2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「無蓋ホッパ車のすべて(上」RM LIBRARY-151、吉岡心平

無蓋ホッパ車のすべて(上)〔RM LIBRARY151〕 作者: 吉岡心平 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング 発売日: 2012/02/21 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 本では有蓋と無蓋で別になっていたんですが(有蓋のところにタンク車…

「完訳フロイス日本史(1」将軍義輝の最期および自由都市堺-織田信長篇1、ルイス・フロイス

完訳フロイス日本史〈1〉将軍義輝の最期および自由都市堺―織田信長篇(1) (中公文庫) 作者: ルイスフロイス,松田毅一,川崎桃太 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2000/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (15件) を見る …

「冶金考古学概論」神崎勝

そもそもこの冶金(治だと思ってましたw)という単語の意味を読み終わったあとも知らなかったので今検索してみたんですが、鉱石から金属を精製、加工すること、と挙げられていたんですが、砂金も含めていいものかどうかがちょっとわからない…。あと、私には…

『奈良市史』通史1

さすがになんで唐突に『奈良市史』を読み始めたのかというと、興福寺という奈良にある寺のことを調べようと思ったらばあまり良い資料がなく(さすがに大きな寺なのであるにはありますよ)、参考文献を眺めていたらば挙げられていたのが市史だったから、とい…

「江戸300藩 物語藩史 関東篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 関東篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/01/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 北海道・東北篇に続いての刊行ではないかと思うんですが、ここまでは北から順で、このあとは近畿になって…

「落日の豊臣政権-秀吉の憂鬱、不穏な京都」河内将芳

とりあえず徳川家康と睨み合いになっていて地震に遭い、みたいな話は聞いていたものの、それが「文禄」から「慶長」に元号が変わった時期というのはちょっと認識していなかったんですが、あれ、そういや慶長年間って豊臣秀吉のほぼ晩年なのか…。文禄の役があ…

「京都のお寺神社謎とき散歩-歩いて訪ねる古都のご利益さん」左方郁子

まあ正直なところこの人の「お寺神社」ではないほうの『京都謎とき散歩』を読んでいた時には出版年のわりにはというか、だいぶ更新されていない内容に面食らったようなところはないでもなかったものの(しかしそもそも、お寺神社ではないほうの巻ですでに結…

「箱根の山に挑んだ鉄路-『天下の険』を越えた技」交通新聞社新書032、青田孝

箱根の山に挑んだ鉄路 (交通新聞社新書) 作者: 青田孝 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2016/01/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る すごく大まかに関東から関西の地に行く場合に山脈があって、というニュアンスで読んでいたんですが、…

「江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇」山本博文・監修

江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2014/11/06 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る まあざっくりこの前に読んでいた「外様大名」が面白かったんでもうちょっと読んで…

「廃城をゆく」イカロスMOOK

平成22年の刊行(最近平成表記減ってるよねぇ、昭和期だと多いです)、なのでえーと、6年くらい前、城マニアという人たちがすでにいらして、ただこの本の中で取り上げられていた竹田城はまだ特に知られてはいなくて、なんでもその中にさらに観光地化され…

「神武と応神「祟り王」の秘密」新史論/書き替えられた古代史2、関裕二

あれですね、私1巻の内容を勘違いしていて北九州に大和の出先機関があると主張していると思っていたんですが、北九州にヤマト政権と同じ形式のミニ施設があったことをその根拠として「我々こそが倭国(ヤマト)の支配者である」と偽称した卑弥呼率いる邪馬…

「武士と荘園支配」日本史リブレット24、服部英雄

武士と荘園支配 (日本史リブレット) 作者: 服部英雄 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2004/10 メディア: 単行本 クリック: 10回 この商品を含むブログ (2件) を見る これがなんの本か、ということを改めて考えた時に(要するに武士に関わる環境を上から…

『日本の美術216 大宰府跡』石松好雄・編

そもそもこのシリーズが「日本の美術」だったのでどういう観点で大宰府が扱われているのかわからなかったんですが、うーん、特にデザイン方向からのアプローチではなくて普通に遺跡発掘メインということでいいのかなこれは。考えみれば古代史に関してや遺跡…

「京都謎とき散歩-古都1200年のロマンを訪ねて」左方郁子

すごく正直、読み始めた時点のオカルト絡みの話なんかはそんなに悪いとは思わなかったんですが政治絡みの話がなー、なんともなぁ。日野富子のことを再評価するみたいなところは悪いとは言わないんですが(だってあの人、応仁の乱の初期には争う理由がそもそ…

「新幹線、国道1号を走る-N700系陸送を支える男達の哲学」交通新聞社新書009、梅原淳/東良美季

新幹線、国道1号を走る―N700系陸送を支える男達の哲学 (交通新聞社新書) 作者: 梅原淳,東良美季 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2009/10 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (3件) を見る 正直タイトルは輸送になっている…

「外様大名40家-「負け組」の処世術」榎本秋

外様大名40家―「負け組」の処世術 (幻冬舎新書) 作者: 榎本秋 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (3件) を見る 大雑把に新書は軽めおやつとして読んでいるのでそれほど手に取ったことに大した意…

「斧の文化史」考古学選書6、佐原真

とりあえず話の基本になるのが石斧と鉄の斧による作業時間がだいたい4倍程度の差しかない、というところになるのではないかと思うのですが、このあとに読んだ本で見た打製石器(これが俗に言う旧石器時代)と研磨石器(新石器時代)の違いだとどのくらいに…

「「神と鬼のヤマト」誕生」新史論/書き替えられた古代史1、関裕二

とりあえずほぼ全面的に受け入れられそうなのが纏向遺跡(邪馬台国の有力候補の片割れ)が平和的に形成されたんだと思うんだよね、という部分、これは今までの説も遺跡もきちんと踏まえてて正直わかりやすい。で、明言されているというほどではなくても邪馬…

「地形で読みとく合戦史」谷口研語

ところすごく正直この本は全然面白くなかったんですが、その理由を大雑把に言うと連続した戦が地形によってどのような影響を受けたのか、ということを知りたくて(そうなると当然、戦略とか戦術とか出てくるしな)、手に取ったというのに「○○の地形に関わる…

「秀吉の朝鮮侵略」日本史リブレット034、北島万次

秀吉の朝鮮侵略 (日本史リブレット) 作者: 北島万次 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2002/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (2件) を見る そもそもさすがに愚行として教科書でも挙げられていたので記憶にはあったも…

「京都洛西・洛北散歩22コース」京都史跡見学会・編

この前に同じシリーズの「洛中散歩」を読みまして、あともう少し京都の地形に関わる本を、と図書館を検索していたら「洛東・洛南散歩」が出てきていたので次はそれを読んでみたいかなと思います(予約済み)。それと凸凹地形本と、古地図も予定中。で、大雑…

「地形で読み解く鉄道路線の謎 首都圏編」竹内正浩

『地形と鉄道』という本だと他にも凹凸系の本があるんですが(よく考えたらあっちの今尾恵介氏もどっちかというと地形というより地図系だっけか)、こちらは凹凸や地図にも言及されるもののどっちかというと都市計画なんかをメインにした資料系。前に道路と…

「古代を考える-近江」水野正好・編

これと前後して京都の洛北・洛西の散歩本を読んでいたんですが、洛西の辺りを語っているうちに近江の地域と話が混ざってきて「近江の散歩本で紹介していますのでそちらも是非」みたいなことになっていましたし、あと、ここの中に出てきた氏族が「愛知」って…

「天下の副将軍-水戸藩から見た江戸三百年」長山靖生

そもそも水戸徳川家が御三家になったのが一番遅かったというのはちょくちょく話に聞いているものの、「御ニ家」ってわけでもないだろうしなぁ、と半ば冗談のように考えていたんですが、あ、徳川家と紀伊徳川家、尾張徳川家で御三家だったのか、納得。初期の…

「京都洛中散歩21コース」京都史跡見学会・編

基本的にだいたいこの手の本を読む人はそうだと思うんですが、なにも歴史雑学を手に入れるつもりではなくて土地の起伏やつながり、連続性に関して読めたらいいな、というのが動機なんですが(これ、自分が好きなコースを見つけるのが主題であって、一日多く…

『日本の美術66 古代の瓦』稲垣晋也・編

日本の建築においては「屋根」に対しての拘りがあまりないのですが(西洋建築だとまあまずそこがメインなんだよね)、むしろこの瓦が圧倒的すぎて他の選択肢があまり一般的ではなかったというのが要因としてあるのかもなぁ。てか、なんで西洋では瓦が一般的…

「世界航路へ誘う港市・長崎・平戸」遺跡を学ぶ038、川口洋平

シリーズ「遺跡を学ぶ」038 世界航路へ誘う港市・長崎・平戸 作者: 川口洋平 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2007/07/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 13回 この商品を含むブログ (1件) を見る 前から九州の大宰府、博多なども読んできて一…

「首都江戸の誕生-大江戸はいかにして造られたのか」大石学

江戸が首都であったと見做していると言うと「そもそも首都とはなんぞや」という疑問が出てくるのはどこの国の歴史を見ていてもわりと当然のことなんですが(君主制であって君主の居住地と政治の中心地が違うケースもままあるし)(アメリカも意外と悩ましい…

「近代日本交通史-明治維新から第二次大戦まで」叢書・現代の社会科学、廣岡治哉・編

この少し前に読んでいた『日本交通史』が1992年(平成4年)に刊行されて、こちらの本か1987年(昭和62年)か。で、正直なところ現在2015年もそこまで進んだ分野とは言い難いらしいんですが、少なくとも個別論文くらいしかなさそうだな…。鉄道…

「明治維新の政局と鉄道建設」田中時彦

正直なところ、読み始めた時点では知ってることばかりかなぁ、と思ったんですが(鉄道の本って基本的にまず東海道線が完成した辺りまでを扱い始めること多いしね)、明治政府になる以前の幕府とアメリカの間で交わされた契約の詳細とか、そのためにアメリカ…