2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「東京・市電と街並み」林順信

市電ってのはまあ、東京以外にも京都だとか広島だとかそういう都市にもあるのですが、基本的にはその土地のものは単に「市電」と呼ばれるんじゃないのかなぁ? どうしてなのかはわかりませんが、こう呼ばれる場合は全て路面電車。 こんな名前なので公営なの…

『仕事学のすすめ』唐池恒二「お客様に誠実であれ」#4<<終>> 九州の魅力を売り込め

正直安易と言われようと、デザイナーの水戸岡さんとJR九州の組み合わせってのは面白いんじゃないかと思うんですが、これ、この番組の中では特に言ってなかったけど要するに九州が「自動車が強くて当たり前」の土地なんだそうなんですよね、そもそも。 だか…

『仕事学のすすめ』唐池恒二「お客様に誠実であれ」#3 こうして異業種に参入せよ

そもそも個人的になんで日韓の高速船立ち上げに参加した方がまた異業種(というか正直いささか乱入っていう気がしないでもないw)であるレストラン業の建て直しまでさせられていたのか、というのが気にならないでもないのですが。 いや、最終的にJR九州の…

「攻防メガ百貨店」日本経済新聞社

個人的に私はあまり伊勢丹(大雑把に百貨店の雄)が好きではないんですが、いや、店舗がとかではなくてこの手の百貨店関係の資料を読んでいて、なんとなく違和感があるというか、ただ、実際に実績を出していることもあって褒めちぎられていることがほとんど…

『仕事学のすすめ』唐池恒二「お客様に誠実であれ」#2 交渉は相手の懐に入れ

なんでもそもそも1987年にJR九州の発祥した時点で、全1万5千人の従業員に対して3千人の余剰人員があったよ、という時点でえらくとんでもない話なのですが。 そのための人員削減案が日韓ルートの開拓ってのもそもそもなんかすごいなぁ。 (どうして…

「現代の百貨店」小山周三

そもそもデパートメントストアという単語を“百貨店”と訳したために日本の百貨店業態は負担を強いられたのではないか、というのが語られていたのは確かこの本だったと思うのですが(曖昧ですみません、大抵数冊は同系統の本を読むもので;)、アメリカのデパ…

『仕事学のすすめ』唐池恒二「お客様に誠実であれ」#1 安全とサービスを創造せよ

とりあえずざっくりJR九州と言うと最近新幹線が全通し、全通と似たような時期から九州の話をする時に「ウチの県どうせ新幹線通ってないしさ」という会話を聞くようになって、なんで新幹線の有無が気になるのかが微妙にわからなくなるのは多分関東民の傲慢…

「地形図でたどる鉄道史 東日本編」今尾恵介

北海道から中部までが東日本、とのことなので、えーと、東海(極めて大雑把に名古屋が含まれています)からが「西日本編」になるのかな? まあ、鉄道に関してはだいたいその辺で分断して語ることが多いようには思いますね。 (多分ですが近鉄が主に関西に展…

『メガスト』イタイプダム:世界最大出力の水力発電

イタイプダム−Wikipedia ブラジルとパラグアイの国境線上に存在する、発電量世界一の“イタイプダム”が取り扱われていたわけですが、なんとなく連想してしまったのが「子はかすがい」、えーとなんというかそもそも建設予定地を人口の急激な増加によ…

「ワールド・ホット・サイエンス/イギリス」

あり? アンチノイズって確か日本でも製品化されてなかったっけか、ということをまず思ったんですが、技術協力とかしたのかなぁ、というかイギリス人の発想力って縦横無尽で面白いなぁ、でも服を透過して人体のみを写すカメラを「裸体」でしつこく表現してた…

「多摩の鉄道百年」野田正穂

まず“多摩”というのがざっくばらんに現在の東京都の23区以外、ただし、多摩群が東京市(当時)に編入されてしまったので若干地域がズレることになります、なんと言えばいいのかな? 山手線より西というか、境い目はあの辺です、まあ乱暴ですが。 (一種の…

「プラチナ・ビーズ」五條瑛

正直言って、話のパーツは精密だと思うし、≪社員≫であるアナリストの葉山の父親代わりの恩師へと寄せる感情には胸をしばしば胸を打たれるし、弟の吾郎だとか、同僚の無口な女性の野口だとか、在日米軍である(純血の日本人なのに中身が完全なアメリカ人w)…

『メガスト』関西国際空港

関西国際空港−Wikipedia 世界で始めての人工島による空港建設例でもって、その後続例があるのかどうかは知らん、にゃ、海岸線の埋め立て空港はあるみたいですけども(でも所詮ネットでさっと調べただけですし)、あと、小さな島に作られた場合も海…

『世界ふれあい街歩き』アビニョン(フランス)

まあなんというかざっくりと「アビニョン虜囚」と言ってローマ教皇庁(法王庁とも言うんだけどね)がここに移されていた時期があるんですけどね、誰がやったかって言うとあれなんだけどね、フィリップ美王なんだけどね、他になにをしたかというとイングラン…

「日本の私鉄13 相模鉄道」カラーブックス・第1シリーズ、柴田重利

そもそも相模鉄道というのは本来神中鉄道として開業していた部分で、と言ったところであまり意味があるような気もしないのですが、なぜか両社大正6年に計画され、さらに大正10年に開業し厚木に到着したのも同年、という不思議な存在の路線が。 昭和16年…

『爆問学問』#44 篠田謙一(分子人類学)

“どこから来たのか ニッポンのヒト”、私はまあ、今現在「国」というものに興味が向いているのですが(近代史やった人間の一部がわりとそうなんですが、ナショナリズムが結構長いこと苦手だった反動かとw)、だからこそ逆に、遺伝子を取り扱っている人が「国…

『爆問学問』#43 宮田亮平(芸術学)後編

“アートのハート 〜芸術は爆発、か?〜”の後編、で、学長サンが答えていわく「でも、昔っから居場所なんてなかったんだよー」と。うんまあ、正直、そっちのほうは興味が薄いもので(一応番組一つ見てますが)、あまり詳しいわけではありませんが、それでも当…

「小田急の駅 今昔・昭和の面影」生方良雄

それぞれのページに少し不思議な形の記号? とかビルの略図のような影があったので一体なんだろうこれ? とちょっと思っていたんですが、読み進んでいってみるとなんでも小田急は駅ごとで切符に入れる改札のハサミが違ったらしく、正直、複数種を使い別けて…

『爆問学問』#43 宮田亮平(芸術学)・前編

“アートのハート 〜芸術は爆発、か?〜”、私みたいなどっちかというと頭でっかちなタイプの人間(多数派ではないとは思うんだけど、結構いるとも思うんだよね)にとって「芸術」というのは要するに、人間の思考回路を具現化したものであろう、ということを思…

『爆問学問』#42 上真一(生物海洋学)

“クラゲ 世界征服計画”っていうかよー、ヒトデって太田さんの冗談ではなかったんですか、それとも彼一流の勘なのですか、「実はあんな成りして意外と知能が」ってなにに使っているんですか知能?! ていうか転がってるだけじゃん! とりあえずクラゲの専門家…

「日本の私鉄2 西武」カラーブックス・第1シリーズ、西尾恵介/井上広和

正直その辺の細かいところまでよく知らないんですが(余所の車両まで手掛けてるとかなら話くらいは聞いたことあるんだけどね)、西武って自社工場でそれなりの量の車両を作れるんだよーん、ということでいいんでしょうか。 修理工場持ってる大手私鉄はわりと…

『ダイナマイト・プロフェッショナル』#3 発電所

えーと、コンクリートは爆破以外で砕くのは大変でしょうが、なにも鉄柱は爆破で砕かなくてもあとからバーナーで裁断してもいいわけだし、鉄の破片が高速で全方向に飛び散るってぞっとしますよね。覆いが出来ない、じゃなくて覆っても敗れるのかもね; 基本的…

「地図のない街」風間一輝

ハードボイルドに分類するのが多分近いんだろうなー、と漠然とは思うものの、それに相応しかったのはせいぜい最後のページ付近の数行といったところで、それもなんだか、全くそこらのチンピラとは格が違う人間が、怒りに駈られて一瞬だけ地上に降りてそのま…

『爆問学問』#41 真鍋真(古生物学)

“恐竜は生きている?”とは言われても正直、子どもの頃に発掘ブームがありまして(古代文明とか宇宙とか、わりと定期的に繰り返しますよねー)、その頃から「鳥類は恐竜の子孫だヨ」ということは聞いているのでちょっと今更感がないでもないのですが。 (見た…

「路面電車カタログ」ヤマケイレイルブックス16、井上広和/楠居利彦/坂正博

2003年の発行なので、なんというか、路面電車にもそれほど青息吐息のところはなさそうというか、それぞれ規模が違うながらも(広電の5連結はさすがにびっくりしたなー; しかも低床車で乗務員が運転手以外にも2名)、まあまあの運営状況なのではないか…

『ダイナマイト・プロフェッショナル』#2 ロンドン

60年代に住民たちの憧れの的であったという高層マンションが、今ではすっかり寂れ、むしろ街の景観を壊している、という説明にはなんの疑問もないんですが、ちょっと待てやこら、2000年過ぎくらいの番組だったとしても何年で飽きたんだ?! (しかも元…

「イエメンものづくし−モノを通してみる文化と社会」佐藤寛

この本自体は土地の風俗を独特の物や食や習慣を通して語る、という本で、あまり興味のない分野の話は退屈でもあったのですが、全体的に総括的で良かったんじゃないかなぁ、とはいえ、服の話は実物見ないとピンと来ないんだよなw えー、あと歴史としてはイエ…

『ダイナマイト・プロフェッショナル』#1 オフィスビル

ところでこれを見るまで実際、どうして段階を踏んでビルが爆破されるのかがちょっと不思議だったわけですが、そっかー、真ん中を先に爆破して続いて周縁部を爆破したらそれは先に爆破したほうに寄りかかっていきますわね。 んで、この回みたいに少し横に広い…

『クローズアップ現代』拡大EU 5億人の成長戦略〜バローゾ委員長に聞く〜

ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ−Wikipedia 一度、この人が「オランダ人もフランス人もポーランド人も」と言っていたような気がしたのですが(日本人にはポーランドとポルトガルって似たり寄ったりに聞こえるのって馴染み薄いからか;)、ポ…

『東京人』2000年07月号「路面電車の走る町」

質量的にも実相寺昭雄氏(鉄道の本とかも出してますが、大雑把にウルトラマン出身の監督さんだろうね、変な人ですよ)(わりと褒め言葉)、泉麻人氏辺りがメインだったのかなー、という気がする現存の路面電車特集。 都電荒川線、かつての王子電車と、東急世…