2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
北の保線―線路を守れ、氷点下40度のしばれに挑む (交通新聞社新書) 作者: 太田幸夫 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2011/08 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る 北海道の保線作業員の方の本なんですが、実際…
正直鎌倉時代に関しての治世の評価に触れた本というのはあまり読んだことがなくて、これも昨今の中世再構築の一貫なのかな、と思いながら読んでいたんですが、よく考えたらこれと平行して読んでいた室町時代の本で他の武家政権よりも室町幕府が圧倒的に劣っ…
熊野、稲荷と続いてのシリーズ3巻めなんですがこのシリーズで通して「大神」って表現になっているのが正直さすがに意味がわかるような気も。あれなんですよね、そもそも祭神があまりはっきりしないということが明言されているんですが(応神天皇とその母親…
正直この本を読み始めた時点ではあまり家業(まあ美術関係とか刀目利きとか細工とか)には関係ない内容なのかな? と思ったんですが、どうも最後まで読んでいくと光徳と光悦というニ系統がこの時期に本阿弥家の中に存在していたらしいことがわかる。で、そう…
週刊ダイヤモンド2014年11/15号[雑誌]特集1 ビジネスマンの必須教養「宗教」を学ぶ/佐藤優が指南「宗教で読み解く国際ニュース」/「イスラム国」とは何者か/特集2 タイを超える自動車生産拠点 メキシコ大躍進 最前線 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日…
そもそも始めて知る概念が多すぎて私はどうもこの本の本題の部分にまで至らなかったような気もしないでもないんですが、とりあえずぶっち切りでびっくりしたのが「神神習合」でした、あれです、「神仏習合」以前に渡来の神(しん)の概念と日本の「かみ」の…
洋館を訪ねる (プレイブックス・インテリジェンス) 作者: 妹尾高裕 出版社/メーカー: 青春出版社 発売日: 2003/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この前に「建築探偵」の4冊シリーズを読んでいたんですが、ガイドブック的な意味だとまとまって…
鉄道史叢書の1冊ではあるんですが、鉄道に関しては結局井上勝氏が関わった「詐欺事件」くらいしかなかった気がするというか、うーん、一番精度が高かったのは黎明期に近かったために中央卸売市場の発祥そのものから語られていた卸売市場でしょうか。ちょっ…
天下統一の城・大坂城 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 中村博司 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/02 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る んー、今の時点でもうちょっと読んでもいいかな、という気分なんですが(岩波新書で『…
鎌倉か室町時代辺りに出来たと言われていてあまり一般的に語られているわけでもない日本刀の分類に5伝というものがありまして(目安みたいな感じだしね)、その中に大和伝と美濃伝というものがあるんですが、この場合はその認識のほうがわかりやすいんじゃ…
水戸と言えばとりあえず納豆と「水戸黄門」ですが、この黄門というのが権中納言という地位であって御三家の一つである水戸藩主がよくその地位にあったらしいこと、それとあと、水戸黄門のドラマで「天下の副将軍」という呼称をしているものの、そもそもそん…
週刊 東洋経済 2014年 12/6号「マンション防災・修繕・管理 完全マニュアル/外食、苦しむ! /ゼンショー小川賢太郎 すき家へのブラック批判にすべて答える」 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/12/01 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る …
宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵 (祥伝社黄金文庫) 作者: 松浦昭次 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2005/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (6件) を見る 面白かった、というには理屈が全く…
銀行の社史だと前に『三菱銀行史』の戦前の部分だけ読んでいるんですが、まあ、あの、比べると普通の銀行ですよね、やっぱり。というか、銀行だと金融関係の部分も多くなってくるものだと思うんですが、時々名前が出てくる横浜正金銀行というものが作られま…
最近少し話を聞くことも増えた長州ファイブとか、日本の展示が始めて行われたパリ万国博覧会などとちょうど時代が同じ。薩摩藩から送られた、えーと、17人の少年青年たちの本なんですが(第2弾第3弾の人たちも人数が少ないながら出てきたんですが、もう…
九十九里鉄道―潮騒の浜へゆくキドー (RM LIBRARY (37)) 作者: 白土貞夫 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2002/08/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログを見る ああ、そっか、この著者さん同じレーベルの「銚子…
これ、「鋳物師」という単語だけで引っ掛けたのでまあ論文集だろう、みたいなつもりで借りてみたんですが(名古屋大学の本だったし)、駄目でした、生資料でした、そもそも原文は眺めていたに等しくほぼ全く読めてはおりません!堂々と「まあ偽書ですね」と…
大友宗麟の戦国都市・豊後府内 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 玉永光洋,坂本嘉弘 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2009/03 メディア: 単行本 クリック: 9回 この商品を含むブログ (1件) を見る この本の中に出土品として出てきていたメダイというものをよ…
週刊ダイヤモンド 2014年 11/8号 [雑誌] 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/11/04 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る うーん、この特集は正直表層的というか安価な値段設定でで人を集めるだけ集めて放置しているとか、高所得者層を取り…
[図説]比べてわかる! 日本の仏教宗派 宗祖・教えから仏事作法まで 作者: 永田美穂 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2012/11/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 日本では仏教は主に13宗が存在し、と語られていたんですが…
面白かったのが長州にあったという奇兵隊、極端に防衛線が伸び続ける中で軍事力を増やすために農民の参加を認めたそうなんですが(ただしいい意味でも悪い意味でも士族と同様に処遇したらしいです、農兵だと普通は強制参加だから多少なりと手加減するものな…
東海道新幹線は横浜駅には寄らずに(そういや今の桜木町駅である初代横浜駅も大概港寄りでしたが、なんだかんだと今の横浜駅も港寄りに蛇行してるのか、こうして見るとわかりやすいね)、新横浜駅からさっさと抜けてってしまい、東海道線はかつて熱海ではな…
私そもそも東山文化そのものからわからないままこの本を手に取っていたんですが(大雑把に言うと足利3代将軍である義満の時代の観阿弥・世阿弥親子もこっちの流れかな、と勘違いを、まあ時代は近いし能楽も東山文化に含まれるみたいなんだけどね)、足利8…
1957年(昭和27年)の刊行、正直、この辺の資料って今まで読んできた中世関係の本の中で見たことないんですが資料が分析出来ないのか忘れられたのか、あくまで途中までながら具体性があってすごく面白かったので残念でならないなぁ。というか、わりと…
この中で「正宗に関してはいかがわしさを感じている人が多い前提で語らなくてはならないのか」というようなことが語られていたんですが、正直まあそんな感じですかね、そもそも日本刀に関してはある程度読んでいると説が一定でない上にその説同士が全くすり…
<出雲>という思想 (講談社学術文庫) 作者: 原武史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/10/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (26件) を見る 当然古代史の本だと認識して手に取ったところ、いわゆる近代に展開していた祭神…
週刊 東洋経済 2014年 11/1号「分裂する大国 アメリカ」 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/10/27 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る オバマ政権に関しては正直始まって少し経った時点から「どん底」と報道されていた記憶がありまして…
この本の中でも出てきた東京市街鉄道(都電のルーツの一つの私鉄です)や、彼の子飼いだったという小田急電鉄の創設者である利光鶴松の存在などからふと興味を引かれて手に取ってみたんですが、う、うーん、もともと鉄道史から財界に、そこから思想史と金融…
まあすっごくぶっちゃけ、知らないこと一つもなかったんですが、参考文献見たらだいたい読んでるところが被ってたので「そういうことかな」というふうに納得したんですが、要するにあれですよ、ブラタモリとか街歩きとか凸凹地形とか。(の直接の系統ではな…
どうも正直ここに出てきていた紫香楽宮というものがまずよくわからなかったんですが、同じシリーズにある同じく近江が主題の『藤原仲麻呂がつくった壮麗な国庁・近江国府』との前後関係も恥ずかしながらよくわからず、とりあえずここの関係者である聖武天皇…