ヘニング・マンケル
ヨーロッパ(スウェーデン)を拠点に、東南アジアを股に掛け、後ろ暗いところがあるのではないか、ということになるとむしろ日本人辺りのほうがその辺の事情にはピンと来るものなのかなぁ? 正直、この話のネタバラシはかなり後になってからされているんです…
正直この本を読んだ時点で「このシリーズ読んできて良かったぁぁぁぁっ!」と心の底から思ったんですが(それ以前は若干、珍しい国だし、というお付き合い的な感性で読んでいたことが否めませんw)、なんでこんなに違って感じられるんだろう、と思って解説…
リガというのは旧ソ連邦構成国、最初に独立したラトヴィアの首都のことで、大雑把に言うとこの本の舞台になったのはその独立の直後の設定で、まあ、ぶっちゃけましてこの本が実際に当時のラトヴィアの雰囲気を知るのにいい、と言うつもりはないんですけども…
スウェーデンというのは、現在(2010年)実際にどうなっているのかまではわからないんですが、どうもほぼ無条件で移民を受け入れている唯一の国、ということになるようで、人口比が抱えられないほどになっているとか、実際難民認定には到底届かないよう…