2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
福沢山脈(上) (日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 グリーン こ 8-1) 作者: 小島直記 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2011/11/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 前に読んだ福沢諭吉の本では洋学派として分類されていた…
『国宝(8』の工芸品IIIの1984年刊行の朝日新聞社の本? なんて言うんだろうねこれ、いわゆる教科書サイズの倍みたいな感じの、うーん、ハードカバーなのかそれとも図書館のほうで補強修復されているのか(なにもかも曖昧すぎる)。ちなみにアマゾンの…
タイトルを打ち込みながら一向一揆に関連したところなにが出てきたかなぁ、と思い出そうとしたものの、ひょっとして本の中で出てきていた城郭を持つ寺関係(これがある程度なりわかる形で残っているのって珍しいんだって)がそれだったのかな、とようやく気…
明治2年の時点での為替会社というのをこれを読むまできちんと知らなかったんですが、兌換紙幣にしたところいわゆる取り付けにあって一瞬で破綻し(幕末に乱造された紙幣を金に取り替える手段にされたってことだよね)(そもそものちの安田銀行の言ではない…
上越新幹線物語1979―中山トンネルスピードダウンの謎 (交通新聞社新書) 作者: 北川修三 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2010/06 メディア: 新書 クリック: 10回 この商品を含むブログを見る そもそも専門家向けのトンネル技術の文章は時々書いていた方…
勧工場、もしくは勧業場(民間のものですね、そのうち同じく勧工場に)と呼ばれた博覧会の跡地に作られた商品展示場は話には聞いたことがあったんですが、一時期日本全土に、という勢いで増えて行っていたのは知らなかったですし、その後ほぼ一斉に消えてい…
週刊ダイヤモンド2014年9/6号[雑誌]特集1コンビニ超進化/10兆円市場争奪戦/セブン-イレブン、ローソン、ファミマ、サークルKサンクス、ミニストップトップ5社の社長を直撃! /特集2ファミレス復権・居酒屋千鳥足/企業/スカイマークが抱えるリース債務の時限爆…
週刊 東洋経済 2014年 10/11号「新聞テレビ動乱/黒子の奥義 パルコ、スバル/円安効果はどこへ消えた?」 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/10/06 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (3件) を見る まあ大雑把にフジテレビの凋落(と、現在まで…
この本を読んだ理由はあれ、庶民と職人の関係に関してちょっとでも出てこないかなー、というようなことを考えてだったんですが、市場からしてすでに遠いし当時はまだ物々交換が主流だし(備前周辺の話で喧嘩の場に太刀が出てきたんだけど、正直この時代の庶…
んー、うーん、要するにこの本では籤引きってのは神意の演出としての手段だったんじゃないのかな、ということが触れられていたってことになるのかなぁ。何回も引いていたとか、用意した時点で恣意があったとかの解釈の幅はあったけど瑣末な気がする。幼児3…
伊豆急100形―誕生からラストランへ (RM LIBRARY(34)) 作者: 宮田道一,杉山裕治 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2002/05/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る 伊豆急が鉄道会社として誕生したの…
もともと海運の歴史を読みたいなー(もうちょっと言えば日本郵船の歴史)、というつもりで手に取ったんですが、すごく大まかに便宜置換国問題と、船員のコスト安によりまともに経営しているととてもではないけれど太刀打ち出来ない、しかしさすがに安全保障…
47都道府県の「幕末・維新」 (だいわ文庫) 作者: 八幡和郎,造事務所 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2013/11/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る そもそもかつて藩は300余りも存在し、それを幕末から明治…いつくらいまでやってたっけ地域…
工部省というのは明治3年にイギリス人のエドモンド・モレル氏の建策にて作られた、なんていうのかなぁ、本の中では技術官僚と呼ばれていた人たちを一つのところに集めていくつかの建設関係の仕事を請け負っていたところ、ということになるのかな。初期の頃…
明治維新とイギリス商人―トマス・グラバーの生涯 (岩波新書) 作者: 杉山伸也 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1993/07/20 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (5件) を見る 正直そう特別な「歴史的人物」ではないものの、今ま…
この巻では主に三河の周辺をうろうろというかぐるぐるしていたんですが、うーん、なんかほとんど資料というか逸話を引き出すきっかけになっているだけで、ほとんど城がどうのって感じではなかったんですが、読み終わって本をまとめようとして調べてみるとい…
中世のみちと都市 (日本史リブレット) 作者: 藤原良章 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2005/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る そんなに悪い本ではないと思うんですが、というより、わりとわかりやすい…
上巻でも東京海上そのものの誕生から語られていたためにロンドン支店が出てくるまでにだいぶ時間が掛かったんですが、下巻でも早々に支店の閉鎖を決めてしまい、この本の二人の主人公のタッグによって国威のためにロンドンに支店を置きたいという本社をねじ…
この間、確か『日本産業史』を読んでいた時だったかな? 井上馨や渋沢栄一を中心として鉄道(最初に作られた新橋-横浜)を払い下げようとしていたものの、明治9年の時点でその資金源が断たれてしまい、と説明されていたんですが。これが金録公債(明治9年…
N電―京都市電北野線 (RM LIBRARY (33)) 作者: 吉川文夫,高橋弘 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2002/04/01 メディア: 単行本 クリック: 8回 この商品を含むブログを見る そもそも京都市電は「あれだけは本当に残しておくべきだった」としみ…
ところで少し前から「三井と三菱はどっちがマシか」ということが地味に気になっているんですが、この見事な一長一短というか。三井贔屓の人は三菱が気になるし、三菱贔屓の人は三井が気になるし、みたいな。この著者さんはあくまでも日本の資本経済を語る上…
もともと日本で始めての海運会社が日本国蒸気郵便という名前で、それを三菱商船が吸収し、その後共同運輸というライバル会社が出来て、そこと合同したのがこの日本郵船。まあ要するに日本の海運の歴史のほとんどを占めているみたいな来歴なんですが。なぜか…
もともと足利幕府において(でも三管領の家とは別なのね? 三管領は細川、畠山、斯波)有力だった、山名と細川が分裂したことが応仁の乱の原因だと「誇張されている」ということを少し前に本で読んだのですが、まあ実際、そこが割れなければ少なくとも実際に…
刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書) 作者: 鈴木真哉 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2000/03 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (7件) を見る 居合いの経験者で業界人にも知り合いが多く、日本刀の絶対神話にうんざりしてい…
正直この手の本がそこまで苦手なわけでもないつもりだったんですが、ひたすら制度の観点から述べられていて現実の状況がフィードバックして来ないのでなかなか頭に入らず、まあ、日本の3大土地改革が大化の改新、太閤検地、んでこの明治6年から前後して行…
もともと戦前の財閥の本を読み始めて、信託銀行がキーワードになっている銀行の周辺の事情がよくわからないのでこの本を手を伸ばしたもののまず信託とはなにか、というかなり根本的なところからわからず。 「日本の信託」は英米で発展した制度とは違うものら…
建築探偵 雨天決行 (朝日文庫) 作者: 藤森照信,増田彰久 出版社/メーカー: 朝日新聞社 発売日: 1997/02 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (7件) を見る 初っ端から名古屋の「中村遊郭」という土地が出てきていて、これはなんで…
岩崎弥太郎と三菱四代 (幻冬舎新書) 作者: 河合敦 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/01 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 58回 この商品を含むブログ (20件) を見る まあちょっと正直、説教臭いというか教条的というか、そんなところが気にならない…
すごく大雑把に「私有」鉄道と「国有」鉄道の問題がメインで語られていたのではないかと思うのですが、要するに結果的にこの辺が明治39年の私鉄国有化によって決着が付いたってことでまとめてあるのかなぁ、と。まあやっぱり鉄道の父と呼ばれる井上勝氏が…
2002年の刊行で網野善彦さんの名前は前から日本の中世史の本で時々お名前を見掛けていたんですが(実言うとヨーロッパの中世の本探す時に検索引っ掛けたんですけどもw)、当時はちょっと尖がったテーマだった中世の本もすっかり増えたよなぁ。それより…