「大蔵省・自治省-くにの財政・金融などを扱う」図説にっぽんの役所5、榊原昭二

大蔵省と自治省が同じ巻に収められているのがちょっと不思議だったんですが、どらちかというと大蔵省のほうが予算を通じて他の全ての省庁を統括するような関係上、地方自治体が属する自治省が「ミニ大蔵省」みたいな機能になってるせいなのか。なるほど。そ…

「幻の北海道殖民軌道を訪ねる-還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ」交通新聞社新書002、田沼建治

幻の北海道殖民軌道を訪ねる―還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ (交通新聞社新書) 作者: 田沼建治 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2009/06 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (7件) を見る 植民軌道というのはそもそも内務省直…

「多摩の歴史(3 国分寺市/国立市/小平市/武蔵村山市」松岡六郎/吉田 格・編集

国分寺市とその周辺の市がまとめられた巻のようなんですが、正直なところ武蔵国分寺は「いつ廃れたのかわからない」と言われていてあまり重要視されていることがなく、この本の中でも出てきていた戦乱に巻き込まれて燃えた時、再建すると言われたのに、それ…

「安田善次郎-果報は練って待て」由井常彦

私立銀行では特別な存在である三井銀行に続いた安田銀行に関わったのが吉田善次郎。国立銀行では1、2、4、5の特殊な銀行に続いての法律改正後(資本などの条件が厳しすぎて銀行設立に至らなかった)の復活のち最初の第三国立銀行と安田銀行を同時に作っ…

「金・銀・銅の日本史」村上隆

金・銀・銅の日本史 (岩波新書) 作者: 村上隆 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2007/07/20 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 53回 この商品を含むブログ (17件) を見る 図書館に並んでいたので手に取って(正直教養に類する本という単位では全く知識が…

「古城の風景(5 北条の城」宮城谷昌光

なにか個人的に北条早雲になにかいいイメージがあるらしくて、わりとときめきながら読んでいたんですが(応仁の乱より前から出てくるとどうしても戦国時代の人って感覚薄いんだけどね、あの辺りまではがっつり足利将軍が幅きかせてるしなぁ)、なぜかこの人…

『週刊 ダイヤモンド』2014年10月11日号「民法大改正 知らなきゃ損するサラリーマンの法律入門」

週刊ダイヤモンド2014年10/11号 [雑誌]特集1 民法大改正知らなきゃ損するサラリーマンの法律入門/ビジネスに潜む法律の罠 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/10/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 特集2で触れられていた中電と東電…

「銀行の知識」日経文庫455、伊藤忠明

約20年ほど前の1992年の刊行、このあとに金融ビックバン(私は日本版ビックバンって呼んでた記憶はあったものの、日本以外でもビックバンがあったって知らなかった、でも確かに他国であったからこその「日本版」だよなw)(英国が先行したようです)…

「古代武蔵の国府・国分寺を掘る」府中市教育委員会/国分寺市教育委員会・編

この手の遺跡の本というのはあんまり読んだことがなく、前に読んだ鎌倉街道の本がなかなか難物だったんですが、この少し前に読んでいた武蔵国分寺の本と同じように「国分寺市もうちょっと頑張ってくれ」な内容でした、国府があった(けどどこだったかはさっ…

「霧笛の長崎居留地-ウォーカー兄弟と海運日本の黎明」ブライアン・バークガフニ

霧笛の長崎居留地―ウォーカー兄弟と海運日本の黎明 (長崎新聞新書) 作者: ブライアンバークガフニ,Brian Burke‐Gaffney,山内素子 出版社/メーカー: 長崎新聞社 発売日: 2006/04 メディア: 新書 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る サブタイト…

「地下鉄誕生-早川徳次と五島慶太の攻防」交通新聞社新書61、中村建治

地下鉄誕生―早川徳次と五島慶太の攻防 (交通新聞社新書) 作者: 中村建治 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2013/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 正直基本的にこの本、というよりこの展開は早川徳次に対するところの五島慶太、と…

『原色日本の美術(21 甲冑と刀剣』

昭和45年(1970年)刊行で昭和52年の段階で15版、あれです、ちょっと前に読んでた毎日新聞社の『国宝』とわりと似たようなコンセプトじゃないのかなぁ、こちらは小学館の発刊。大きさが同じだったんですがこれよく大型の辞書とか百科事典にあるサ…

「都市と職能民の活動」日本の中世6、網野喜彦/横井清

「職能」民というのがそもそもちょっと独特の言い回しなんですが、どうも中世の頃には「職」という言葉が今の職人とはだいぶニュアンスが違うらしく、そもそもこれは「シキ」と呼び、「色」や「式」などとも代替されることがあった、と語られていたんですが…

「銚子電気鉄道(下」RM LIBRARY-143、白土貞夫

銚子電気鉄道〈下〉 (RM LIBRARY 143) 作者: 白土貞夫 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2011/06/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 極めて個人的には経路が同じで出資者が共通していたという「銚子遊覧鉄道」を…

「銚子電気鉄道(上」RM LIBRARY-142、白土貞夫

銚子電気鉄道〈上〉 (RM LIBRARY 142) 作者: 白土貞夫 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2011/05/01 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログを見る 読み始めの時点でちょっと文章が読みにくいな、と考えてしまったんですが、本…

『丸の内百年のあゆみ-三菱地所社史(下』三菱地所株式会社

上巻はとにかく丸の内ビル管理にまい進していて、気付いたら独立、戦中戦後には食糧の生産まで手掛けていたことがないでもない(仕方ないよ非常時だしw)三菱地所ですが、正直それも大変面白かったんですが、下巻はさすがに普通にディベロッパーでしたね!…

「古代武蔵の国府・国分寺を掘る」府中市教育委員会/国分寺市教育委員会・編

最近、武蔵府中に興味が出て、いろいろ地域の資料や古代の文献などを読んでいるものの、本来国府と必ずセットになって位置が示されることの多い国分寺の存在がなぜか妙に武蔵国では薄く、でもまあ、地名にはなってるよねぇ? でも発掘されたのは最近とか、道…

「建築探偵 神出鬼没」藤森照信・文/増田彰久・写真

建築探偵 神出鬼没 (朝日文庫) 作者: 藤森照信,増田彰久 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1997/03 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (8件) を見る この中で語られていた目黒雅叙園というのがとても気になったんですが、え…

「日本刀おもしろ話」福永酔剣

今まで見たことのないような刀に関しての逸話がたくさん載っていて、なんでだろう、メモを取ったほうがいいんじゃないか、と考えながら読んでいたら、これはあれか、近代以降の歴史認識では「間違いと見做さざるを得なくなった刀」全般かww蛍丸に関してだ…

「古城の風景(4 徳川の城・今川の城」宮城谷昌光

確かこの間見たNHKの『歴史秘話ヒストリア』では今川氏に送られるはずだった竹千代(徳川家康さん)が織田氏に浚われ、戦争になって今川氏が取り戻した、ということが語られていたものの、織田で一度人質の経験をしていた彼にとってはそれほど辛いもので…

『週刊 ダイヤモンド』2014年10月4日号「円安再燃! いま狙う株・投信外貨投資」

週刊ダイヤモンド2014年 10/4号 [雑誌]円安再燃! いま狙う株・投信・外貨投資 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/09/29 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る なんとなくこれを読みながら確か母親が仕事の関係者に「経済の予想なんて外れ…

『週刊 東洋経済』2014年11月8日号「銀行サバイバル」

週刊 東洋経済 2014年 11/8号「銀行サバイバル/変調! アベノミクス/企業と天才 なぜ知を経営に生かせない/ソニー・ピクチャーズ 「アメリカの魂」はこうして救われた/ひと烈風録 石破茂」 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/11/04 メディア: 雑…

「江戸幕府の代官群像」同成社江戸時代史叢書1、村上直

とりあえず読み終わったもののまず「代官」というのがはっきりとわかっていなかったので(農村を管理するのが主だったということはわかりました)、あれやこれやと冒頭を読み返していたんですが、多分それよりも「越後屋お主も悪よのぅ」「お代官さまこそ」…

「日本証券史(1」日経文庫715、有沢広巳・監修

もともとは1978年(昭和53年)に書かれたもの、ということはあれか、確か高度経済成長期が終わるかどうかの頃か、前に同じ趣旨で作られた『日本産業史』を読んでいたんですがその時に確か「なんでリアルタイムみたいに書かれてるんだ?」と悩みながら…

「図解・超高層ビルのしくみ-建設から解体までの全技術」鹿島・編

図解・超高層ビルのしくみ―建設から解体までの全技術 (ブルーバックス) 作者: 鹿島 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/05/21 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (1件) を見る この本の中で出て来た京王プラザホテルと(今で…

「異郷を結ぶ商人と職人」日本の中世3、笹井正治

この本の刊行が2002年で、このシリーズの編集者に網野喜彦氏が入っているのですが、あー、確かにかつて読んだあのラインの話ですね、正直申し訳ないながら当時はだいぶ「これを信じていいのか悪いのか」という疑心暗鬼に駆られたものですが、どこを見て…

「刀工遺跡めぐり330選」福永酔剣

意外とこの本が新しくて平成6年の刊行だったんですが、正直なところなんとも古臭い感じの体裁が漂うのは著者さんのご年齢のせいか(確か戦場はマニラだったっけ?)。あと新々刀(幕末以降ね)だとそうでもないんですが新刀も古刀も曖昧だよね…。新刀は大雑…

『週刊 ダイヤモンド』2014年9月27日号「激変 お金持ちに学ぶ殖やし方使い方」

週刊ダイヤモンド2014年9/27号[雑誌]特集1 激変 お金持ちに学ぶ殖やし方、使い方//特集2 増加する大人の発達障害 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/09/22 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 前に読んだ限りでは2005年以降に日本の…

『週刊 東洋経済』2014年10月18日号「会社の片づけ」

週刊 東洋経済 2014年 10/18号「会社の片づけ-親の会社を継ぐ売るたたむ/地政学リスクに備える/追悼 宇沢弘文」 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/10/14 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る いわゆる親族への継承と従業員への継…

「多摩の歴史(2 小金井市/東村山市/清瀬市/東久留米市/東大和市」松岡六郎/吉田 格・編集

大雑把に今回は西武池袋線の辺りかな? この前の1巻は中央線沿線で、なんというか正直ちょっと知名度や規模が小さめのところが多かったんですが(行政区分も少し変わってたよね)、ここはすでに昭和50年の段階で全部市制に移行しているし、その後若干地位…