2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
中世の神と仏 (日本史リブレット) 作者: 末木文美士 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2003/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (7件) を見る ところで少し前に「神祇信仰」という単語を覚え、なにか重要な神社について…
どちらかというとこの本は学閥、と表現するほうがいいのかなぁ? 東大寺の中にまず南都六宗という仏教の派がありまして、そこに空海の真言宗、最澄の天台宗と加わって八宗、正直ここまでは聞いていたものの「九宗」と聞いてびっくりしたんですが、あ、禅宗か…
建築探偵の冒険〈東京篇〉 (ちくま文庫) 作者: 藤森照信 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1989/12 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (19件) を見る すごく正直に言うと著者さんと建築にまつわる人との会話がところどころに…
戦時改描というのは最近時々聞くようになった単語なんですが(私がその時代の本を読むようになったってのもあるだろうけど、戦後半世紀を過ぎてある程度客観的な研究者の人も増えてきたって認識でいいんじゃないのかな)、大雑把に言うと戦略上重要な地点を…
そもそもカビもキノコも生物の種類としては同じもので、有用菌と毒素を持つ菌も人間が勝手に別けたというか、あくまで人間の体質では(実は植物毒はそもそも人によって効いたり効かなかったりするものも多かったりします、許容量が人によって全く違うっての…
すんごく個人的に卑近な希望の話をすると、この本の巻末で出てきた江戸野菜のイラストと短文紹介をカードにして、東京各地の農協で産地に行くと手に入りますよ(裏は解説とお勧めレシピだな!)というダムカード的な展開にしてくれたら、かなり楽しいような…
タイトルを見るとやっぱり鉄道を思い出す人も多いと思いますが、実際それもありますが思ったよりも、なんだ、東海道の宿場町、舞阪宿が財政破綻して(幕末に行き来が増えたのに補償がありませんでした、これ何度も聞くけどなんでだ?)ぴーぴーとお金足りま…
中世社会と現代 (日本史リブレット) 作者: 五味文彦 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2004/05 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 最近ちょいちょいと見かける権門寺社というのがちょっとよくわかっていなかったんですが、院政…
すごく大雑把に海外との交流ってこの北九州(大宰府とか博多とか)ルートと、それと東北ルートとにばっつり別れてしまうものだと思うんですが、なんか南九州からの上陸とか、沖縄とかのルートって聞かないんだけどもなにか私が理解していない海流とか拠点の…
すごく大雑把に言ってしまえばだいたいのカビは機密性がむしろ高く、湿度が篭もる空間に出現するものであって(プラスチックに生えるカビは乾燥してる場合?)、日本の住居がアルミサッシをどんどん取り入れていったのは間違いだった、ということが主に語ら…
正直ここ数年見た内容と全く傾向が違って非常に面白かった、というか『東洋経済』が得意なのだと思っていた営業係数の表もないのか(営業係数はちょっとややこしいし、算出する媒体によっても違いは出るけど、少なくとも数年の変化ははっきり出るよね)。何…
ちょうどこの辺りのことを読んでいる真っ最中だったので、少し期待して手に取って、タイトルにそぐわなかったわけでも、文章が下手だったわけでも、内容が詰まらなかったわけでもないのだけれども、うーん、なんだろ…。上手く言えないんですが、地域と歴史の…
すごく正直、この本の中でも出てきた「特定の形を形成する配置」というのは一時わりと好きで読んでいましたし、東北にある北斗七星(の神社)なんてのはもうあれは信じるとか信じないとかじゃなくて明言されている上、全てが現存していて実際その形をしてい…
とりあえずこの本の中で一番面白かったのが銚子港の話で、多分「港」って言ってるけど実際には当時は「湊」だったんじゃないのかなー、とふと(神奈川湊ってのがあったのでなんとなくそれ思い出してました、んで近くに新しく開いたのが横浜港)。ご存知鉄道…
中世の日記の世界 (日本史リブレット) 作者: 尾上陽介 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2003/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 日記というとすでにそれ単体で文学になっているようなものは学生時代に教科書で習っているし、継続…
奈良の南都の有力寺院の中で東大寺に次いで名前が上げられるのがこの藤原氏の氏寺である興福寺で、あんまり本がないなぁ、と思いながら借りて来てみたらば大和国の事実上の支配者であるため、『奈良市史』に大きく取り上げられている上、日本の商業史の最初…
1991年発行の第6版、と前書きで言及されていたんですが、他の版とはひょっとして結構内容が違うのかなぁ? ページ数が違うのがちょっと気になった。大雑把に大店法が改正される前で、百貨店の大再編期もまだまだ先、ただ、一度百貨店不況は囁かれたあと…
7割ほど読み進んだ時点で多摩川を扱っているにしてはページ配分が? ということを考えていて、羽村堰(ここで一旦全ての多摩川の水が取水されて、東京都の水源になっているようです)の単語がちらほらと見え始めた頃にやっと気付きましたが、これ、この本、…
古地図でめぐる 今昔 東京さんぽガイド 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2013/11/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る とりあえず江戸時代に5街道というのが制定されたんだけど、まあ道なんてのはずっと古くからあった…
気になったのが水田に植えるというホテイアオイ、これ私が小学校の時にある日いきなり自生してた川から全部持ち去れた挙げ句に「水質浄化になる可能性が」とか言われて今度は実験的栽培してたものだよなぁ(まあ、行政への信頼がかけらもない地域だったんで…
「座る」鉄道のサービス―座席から見る鉄道の進化 (交通新聞社新書) 作者: 佐藤正樹 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2013/10 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る まず本の初めの辺りに「ロザ」「ハザ」という単語が簡単に説明されていた…
黒耀石の原産地を探る・鷹山遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊) 作者: 長門町立黒耀石体験ミュージアム 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2004/09 メディア: 単行本 クリック: 13回 この商品を含むブログ (1件) を見る 非常に古くから人間と縁があって、い…
数年前から神社関係の本を読み始めたものの、正直なところ政治関係の事情や寺院関係の事情などと行ったり来たりするようになるまでほとんどまとまって理解が出来ず、最近もまあ行きつ戻りつ少しずつ読み進めているような風情なんですが、そもそも読み始めて…
ある意味で非常に面白かったのがとある土地に企業が来るとする、まずインフラ負担は行政側であり、つまりその地にいる古い住人からの税収入から賄われ企業はその負担をすることはあまりなく。固有資産税などはその企業に留まって欲しいために低く抑えられ、…
そういえば昔、アメリカの大統領のドラマでアフリカの指導者が「かつての緑の革命を期待しています」ということを口にしていて、当時も確か興味を持って少し調べてみた記憶があるのだけれども、多少なりと専門的な本だと旧知のこととして扱われていて、当時…
東京古道散歩 (中経の文庫) 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 中経出版 発売日: 2010/05/04 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (5件) を見る 東京の「古道」と言われるとまあまずちょっと詳しい人だと江戸の頃の日本橋を基点にし…
国鉄コンテナのすべて〈下〉 (RM LIBRARY 122) 作者: 吉岡心平 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2009/10/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 上巻を読んで「どうも話がすっきりとつながらないなぁ」と思ってたんですが、昭和4…
国鉄コンテナのすべて〈上〉 (RM LIBRARY 121) 作者: 吉岡心平 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2009/09/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る 正直なところ今までの本(貨物系の台車部分を読んで…
昔から歴史趣味なのでどちらかというと伝統芸能色の強い能楽に関して調べていたことはあるのですが(こっちは室町だよな)、江戸の頃に最盛期を迎える歌舞伎にはちょっと食指が動かず、記事の中でたびたび述べられていた役者人気によって支えられていた時代…
全23冊のシリーズで、第1巻が練馬で第2巻が新宿、すごく大雑把に1巻は学術的な内容だったんですが、2巻は通俗的な内容が多く、なんで違うんだろう、と考えていたんですがその辺は著作担当の「練馬郷土史研究会」と「新宿の歴史を語る会」の違いかな、…